音楽理論書『コード理論大全』は基礎的内容が体系的を網羅!内容について簡単にご紹介

今『コード理論大全』という音楽理論書が、音楽家たちの間で「分かりやすい!」「表現が的確!」と話題になっているのをご存じでしょうか?購入を迷っている方も多いでしょう。基礎的内容が体系的に網羅されている『コード理論大全』の中身について簡単にご紹介します。

記事の目次

  1. 1.音楽理論書『コード理論大全』
  2. 2.音楽理論の基礎的内容とは?
  3. 3.『コード理論大全』購入者の声
  4. 4.まとめ

音楽理論書『コード理論大全』

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『コード理論大全』は音楽研究科であり作家である清水響(しみず きょう)によって書かれた音楽理論書です。

ロングセラーであり愛読している音楽家も多く、分かりやすい・面白いと高い評価を得ています

クラシックだけでなく、普段ポップスやロックなどを演奏する多くのプレイヤーも入手しているようです。

各方面から人気であり話題の『コード理論大全』ですが、どのような魅力を持った内容の書籍なのでしょうか?

簡単にご紹介します。

コード理論大全

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『コード理論大全』の特徴①:日本語で書かれた

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そもそも筆者の清水響が『コード理論大全』を書いたきっかけは、今までコードの理論に関して日本語で書かれた本がなかったことにありました。

日本人によって日本語で書かれていることにより、日本人の観点で読めるため、和訳された本のように文章の比喩表現などがいまいち理解できないこともありません。

アメリカに住んでいた筆者が日本で音楽のレッスンをするにあたって的確な教材がなかったために作られたもののようです。

『コード理論大全』の特徴②:順番に読むべき

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『コード理論大全』は「体系的」にこだわって作られているようです。

第1編~第12編まで基礎が書かれていますが、たとえば第4編を理解するには、必ず第3編の内容を知らなければ何を言っているのか分からなくなる場合が多いです。

今まで続いていた編の内容が、そのまま次にも反映されてくる作りになっています。

割り算を学ぶために掛け算を知らなければいけないように、音楽の理論や手法の勉強というのは、他の理論・手法と密接に繋がってくるものです。

最初に『コード理論大全』を読み進めるのであれば、必ずページの順番通りに読みましょう

順番を守って読めば必ず理解できるようになりますし、後に辞書のように活用する読み方も可能になります。

『コード理論大全』の特徴③:客観的内容

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『コード理論大全』は主観や感情論を極力排除するように心がけて書かれたようです。

メジャーコードは「楽しい感じ」でマイナーコードは「悲しい感じ」というような、コードの雰囲気でよく使用される感情的な表現もほとんど含まれていません。

非常に数学的であり客観的なため、他の理論書を読んだ際に音楽家たちが感じる違和感も少ないです。

唯一筆者の意見として含まれていることとすれば「理論に囚われてはならない」ということで、この柔軟性が新しい音楽の可能性を開拓していきたい音楽家の共感を呼んでいるところといえるでしょう。

音楽理論の本というのはどうしても堅苦しい印象を受けがちですが『コード理論大全』においては、非常に柔軟な観点で書かれているようです。

音楽理論の基礎的内容とは?

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『コード理論大全』に書いてある音楽理論の基礎内容とは、どのようなものがあるのでしょうか?

第1編に書いてあるものが「音楽理論の基礎」です。

まずはこの基礎について理解してから、第2編の「長調の和声」へ読み進んでいくようになっています。

『コード理論大全』の音楽理論の基礎的内容①:音程

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音程についての記述が、かなり細かくあります。

『コード理論大全』で用いられる「ドレミファソラシド」は「CDEFGAB」で表記されているようです。

視覚で音程を理解できるように鍵盤の絵や五線譜の図を用いて「ユニゾン」「オクターブ」とは何なのかなど、非常に分かりやすく説明されているところから始まります。

音程についての記述が終わると最後に「練習問題」があり、自分で考え知識をものにするタイミングも与えられているようです。

『コード理論大全』の音楽理論の基礎的内容②:音階と調号

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「音階と調号」では、まず長音階(メジャースケール)と短音階(マイナースケール)についてを、五線譜を用いた図で説明されています

