最強ラッパーとして大注目のDungeon Monstersとは?!『MONSTER VISION』についても徹底ご紹介!

個性豊かなラッパー集団のDungeon Monsters。彼らの代表作である『MONSTER VISION』の歌詞が凄い!と話題です。今回はDungeon Monstersの『MONSTER VISION』やその歌詞についてご紹介します!

記事の目次

  1. 1.人気TV番組「フリースタイルダンジョン」で注目されたDungeon Monsters
  2. 2.最強ラッパー集団として『MONSTER VISION』を歌い上げる?!
  3. 3.『MONSTER VISION』ってどんな曲なのか?
  4. 4.まとめ

T-Pablow

T-Pablowこと岩瀬達哉は1995年、神奈川県川崎市に生まれます。2012年頃からラップを始め、わずか3〜4ヶ月で出場したBAZOOKA!!!高校生RAP選手権でなんと優勝してしまいます。

そしてその翌年には同大会にT-Pablow名義で出場し、2度目の優勝を果たしていますから、凄い才能ですね。

2014年には地元の仲間と結成してユニット、BAD HOPでコンピレーションアルバムをリリースしています。双子の弟とも2WINというユニットを組んでいて、そちらはGRAND MASTERに所属しています。

地元、川崎では相当の不良で有名であったそうです。なお、弟のYZERRは100倍悪かったそうです。(本人談)


フリースタイルダンジョンでは初代モンスターとして、レギュラーで出演しています。

 

Rー指定

R-指定こと野上恭平は1991年、大阪府堺市に生まれます。中学1年に時に日本語のラップに出会います。牛丼でお馴染みの吉野家で流れていたSOUL'dOUTがきっかけであったそうです。

そこからヒップホップに興味を持ち始め、ZeebraやRHYMESTERなどを聴くようになります。ライムスターの『グレイゾーン』という楽曲に強い影響を受け、そこから自分でも歌詞を書き、ラップを始めます。

日本の古い歌謡曲や落語が好きで、そういった影響がラップにも現れていると、本人が語っています。

高校生の時から地元のラップイベントやMCバトルに参加し、2013年にはDJ松永と共にCreepy Nutsというユニットを結成しています。

複数のお題を使い、即興でフリースタイルのラップを披露する自称『聖徳太子スタイル』というスタイルを得意としています。
 

DOTAMA

DOTAMA(本名は公表されていないようです)は1984年栃木県に生まれます。両親が教員という家庭で育ち、高校も進学校で生徒会の役員を務めていました。

中学生の時にドラゴン・アッシュを聴いてラップやHIP HOPに興味を持ち始め、幼なじみとラップユニットを始めます。

高校を卒業後は、地元で正社員として働きながら、音楽活動を続けていました。

2003年頃からMCバトルに出場するようになり、少しずつ持ち前の才能が磨かれていきます。

2010年にファーストアルバムをリリース、その後2012年DOTAMA27才の時に10年務めた会社を辞め、上京します。

翌年にはULTIMATE MC BATTLE 東京予選で優勝。本戦では決勝でR-指定に敗れるものの、その存在感を大きく示しました。その後も同大会に出場を続け、好成績を収めています。

2016年に『フリースタイルダンジョン』にチャレンジャーとして参加し、その時のモンスターであったT-Pablowやサイプレス上野をいたぶる放送禁止用語連発のライムで破りました。

結局最後はまたもやR-指定に敗れましたが、その後は同番組に、モンスターとしてレギュラー出演を果たします。

2017年には『フリースタイルダンジョン』のモンスターが集結した『ダンジョンモンスター』として『MONSTER VISION』(モンスタービジョン)をリリースします。

この『MONSTER VISION』はテレビ『Mステ』にメンバーが出演した事もあり、i Tunes Storeのチャートで1位を獲得するなど、大変な話題作となりました。

 

チコカリート

チコカリートは、1993年沖縄県那覇市に生まれます。高校時代はメロコア系のバンドをやっていましたが、卒業後に聴いたHIP HOPに衝撃を受けてラップをはじめます。

チコカリートの祖父はプエルトリコ系のアメリカ人で、「チコ」は彼の愛称から採られています。また、「カリート」は1993年のアメリカ映画「カリートの道」からつけられています。

 

チコカリートのラップの特徴としては、まず独特のハイトーンボイスが挙げられます。そしてビートに対して少し遅れ気味に言葉が乗っかる、いわゆる後ノリなリズム感が彼の持ち味で、それによって独特な、黒っぽさを感じさせてくれます。

『MONSTER VISION』ってどんな曲なのか?

Photo byEriktheGreat

では、この「MONSTER VISION」(モンスタービジョン)の歌詞の意味を見ていきましょう。
 

100万ぐれえで
どうこう言ってんじゃねえぞバカタレ
ハナっから いたぶりてぇだけなんだ 俺
滅茶苦茶 強くてホントにゴメン
一人で来ようが徒党を組もうが
全部の旗 真っ赤に染める

こちらはボス的存在、般若のリリックです。歌詞の意味は割と分かりやすいかと思います。

100万円というのは、番組の賞金の事ですね。そのくらいのはした金でガタガタいってんじゃねえよ。という事です。さすがですね、アニキ。ましてや30万くらい、ポーンといけよマスクして、と、続きたくなってしまいます。

 

「いたぶりてぇだけ」おっそろしいですね。鼻っからオメエらとなんか戦う気もねえよ、と、おっしゃるのですね。

しかしながら、この「いたぶる」には皆で今日は楽しくやろうぜ!無礼講だ!みたいなアニキ的なぶっきらぼうな優しさも感じるのです。

それでこそ、後輩もついてくるわけですね。般若アニキ、カッケー!

It’s so good とうとう来たなこの時が
息を呑む未知との遭遇
新たなステージへの扉
イカレテル 前代未聞のメンツで
共有するプロジェクト
全面戦争とかタイマンで全滅させれば100万円
迷わず捨て身な
全力だったら絶対に切れないスタミナ
金持ちボンボンのガリ勉の奴も
家庭の事情で貧乏(Poverty)な奴も
MICを握れば平等なチャンス

漢によるパートです。「とうとう来たなこの時が」一体どんな意味があるのでしょう?“前代未聞の”モンスター達が集結して、ひとつのマイクを回し合います。

お金持ちの家の人にも、そうではない人にもチャンスは平等にやって来る。マイクを握れば、後は実力だけの世界「とうとう来たなこの時が」には、そんな意味が込められています。

まとめ

Photo bydjirocksit

アンダーグラウンドシーンでは其々有名な彼らですが、Mステ出演などで、メジャーの世界でもその名を轟かせた『ダンジョンモンスターズ』。彼らの楽曲『モンスタービジョン』について今回解説してきました。

強者で曲者揃いの豪華ユニットですので、次に揃って新曲をリリースするのはいつになるか分かりませんね。しかし、お互いにライバルとして認め合い、切磋琢磨している関係ですので、これからの日本のラップ界をさらに盛り上げてくれる事は間違いありません。
 

関連記事

Article Ranking