【Avicii】飛行機の中で作詞した『Wake Me Up』とはどんな曲?独自に徹底考察!

2018年に亡くなってもなおEDM界にその名を轟かせるAvicii。そんな彼のトリビュートコンサートが2019年12月に開催される予定であることに関心を寄せながら、デビューアルバムの1曲目『Wake Me Up』の歌詞に込められた意味を徹底考察します!

記事の目次

  1. 1.世界中のEDMファンを魅了するAvicii
  2. 2.Aviciiデビューアルバム「True」に収録される『Wake Me Up』とは?
  3. 3.『Wake Me Up』の歌詞に合わせて込められた意味を徹底考察!
  4. 4.まとめ

世界中のEDMファンを魅了するAvicii

今なお躍進を続け、世界中の音楽をけん引しつづけるEDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)。
そのEDMの火付け役となりながらも2018年4月20日、その生涯を28歳という短すぎる人生で幕を閉じたスウェーデン出身のDJ、Avicii(アヴィーチー/本名:ティム・バークリング)。

今回の記事ではそんな「True」の1曲目を飾った『Wake Me Up』の歌詞に込められた意味について、深く掘り下げてみたいと思います。

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Aviciiデビューアルバム「True」に収録される『Wake Me Up』とは?

死してもなおEDMに影響を与える彼のデビューアルバム、その1曲目に当たる『Wake Me Up』のYouTube再生回数はなんと18億を超えています。

その1曲目『Wake Me Up』の意味について確認していく前に、まずはAviciiの曲調について考察してみましょう。

スウェーデンの新星Aviciiの曲調と歌詞

EDMというと分かりやすいシンセサイザーに定番のライザーサウンドが特徴ですが、Aviciiの楽曲は一風変わっています。
アコースティックなフォークソングや、80年代を感じさせるディスコナンバーなど、誰しもが一度は聞いた事のある音楽ジャンルをミックスした曲風が特徴的です。

歌詞はについてはどうでしょうか。
歌詞はavicii自身で手掛けたものや、他のアーティストと共に作り上げたものもあります。
今回のテーマである『Wake Me Up』も、アメリカ・カリフォルニア出身の黒人ボーカリストAloe Blacc(アロー・ブラック)が作詞に参加しながら、アロー本人が寂しくも切ないその歌詞を歌いあげています。

『Wake Me Up』の歌詞に合わせて込められた意味を徹底考察!

『Wake Me Up』は暗闇の中を道も分からず進む、夢のようなエピソードをつづった歌詞になっています。
これは実際に夢の中を進んでいると捉えることも出来ますし、夢のような現実を道も分からず進んでいると捉える事も出来ます。

その上で、曲タイトルでもある『Wake Me Up』。
この熟語は2つの意味をもって訳されることが多いようです。

1つめは直訳的な「起こす、目覚めさせる」と言う意味。
これは比喩でも何でもなく、ベッドから飛び起きるなどの際に使うような意味です。

そして2つめは「私を目覚めさせる、気づかされる」と言った意味でも使われます。
例えば読書によって本当の事に気づかされた。
学校の授業の中で、ふとした話から本当の意味を気付かれた、などです。

『Wake Me Up』のサビを書き起こすと、以下のような歌詞になります。

So wake me up when it's all over
When I'm wiser and I'm older
All this time I was finding myself
And I didn’t know? I was lost

このサビ部分に、まずは1つめの「起こす」という意味を当てはめて訳してみます。

(この暗闇が)終わった時、僕を起してほしい
賢くなって、もっと歳を重ねた時
今までずっと自分探しをしていた
迷っている事も分からずに

次に2つめの「気づかされる」という意味合いで訳してみましょう。

(この暗闇が)終わった時、僕に現実を気付かせてくれ
賢くなって、もっと歳を重ねた時
今までずっと自分探しをしていた
迷っている事も分からずに

詞の居場所を夢と捉えるか現実と捉えるかによって違いはありますが、
若くしてEDM界の寵児(ちょうじ)となったAviciiの、デビューアルバムの最初の曲としてであれば、「現実がどうなのか気づかせてほしい」という意訳で考えた方が、歌詞の輪郭もハッキリするのではないでしょうか。

まとめ

デビューアルバムを出す前からEDM界では有名だったAviciiですが、楽曲の歌詞を理解する事でより深く、楽曲やそのアーティスト像についての印象を伺う事が出来ます。

さてそんなAviciiですが、今年2019年末の12月にはストックホルムでトリビュートコンサートも開催予定となっています。
今回の記事の中でご紹介した『Wake Me Up』。この曲のボーカルであるアロー・ブラックを始めとした、総勢30名近いバンドメンバーが集結してのライブです。

今なおブレイクを続けるEDM。
その音楽にハマっている方もそうでない方も、EDMをけん引しながらも若くして息を引き取った音楽家の「声なき声」に、いま一度耳を傾けてみると良いかもしれません。

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