この段階でトニック・ダイアトニックの紹介もあり『コード理論大全』を読む上で覚えておかなくてはいけないワードが登場しているようです。

またコードを学ぶ上で重要な「調号(キー)をどのように決定するのか?」と、五度圏の説明もこの段階にあります

五度圏とはサークルオブフィフスとも言われ、12ある長調・短調における主音を完全5度上昇・下降するよう並べられた図のことであり、作曲する際に非常に役立つものです。

『コード理論大全』の音楽理論の基礎的内容③:調性内三和声

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「調性内三和声」の部分では、いわゆる3音からなるコードについて説明されています。

メジャーコード・マイナーコードについて分かりやすく論理的に書かれているため、先入観なく学べるのが特徴的です。

最低音(ルート音)を基準に三和音の転回についても書かれており、短いページ数で簡潔に表記されています。

『コード理論大全』の音楽理論の基礎的内容④:調性内四和声

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「調性内四和声」の部分では4つの音からなるコードについて書かれています。

Cメジャーのキーにおいて挙げられる四和音の例を取り上げ、セブンスコードについての解説が見られました。

コードの表記についても非常に詳しく書かれており、練習問題のページでも四和音のコード・シンボルを表記するようになっています。

『コード理論大全』の音楽理論の基礎的内容⑤:楽曲分析の基礎

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「楽曲分析の基礎」の部分では、ローマ数字を用いた分析の方法があることが書かれています

キーが「C」の場合「I(1度)」が「C」で「V(5度)」が「G」、「VI(4度)」が「F」といった具合です。

この分析方法は『コード理論大全』の中だけでなく、さまざまな音楽理論書やコード進行に関しての教材の中で使用されます。

キーが「C」の場合だけでなく「G」に置き替えた丁寧な説明もあり、読者が理解する際の混乱を軽減している印象です。

『コード理論大全』の音楽理論の基礎的内容⑥:その他の頻出和音

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「その他の頻出和音」では「sus4」「sus2」についてからはじまり「6」「dim7」などのコードの解説があります。

いわゆる独特な響きを持ったコードが主に紹介されており、それぞれの特徴が客観的に書かれているようです。

『コード理論大全』購入者の声

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実際に『コード理論大全』を購入した人のリアルな声をTwitterで調べてみると、購入者から圧倒的に評価が高いことが分かります。

『コード理論大全』購入者の感想①:表現の精査が素晴らしい

さまざまな理論書を読んだ経験がある方は分かる通り、コードの響きや進行を文章で表現するのはかなり難しいことです。

その点『コード理論大全』は「表現」に関して、的確であり正確だと評価を得ています。

『コード理論大全』購入者の感想②:分かりやすい

どの理論書よりも分かりやすいと評価している人が多いです。

他の本では理解できなかったことが『コード理論大全』を読むことで明確になる場合もあるでしょう。

『コード理論大全』購入者の感想③:文章が多い

そもそも文章を読むのが苦手な場合『コード理論大全』だけでなく、理論書そのものを読み進めるのが苦痛かもしれません。

『コード理論大全』は文章が多く分厚い書籍ではありますが、丁度良い長さに区切られながら解説されており、ページの余白も程よいです。

『コード理論大全』購入者の感想④:初心者の入門向けではない

コードの理論に関して、まったくの初心者である場合はおすすめできないかもしれません。

分かりやすいとはいえ『コード理論大全』は初心者には少々難しいようです。

まとめ

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ロングセラーで話題になっている音楽理論書『コード理論大全』は、コードの基礎が体系的に網羅されており、読み手に非常に親切な内容になっています。

完全な初心者の方には少々難解ではありますが、多少知識がある方にとっては今までのどの書籍よりも分かりやすいと感じるかもしれません。

この機会に『コード理論大全』で、コードについての理解を深めてみるのはいかがでしょうか?

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