【2020年】ギターオタクが厳選!間違いないマルチエフェクター9選
ギターを弾く人にとって、大切な相棒となるのがエフェクターです。最近では一台で様々なエフェクト効果が期待できるマルチエフェクターが人気を集めています。そこで今回はギターのマルチエフェクターについて、9種類を厳選、比較してみたいと思います。
BOSS/ME-80
エフェクター界最強の王者の呼び声高い、BOSSのマルチエフェクターはプロからの信頼も高く、レコーディングやステージで使われている事も多いようです。
BOSSのマルチエフェクターは2種類あり、上級者向けシリーズのGTシリーズと、初心者から中級者向けのMEシリーズとに分けられます。
こちらのME-80はMEシリーズの中でも上位機種で、コンパクトエフェクターのような使い勝手の良さがコンセプトとなっています。
つまり、色々なコンパクトエフェクターが並んでいるような使用感を、イメージしていただければ良いかと思います。
直感で操作したい人にとっては、とてもおすすめのマルチエフェクターであると思います。
ZOOM/G1on
人気のマルチエフェクターレビューも中盤です。ZOOM G1onは100種類ものアンプ、エフェクターが収録されています。これでこの値段設定はちょっと凄すぎます。ルーパーの機能やサウンドの良さなどから考えると、コストパフォーマンス最強の一台では無いでしょうか。
沢山の方がレビューしているように、ZNR ノイズリダクターは優秀で、使用すると余計なノイズを綺麗に消してくれます。しかし同時に使用出来るエフェクターが5つまでで、ノイズリダクターを使うと一つ潰してしまうところが悩ましいところです。
スペックについてですが、エフェクターの種類は100種類、アンプの種類は21種類にも及びます。そして最大で5種類を同時に使う事が出来ます。
68種類ものリズムパターンを内蔵し、個人練習には最適です。また、ルーパー機能を使えば、最大で30秒弱の録音を繰り返す事ができます。
ZOOM/MS-50G
続いてはZOOMのギター用マルチエフェクター、MS-50Gをご紹介いたします。こちらの特徴は何と言ってもコンパクトエフェクターと同じくらいのサイズ感にあるのではないでしょうか。
コンパクトエフェクターと並べて置いても違和感なく、重量も約350gと持ち運びもラクラクです。1つのフットスイッチに、4つのボタン、3つのダイヤル兼ボタンが付いていて、操作性は慣れればシンプルで使いやすくなっています。
モノクロのディスプレイは決して大きくはありませんが、これも慣れてしまえば見づらくはありません
肝心の音質ですが、プロ向きというよりは、アマチュアの練習用モデルとしておすすめするものです。しかしながら、この価格帯で172種類ものエフェクトを使用出来るのは非常に良心的であると思います。
Line6/FirehawkFX
世界的人気エフェクトブランドであるLine6の、最強マルチエフェクターがこちらのFirehawk FXです。従来のUSB端子でパソコンとの連動というのが主流であったマルチエフェクターの中で、このFirehawkはどこよりも早くBluetoothに着目し、アプリによってアンドロイドやiOS端末での編集を可能にしました。
これによってワイヤレスで、エフェクターの操作をする事が出来る様になっているのです。
本体のプリセットは128種類と、この価格帯の他機種と比べると少なく感じる方もいるかも知れません。しかし、オンライン上でFirehawk FXのユーザーが作成したサウンドをダウンロードする事が出来、その上自作のサウンドもそこで発表する事も出来るという、ユーザー参加型の仕様になっているのです。
アンプモデルは全部で107種類あります。そしてエフェクターは120種類と豊富で、その全てがプロの現場でも耐えうる、クオリティの高いものであるというのが、素晴らしいのです。
モニターで聴いてもチューブアンプモデルの迫力ある音を表現してくれるので、宅録などにおいても力を発揮してくれる頼もしいエフェクターであります。
プロのミュージシャンからの評価も高いこのLine6 Firehawk FXは、最強のマルチエフェクターのひとつといっても良いと思います。
MOOER/GE200
