音楽用語「ストレッタ(stretta)」の意味を解説!
ストレッタ(stretta)とは?ストレット(stretto)も同じ意味の音楽用語ですね。ベートーベンやシューマンなどの作品でも使われています。どのような意味なのでしょう。ここでは、音楽用語「ストレッタ(stretta)」についてご紹介します。
音楽用語「ストレッタ(stretta)」の意味とは?
stretta(ストレッタ)とは、クラシック音楽で使われる発想記号のひとつです。stretto(ストレット)ともいいます。
stretto(ストレット)には、イタリア語で「狭い、締め付けられてきつい」という意味があり、音楽用語としての意味は以下の2つがあります。- 締め付けられて苦しいというように、緊迫した感じで速くしていく
- フーガにおいて、主題が完全に終わらないうちに、別声部が主題や対主題を演奏し始める手法
参考までに、次の曲を聴いてみてください。
- シューマンの「謝肉祭 終曲(ペリシテ人と闘うダヴィッド同盟の行進曲)」
この動画の3:58からPiu Strettoの指示があるのですが、徐々に緊迫して速くなっていっていますよね。これが、前者の意味としてのstretta(ストレッタ)です。