遁走曲(とんそうきょく)の意味とは?簡単に解説!

遁走曲とは?まず、読み方はわかりますか?「とんそうきょく」です。遁走曲(とんそうきょく)と言われても、ピンとこないかもしれませんが、フーガのことです。ここでは、遁走曲(とんそうきょく)について簡単に、分かりやすくご紹介します。

記事の目次

  1. 1.遁走曲とは?

遁走曲とは?

遁走曲(とんそうきょく)とは、フーガのことを指します。

フーガとは、対位法的な音楽形式の一つで、主題を複数の声部や音程で繰り返し演奏する形式の音楽のことです。

声部の数により、「二声のフーガ」「三声のフーガ」などと表現され、数字が大きいほど声部が多くなり、重厚な音になります。また、主題の数により「二重フーガ」「三重フーガ」などと呼ばれます。

フーガはバロック時代に確立され、J.S.バッハにより頂点に達するまでになりました。
J.S.バッハの代表的なフーガの作品を一部ご紹介します。

  • 平均律クラヴィア曲集
  • フーガの技法
  • トッカータとフーガ ニ短調
  • 小フーガ ト短調
次の動画は「トッカータとフーガ ニ短調」です。どこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。

フーガの構造

ここでは、フーガの構造を三声(主声部、声部2、声部3)のフーガを例に、ご説明します。
※表中の数字は、演奏順を表し、(A)~(C)については以下を表しています。

  • (A)提示部(主唱提示部/応唱提示部)
  • (B)嬉遊部(エピソード)
  • (C)追拍部(ストレッタ)

 
主声部 A B   A B   C
声部2   A B   A B C
声部3     A B   A C

①. 主題を主声部が演奏します(A:主唱提示部)。

②. 主声部とは別の声部(ここでは声部2)が、①とは異なる調(一般には属調)で主題を演奏します(A:応唱提示部)。
また、主声部は、声部2との調和を取りながら主題でない旋律を演奏します(B:嬉遊部)。
嬉遊部は、全声部で応唱する際の「間」を取り持つための部分で、作曲家独自のアレンジが施されていることが多いです。

以降、同様に全声部が最低でも1回は応唱(主題とは異なる調で主題を演奏)します。

⑦. ②~⑥で主応唱と嬉遊を繰り返したのち、曲の終わりに向け、主唱が終わらないうちに応唱を重ねます(C:追拍部)。

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