初心者が知っておくべきギターとベースの違いとは?

これからバンドを始めようとして、ギターを選ぼうか、それともベースにしようか迷っている人はいませんか?どちらもそれぞれに魅力的な楽器なので、そこはよく考えて、自分に合う方を選びましょう。知っておいて損はないギターとベースの違いについて解説していきます!

記事の目次

  1. 1.バンドを始める前に知っておくべき、ギターとベースの違い
  2. 2.ギターとベースはここが違う!
  3. 3.ギターとベース、演奏の難易度に違いはある?
  4. 4.ギターの名演、ベースの名演ご紹介
  5. 5.ギターとベースの違いのまとめ

ミッシェル/ザ・ビートルズ

言わずもがなの名曲中の名曲、ビートルズの『ミッシェル』です。ギターとベースの音が比較的聴き分けやすい楽曲として選んでみました。

アコースティックギターのストローク、単音のシンプルながら気の効いたリードギターも素晴らしいですが、その裏でベースは歌メロ以上に歌っています。

ビートルズにはジョン・レノンとポール・マッカートニーという信じられない程の天才がいました。良いライバル関係で、お互いに認め合いながらも、負けたくはないと思いながら彼らは短い活動期間の中で、現在にも残る名曲を沢山生み出しました。

ジョンはインタビューの中でポールについて語っています。『ポールの悪口を言っていいのは俺だけだ。他の奴が言ったら許さない』と、これだけでも彼らの関係がなんとなく伝わってきますね。

そんなジョンもこう言っています。『ポールはヴォーカリストとしてはまだまださ。でも、ベーシストとしては、大したもんだよ。今のロックバンドであいつのベースに影響を受けていないベーシストなんていないさ』

 

ポール・マッカートニーのベースについて

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ポールは元々ギタリストでした。初期ビートルズのベーシストであったスチュアートが脱退してしまった為、急遽ポールがベースを担当する事となりました。『だって、ジョンがベースを弾くとは思えないだろ』とポールは笑います。

当時、ベースはバンドの中でも地味なポジションでした。楽曲の中でもルートや5度の音をリズムに合わせて『ボン、ボン』と弾く目立たない存在でした。

実際、ポールも最初はベース担当になるのが嫌で仕方なかったそうです。『当時はベースをやりたい奴なんていなかったよ』と語ります。しかし、天の才能が目を覚ましてしまいました。『そのうちベーシストが持つパワーに気がついたのさ』

『ベースはバンドをコントロールする事が出来るって気がついたんだ。』決まりきったルートを弾かなくてもいいのではないか、ポールはそんな風に思いました。

『ラバーソウル』あたりから特に、ポールのベースは存在感を増してきます。『曲の中で、ベースは別のメロディを奏でる事も出来るんだ』彼はそんな風に思っていました。事実、『Lucy in the sky with diamond』や『サムシング』なんかはベースのメロディの方に耳がいってしまいます。

ジョージ・ハリスンの傑作『サムシング』ですが、ポールの演奏が素晴らしすぎて、どうしてもベースを追ってしまいます。ジョージは『やり過ぎだ』と怒っていたくらいですから。


 

You won't see me/ビートルズ

私が特に好きなベースラインがこの『You won't see me』での演奏です。シンプルな繰り返しながら、楽曲の雰囲気を完全にベースが作っています。もう、これは発明です!

ポールは他にも『カム・トゥギャザー』や『タックスマン』などご紹介したい名演が沢山あります。是非、聴いてみてください。
 

ギターの名演、ベースの名演ご紹介

ポールの事になるとつい熱くなってしまいますが、ご紹介したいギター、ベースの名演は他にも沢山あります。

真夜中のオアシス/マリア・マルダー

エイモス・ギャレットによるギター・ソロは私が知っているギターソロの中でも最高の演奏です。テレキャスターという、シングルコイルのエレキギターの名手であるエイモスの『星屑ギター』と云われる溶けるような、艶やかなギターを堪能してください。

 

シャングリラ/チャットモンチー

こちらは日本を代表するガールズロックバンド、チャットモンチーの演奏です。これからギターやベースを始めようという人には、それぞれのカッコ良さが伝わりやすいかと思い、チャットモンチー先生の映像を選んで見ました。

福岡晃子の全身で心から楽しそうにベースを弾く姿は、楽器を持ったことのない人でも、何か始めたくなってしまうパワーを与えてくれます。

ボーカル・ギターの橋本絵莉子のプレイはシンプルながら非常にツボを押さえた演奏です。歌メロのところはシンプルにジャカジャカとリズムを刻み、ソロになると単音を混ぜながら、メロディアスな展開を見せています。

もちろん、高橋久美子の叩くドラムも魅力的なチャットモンチーは、バンド初心者の人にとってとても良いお手本となるバンドだと思います。
 

チェインギャング/ブルーハーツ

ブルーハーツのセカンドアルバム『Young  and Pretty』のラストを飾る屈指の名曲を、ここで紹介しましょう。

『チェインギャング』というタイトルはアメリカのソウルシンガー、サム・クックの楽曲からつけられています。ギターのマーシーのしゃがれた声は魂を震わせてくれます。

ギターはC、F、Gのいわゆるスリーコードのストロークで演奏される非常にシンプルなものですので、ギターを始めようという人には、まずこの楽曲を練習する事をお勧めしたいです。

そして、ベースに目を向けてみましょう。河ちゃんの弾くベースラインは難しい事はしていませんが、しっかりとタメを作った、実に気の利いたものです。間奏の部分ではベースがメロディを奏でていて、ここがこの曲の肝でもあると思っています。

演奏は全体的にシンプルで、バンド初心者にはおすすめのナンバーです。これだけシンプルな楽曲で、ここまで人を感動させる事が出来るなんて、改めてブルーハーツの凄さを感じます。
 

THE TSURAI/爆風スランプ

最後に日本が誇るファンキーバンド『爆風スランプ』の元メンバー、ダイナマイトベーシスト『江川ほーじん』の鳥肌もののスラップベースをご覧いただきたいです。

ラリー・グラハムなどのファンクミュージックに、多大な影響を受けているほーじん先生のベースプレイ。その真骨頂ともいえる、このスラップベース(チョッパーとも言います)でベーシストに憧れた人は少なくない筈です。私もその1人です。

2018年に不慮の事故に遭い、現在も意識が回復されていないという事です。1日も早く江川ほーじんさんが回復される事をお祈りします。
 

ギターとベースの違いのまとめ

Photo bydiegocatto

ここまでギターとベースの違いについてまとめてきました。音域の違いに加えて大きさや重さ、弦の数まで異なっていて、それぞれに適した使われ方があるという事。そして、どちらも魅力溢れる楽器である事がお伝え出来たかと思います。

楽器屋さんなどで試し弾きしてみるのも、自分に合った楽器を探す近道になるでしょう。長くつきあっていける、素敵な相棒にお会い出来ますように。
 

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