音楽のラスサビ・大サビの意味とは?
曲を構成する要素のひとつであるサビとは、一番盛り上がるメロディーのことです。ではラスサビ・大サビとは一体どういうものなのでしょうか?他のサビとは違うのでしょうか?この記事では気になるラスサビ・大サビの意味や効果について解説します!
ラスサビ・大サビとは?
ラスサビというのは文字通り、ラストに来るサビのことです。曲の最後に一番おいしい部分であるサビを繰り返し、盛り上げる効果があります。
そして大サビというのはラスサビの前に置かれるフレーズのことです。通常はそれまでに出てきたAメロ、Bメロ、サビとは異なるメロディーが用いられることが多いのが特徴です。
Aメロ、Bメロとは違うメロディーという意味でCメロという呼び方をされることもあるようです。
カラオケで歌うときに「あれ?こんなメロディーあったっけ?」と思うことはないでしょうか。
大抵の場合、それが大サビです。
テレビの歌番組などでは時間の関係で大サビがカットされることが多いため、「なんとなく知っている」程度の曲だと大サビでつまずきがちです。気をつけましょう!
よくある間違い
先に書いたように、ラスサビは「曲のラストのサビ」、大サビは「ラスサビ前に来るフレーズ」のことです。
ところが、人によってはラストに来る一番盛り上がるサビ(つまりラスサビ)のことを「大サビ」と思っている人も多いようです。
よくある間違いですので、注意してください。
代表的な大サビの例として星野源の「恋」をご紹介しましょう。最後のサビの前に来る「泣き顔も 黙る夜も~」の部分が大サビになります。
大サビの効果
大サビはラスサビの前に置かれるため、次に来る最後のサビへの期待を高める効果があります。
大サビでそれまで聞いたことのないメロディーが出てくるので、聞き手の耳が新鮮になることも重要な意味があります。
ラスサビの印象をより強めるために転調が用いられることもあります。キーを高くして盛り上がり、クライマックスを演出するのです。
優れた曲はいいサビはもちろん、いい大サビを持っていることが多いです。
注目して聞いてみてください。
ラスサビ、大サビとはポップスやロックなどの曲に使われる音楽用語です。
一般的な曲の構造はAメロ、Bメロ、サビといった要素から成り立っています。一番のAメロ、Bメロ、サビ、次に二番のAメロ、Bメロ、サビという具合です。