【21選】世界的人気アーティスト、エミネムの覚えておきたい名曲ご紹介！

日本にも熱狂的なファンが多いエミネム(Eminem)は、現代のヒップホップ業界のトップに立つアーティストです。

楽曲の数はリリースされているだけでも300曲ほどもあり、そのほとんどが名曲と言われ、各国の音楽ランキングでも上位に君臨しています。

今回はファンのリアルな声を参考に、世界中で注目されているエミネムの代表曲から人気曲まで、21曲を厳選してまとめてみました。

これから紹介する21の楽曲をより楽しめるように、まずはエミネムがどのようなアーティストなのかを紹介します。

エミネムが生まれたのはアメリカのミズーリ州にあるセントジョセフという都市で、ミシガン州のデトロイト出身です。

幼い頃はかなり貧しい生活を送っていたようで、父親に捨てられて母親と暮らしていましたが、弟と共に虐待を受けていたという過去があると言われています。

12歳まで各地を転々としますが、いじめや自殺未遂を経験するなど、かなり過酷な幼少時代を送っていたという噂があるようです。

そういった環境の中でヒップホップに親しみ、ヒップホップを好む層と時間を共に過ごすようになりました。

14歳頃からMCバトルやコンテストに出場するようになり、1997年に自主制作した音源『The Slim Shady EP』が売り上げ2万枚を達成します。

また同年にはロサンゼルスで開催されたラップ・オリンピックで準優勝するなど、その才能を発揮していきました。

この時点で業界から注目されていましたが、ドクター・ドレーというヒップホップ界の有名プロデューサーに才能を見出されたことで、世界中のヒップホップ・ファンに衝撃をあたえることになります。

ドクター・ドレーのレーベルと契約した後『The Slim Shady EP』でデビューすると、いきなりアメリカのビルボードチャートで最高2位までランクインしたのです。

そのラップの技術はもちろん声質やメロディセンスから音楽ファンはもちろん、音楽業界の関係者をも魅了していきました。

それまでヒップホップは黒人の音楽と言われていましたが、エミネムは白人です。

それまで白人で成功しているラッパーはいませんでしたが、エミネムの存在によって、ヒップホップ界に革命が起きました。

彼の才能はそれくらい、音楽業界にとって非常に大きな衝撃をあたえたのです。

エミネムがどのようなアーティストなのか簡単に紹介したところで、次は彼の楽曲を厳選して21曲紹介します。

名曲揃いの収録アルバムも一緒にまとめました。

アルバムごと通して聞いてみることもおすすめです。

タイトル：Lose Yourself
リリース年：2002年
収録盤：Music To Be Murdered By

エミネムの代表曲とも言える『Lose Yourself』は、彼が出演している「8 Mile」という映画の主題歌にもなっています。

2003年度のアカデミー歌曲賞も受賞しており、ヒップポップのアーティストとしては初めてのアカデミー賞受賞にもなりました。

ピアノサウンドのイントロはどこか悲しく、楽曲全体を聞いて恐怖や狂気を感じた方も多いのではないでしょうか？

彼を語る上では外せない名曲です。

タイトル：Love the way you lie
リリース年：2010年
収録盤：Recovery

Love the way you lieはR&Bの女性シンガーRihanna(リアーナ)とのコラボ・ソングで、ひとことで失恋ソングとは言えない内容になっています。

エミネムのラップはかなり力強く、言葉の破裂音とリズムの音とが見事に融合し、心地よくも鬼気迫るようです。

タイトル：Not Afraid
リリース日：2010年
収録盤：Recovery

7枚目のアルバム『Recovery』の中でも人気の高い楽曲である『Not Afraid』は、名プロデューサーNot Afraidと共に作られました。

エミネムの代表曲の1つです。

強いメッセージを感じる歌詞ですが、日本人には馴染みのない意味の言葉を持っていたり比喩を多用していたりするため、和訳がかなり難しいとされています。

はじめはPVと一緒にみると馴染みやすいかもしれませんが、サウンドだけでも圧巻の迫力に魅了される音楽ファンはかなり多いでしょう。

タイトル：Without Me
リリース年：2002年
収録盤：The Eminem Show

『Without Me』はアルバム『The Eminem Show』に収録されましたが、ローリングストーンズ誌によるベストアルバム500のうちの1枚に選出された名盤です。

コメディ・ソングの要素が含まれている、サクサク進むテンポ感のよい楽曲になっています。

タイトル：Rain Man
リリース年：2004年
収録盤：Encore

彼の才能を見出したドクター・ドレ―も参加している『Rain Man』は、けだるい雰囲気のサウンドに肩の力が抜けた楽しいラップを味わえます。

収録されているアルバム『Encore』はエミネムの中でも名盤とされており、必聴と言えるでしょう。

タイトル：The Monster
リリース年：2013年
収録盤：The Marshall Mathers LP 2

『The Monster』は『Love the way you lie』と同様に、Rihannaとのコラボ曲です。

当初はアメリカのシンガーソングライターBebe Rexha(ビービー・レクサ)が自分のアルバムのために書き下ろした楽曲でしたが、レーベルから許可が下りずエミネムに渡ることとなりました。

世界中の音楽ランキングでトップに君臨しています。

耳馴染みのよいメロディを歌うRihannaの声と、激情を感じるラップを奏でるエミネムのコンビネーションが心地よい1曲です。

タイトル：Rap God
リリース日：2013年
収録盤：The Marshall Mathers LP 2

『Rap God』は2019年12月に亡くなった人気ラッパー、Juice WRLD(ジュース・ワールド)とのコラボ作品です。

この楽曲のラップはとにかく高速で、31秒の間に224ワードを発したことで自らのギネス記録を更新するという伝説も残しました。

この高速ラップに彼のクオリティで付いていけるラッパーは、かなり限られていると思います。

ただ高速なだけでなく、フックとなるブレイクも最適なタイミングで用いているところが圧巻といえるでしょう。

タイトル：When I'm Gone
リリース年：2005年
収録盤：Curtain Call：The Hits

ベストアルバム『Curtain Call：The Hits』に収録されている『When I'm Gone』は、エミネム自身の人生も歌われている楽曲です。

彼が送ってきた人生があったからこそ、生まれた曲と言えるでしょう。

どこか切なく悲しいサウンドの中に、泣き叫ぶ寸前のようなエミネムの抒情的なラップが心を揺さぶる1曲です。

タイトル：Mockingbird
リリース年：2004年
収録盤：Encore

『Mockingbird』はピアノのノスタルジックなサウンドが心地よい楽曲です。

自身の妻子を想って書いた嘘偽りのない赤裸々な歌詞に、涙した方も多いのではないでしょうか？

MVにも子どもの映像やニュースの映像などが映されています。