音楽用語「ダ・カーポ(D.C.)」の意味を解説!
音楽用語ダ・カーポについて解説します。ダ・カーポは「D.C」と表記しますが、よく似た記号として「D.S.」があります。ぱっと見が似ているため、間違う人もいるでしょう。「D.C」と「D.S.」の違いを、今一度、確認しておきましょう。
音楽用語「ダ・カーポ(D.C.)」の意味とは?
「D.C(ダ・カーポ)」はイタリア語が語源の音楽用語です。
「D.C」または「Da Capo」と表記されることが多く、この「Capo」こそがイタリア語で「冒頭」を意味します。
この記号がついていると、演奏の途中ではじめに戻って演奏することになります。
音楽の多様性が進んだ19世紀頃のロマン派音楽では使用機会が減ってしまいましたが、現在でもポピュラー音楽の世界においては使用されているようです。
「D.S.(ダルセーニョ)」との違い
「D.C」とよく似た表記に、「D.S.」があります。
「D.S.」はダルセーニョと呼ばれ、曲の中の途中部分に戻りたいときに使用する記号です。
ダルセーニョの場合は、曲の途中に「S」に米印がついたような記号が楽譜に書かれています。
「D.C」と「D.S.」はとてもよく似ている表記ですが、違う意味を持っているので、音楽を表現する際は、表記に気をつけてくださいね。