MooerのGE200もまた、この価格帯のマルチエフェクターとしては上述したFirehawkに並ぶ、ハイクオリティの人気機種です。何と言っても削り出しのアルミのデザインがカッコイイですね。
そしてビジュアルの良さと比例して、高いスペックを持つこのエフェクターのアンプシュミレーターは、なんと55種類も搭載しています。
フェンダー、マーシャルはもちろん、ローランドやメサーブキなど、人気のアンプは殆ど全て網羅しています。このシュミレーターで逆に色々なアンプの特性を勉強する、という使い方も良いですね。
そしてカラフルな液晶ディスプレイも嬉しいポイントです。このクラスにおいては珍しいかも知れませんね。ギターケースにしまえるサイズ感も大きな魅力です。
最大で52秒まで録音し、繰り返し再生出来るループマシーン機能や、チューナー。40種類もある豊富なドラムパターンやリズムパターンも内蔵されていて、これ一台有れば、ギターをもってどこでも練習出来そうですね。
右端のエクスプレッションペダルは、ボリュームペダルとしてはもちろん、エフェクトのパラメータの調整をする事も出来ます。
手前のボタンはエフェクトブロックに即座にアクセスし、CHAINボタンを押すと、今どのような接続順になっているのかをひと目で確認する事が出来ます。さらに、接続を簡単に入れ替えることも可能です。
操作性の良さはもちろん、音質的にも高いサウンドクオリティを誇るMooer GE200は個人的にもおすすめの一台です。
BOSS/GT-1
2016年の発売当初から、音にこだわるギタリスト達の話題をさらっていた名機がこちら、BOSSのGT-1です。ちなみのBOSSはRolandがエフェクター部門で使用しているブランド名で、正式にはRolandのエフェクターであります。
先ほども紹介しましたが、BOSSのマルチエフェクターには大きく分けて初心者向きのMEシリーズと、中、上級者向けのGTシリーズがあります。
兄弟分のGT-100はプロのステージでも、比較的良く使用されているマルチエフェクターですが、GT-1はよりコンパクトに、より軽量化を図ったモデルといえます。
歪み系のサウンドはBOSS往年の名機、OD-1やメタル・ゾーンを見事に再現してくれています。
もちろん操作性の良さも、大きな魅力となっています。世界中のトップギタリスト達の作成したパッチをダウンロードすれば、即戦力となるサウンドを使用する事が出来ます。また多彩なエフェクトや、幅広いアンプのシュミレートはかなりの再現度の高さを誇り、名機LOOP STATIONを思わせるループ機能で音を重ねながら、独自のサウンドメイクを可能にしています。
ギターのマルチエフェクターのおすすめまとめ
私のお薦めするギターのマルチエフェクターをご紹介してまいりました。9つの製品を見てきましたが、どれも甲乙つけがたい良品ばかりだと思います。
初めてエフェクターに触れるという方には、VOXのSL2GやZOOMのG1on辺りが値段的にもお薦めです。この1台で様々なエフェクトの特性を掴んでいただき、それぞれの好みに合ったエフェクターを探していただきたいと思います。単体のコンパクトエフェクターを試してみるも良し、上のクラスのマルチエフェクターに行くのも良しと思います。
また、ある程度ギターの経験があり、エフェクターの知識もある方にはBOSSのGTー1や、MooreのGE200は大変にオススメです。
今回ご紹介しましたマルチエフェクターに限らず、どのエフェクターにもクセがあり、そのクセがそれぞれの味になります。やはり、色々試しながら自分の求めるサウンドを追求していただきたく思います。
最後に、今は色々と大変な時代です。毎日心配になってしまう様なニュースが流れ、人々の顔にも笑顔が消えてしまいそうになります。
しかし、音楽には人の心を明るく出来るエネルギーがあります。ギターで人を救う事だって、きっとない話ではありません。
ギターを弾く事は、楽器を演奏する事は人の人生にとって、命救う程の力でも、命断つ程の狂気でもないかも知れません。しかし、音楽のない人生はクリープのないコーヒーのようなものです。山葵のないお寿司みたいなものです。ハズレのないあみだくじのようなものです。
あなたのギター生活にとって、この記事が生きがいのきっかけになる事を願っています。
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