最強ラッパーとして大注目のDungeon Monstersとは？！『MONSTER VISION』についても徹底ご紹介！

『Dungeon Monsters』悪そうな奴らです、だいたい友達でしょうかね？

『MONSTER VISION』を2017年に配信リリースし、話題をかっさらっていった7人の侍、いやラッパーからなる集団『Dungeon Monsters』とは、一体どんなグループなのでしょうか？

テレビ朝日で火曜の深夜に放送されているバラエティ番組、『フリースタイルダンジョン』。この番組は即興でラップをして「モンスター」と呼ばれるチャンピオンラッパーに、挑戦者が挑んで行くという番組です。

番組が始まったきっかけは、スカパーで放送されていた人気番組『BAZOOKA!!!』の中でのコーナー『高校生RAP選手権』でした。

実業家で、サイバーエージェント代表、そしてAbema TVを発足させた藤田晋氏が、ZeebraにこういったMCバトルをする番組をテレビ朝日で作れないか、と相談した事が始まりでした。

そこからZeebraがディレクターに相談をし、番組の草案が出来あがりました。RPGの要素を強く感じさせる番組の作りは、既にこの時にある程度固まっていました。

また、歌詞に出てきてしまうであろう、放送禁止用語については議論の余地がありました。通常の“ピーッ”という音で消すのはナンセンスという事で、構成作家の鈴木おさむ氏の発案により、コンプライアンスの略、『コンプラ』というテロップを表示させることによって解決しました。

『MONSTER VISION』(モンスタービジョン)をマイクリレー形式で歌い上げるギャング集団、『Dungeon Monsters』とは一体、どんなメンバーなのでしょうか？

モンスタービジョンのMVの中でも、ラスボス的な存在でしめている般若こと武田嘉穂(よしほ)は、1978年東京都世田谷区に生まれました。高校生の時にDJを志していましたが、ラッパーに転向。韻の踏み方を知り合いからマスターし、3ヶ月後にはフリースタイルのステージに立っていたと言いますから、よほど肝がすわっているのでしょう。

いかりや長介や長渕剛を敬愛している彼は、日本人と韓国人のハーフであり、両国がお互いに尊重し、リスペクトし合うべきという意味の歌詞を楽曲『土足厳禁』の中で主張しています。

自らを『昭和の残党』などと呼び、平和や反戦をテーマにした歌詞の楽曲を主に制作しています。

ライブ活動の為にという事で、身体を日頃からとても鍛えている般若は、写真にように立派な刺青が入った身体をよく披露しています。

『昭和レコード』というレーベルで代表を務めています。フリースタイルダンジョンでは5TH BATTLEのみに登場するラスボスとして初回から君臨していましたが、5th seasonnをもって卒業しています。

漢こと川上国彦は1978年、新潟県の長岡市に生まれ、東京都新宿区で育ちました。2000年にヒップホップのユニットであるMSCRUを結成し、EP『帝都崩壊』でデビューを果たしています。その中の楽曲『幻影』では、ヒップホップのMCであるDABO(ダボ)こと芦田大介の事を誹謗中傷(この業界ではディスる、と言います)し、両者の間では暫くの間、中傷し合う(この手のジャンルではこれをビーフと呼んでいます。牛肉の事じゃないですよ。)関係に発展しています。仲良くやりなさいよ。

2002年にはB BOY PARKでのMC BATTLEで優勝しています。なお、2000年にも出場していますが、その時にはKREVAに敗れて2回戦で去っています。2005年には初のソロアルバム『導〜みちしるべ〜』をリリースしています。

2012年に自らヒップホップのレーベルである“鎖グループ”を立ち上げ、9SARI GROUPとBLACK SWANという２つのレーベルを抱えています。

サイプレス上野こと上野恭輔は1980年、神奈川県生まれ。横浜高等学校時代は、応援団長としても活躍していました。野球やプロレスが大好きで、特にプロレスに関しては、専門誌やメディアに登場してコメントをしている程です。

2000年に、地元の後輩であるDJ・ロベルト吉野とユニット『サイプレス上野とロベルト吉野』を結成します。人よんで『サ上とロ吉』は2007年にファーストアルバムである『ドリーム』をリリースし、同じ年にフジロックに出演を果たしています。

その後もフジロックやライジング・サンへ出演し、アルバムも順調にリリースして遂に、2017年にはメジャーデビューを果たしています。