【センチミリメンタル】オリコン上位の注目アーティストあつしの素顔に迫る
ノイタミナ初のBLアニメ『ギヴン』の楽曲制作を務めた事がきっかけで話題となったアーティスト「センチミリメンタル」。その実態は、なんと1人のアーティストのソロプロジェクトだった!? マルチな才能をもった注目の新人「センチミリメンタル」の「温詞」について迫ります!
センチミリメンタルの温詞さんをご存知ですか?
2019年、突如現れた注目の新人「センチミリメンタル」
2019年。突如として音楽界の前線に現れた新人アーティスト「センチミリメンタル」
爆発的注目を浴びる事となった話題のBLアニメ『ギヴン』のOP『キヅアト』制作から、本編内挿入曲の制作まで務めた事で話題となったこのアーティストは、実はあるアーテイストのソロプロジェクトとしてその活動が開始されました。
それが、男性アーテイストの「温詞」さんです。
楽曲制作に加えボーカルとしての歌唱に、ピアノ、ギター等の演奏面、さらにはMVなどのプログラミング面すらも全てたった一人で行うといった、多彩な才覚をもったアーティストさんです。
そもそもなぜこのソロプロジェクトは行われるようになったのでしょうか。
そこには「センチミリメンタル」が生まれることとなった、ある理由が存在していたのです!
「センチミリメンタル」は元々「バンド」だった!?
実は「センチミリメンタル」は元々は4人組のバンドの名前でした。
2012年、温詞さんを中心に結成された「センチミリメンタル」。しかし、3年後の2015年に事実上の活動休止に。その後に最初のソロプロジェクト「ねぇ、忘れないで」を開始。当初は覆面バンドとしての活動がされていましたが、2018年正式に「センチミリメンタル」とその活動を統合する事を発表。以来、「センチミリメンタル」の「温詞」として活動が、ソロプロジェクトとして再開される事となったのです。
そして2019年、「センチミリメンタル」の名に注目が浴びるきっかけとなったBLアニメ『ギヴン』のOP『キヅアト』にて、エピックレコードジャパンより初のメジャーシングルを発売。
オリコンチャートにて最高14位にまで上り詰める、新人アーテイストとしてはかなりの実力を見せつける結果を出し、一気に注目を浴びる事となったのです。
ノイタミナ初のBLアニメ『ギヴン』はどんなあらすじ?
バンドBL青春群像劇『ギヴン』
『センチミリメンタル』の名前を音楽界の前線に持ち上げるきっかけとなったBLアニメ『ギヴン』。
原作は、漫画雑誌「Cheri+」にて連載中の漫画『ギヴン』。4人組のバンド「ギヴン」のメンバー達を中心に繰り広げられる男性同士の恋愛を描く、バンドBL青春群像劇です。
放送を行ったのは人気深夜アニメ枠「ノイタミナ」。これまでにも『ハチミツとクローバー』や『銀の匙』など、いくつもの人気アニメを放送してきたアニメ枠でありましたが、本格的なBLアニメは初。しかし、繊細な恋愛ものとしてのストーリーや映像美に、多くの視聴者が魅了され、BLというジャンルの壁を超えて多くの視聴者から好感を得るものとなりました。
さらにはバンドものとしての音楽面もこだわり抜かれており、ライブのシーンなどは実際のバンドマンの動きをモデルに制作がされているなど、バンドものとしての完成度も高い事で評価を受けている作品でもあります。
アーティスト「ギヴン」、CDデビュー
また、アニメ『ギヴン』は本編内を飛び出し、バンド『ギヴン』としてもCDデビューを行っています。
劇中にてバンド「ギヴン」がライブで演奏した『冬のはなし』、それからアニメEDテーマである『まるつけ』の2曲を収録したCDで、こちら2曲とも「センチミリメンタル」の温詞さんが制作を行った楽曲となっています。
さらにはCDジャケットは、原作者であるキヅナツキが制作。CDの為だけに描き下ろされた特別イラストとなっています。
発売後はじわじわと人気をあげ続け、オリコンランキングにてトップ10以内に入るなど、実在するアーティストにも負けない大人気楽曲として邦楽界に新たな衝撃を走らせる話題のデビューとなりました。
センチミリメンタル温詞さんが作詞作曲した人気曲
『ギヴン』OP主題歌『キヅアト』
「センチミリメンタル」の名を世間に知らしめるきっかけになった楽曲『キヅアト』。
歌詞の中にはいくつもの『ギヴン』のストーリーを彷彿とさせられる意味深い歌詞が存在し、多くのギヴンファンの胸に感動の渦を巻き起こす楽曲となりました。
「センチミリメンタル」自身の経験が込められている楽曲ともなっており、「真冬くんの痛みに、この作品に触れる全ての人の痛みに寄り添えたら、と願っています」と深い願いが込められている事も明かされています。この願いが、楽曲を聴いた者の多くの胸を感動で貫ていく大きな理由となっているのでしょう。
またこちらの楽曲が収録されたシングルCDでは、「ギヴン」が歌ったED主題歌『まるつけ』の「センチミリメンタル」版と、同じく劇中にて「ギヴン」が演奏を行った「センチミリメンタル」制作の楽曲『session』の収録もされています。
YouTubeにて公開されたMVも、『キヅアト』の為だけに制作されたドラマ仕立ての内容となっており、『ギヴン』とはまた違った雰囲気を味わえる仕上がりとなっています。
「センチミリメンタル」最新作『Wear』
「センチミリメンタル」最新MV『Wear』。
元SKE48のメンバーである女優の「小林亜実」が出演した事で話題となったMVともなっています。
『二度と脱げない服を「自分」と呼ぶのなら、君との思い出も「自分」になったんだな。』とその意味を考えさせられるコメント共に公開されたこのMVは、恋愛の終わりとその後を歌った楽曲であることが「センチミリメンタル」のTwitterにて明かされています。
MVの中は楽曲内に出てくる「僕」の視点と思われるカメラアングルで展開され、その彼女にあたる人物として小林亜美と暮らし別れるまでの日々を両極端に描いたものとなっています。
『Wear』の楽曲が表現したものを、素晴らしい演技力で表現しきった彼女の演技にも大注目のMVです。
センチミリメンタル温詞さんのプロフィールを公開!
幼い頃からマルチな活動を続けてきたアーティスト
現在公表されている温詞さんのプロフィールによると、1993年8月27日生まれ、出身地は愛知県である事判明しています。
その音楽活動は幼い頃から始められており、なんと初めて作曲を行ったのは小学1年生の頃だそう。
最初は簡単なものを作っていたそうですが、小学2年生になって本格的な作曲を開始。5年生になる頃にはポエムを書くようにもなり始め、中学生になると同時に、本格的な作曲作詞の活動を始めたと言います。さらには同じ頃から簡単な編曲も行うようになり、この時点ですでにアーティストとしてマルチな才能を発揮し始めています。
高校生になると、地元のローカル番組のオープニングジングルの制作を務めたり、趣味で小説も書き始めたりと、その才能はどんどんと覚醒していきます。幼い頃から様々な事に取り組んで来た結果、今の『「センチミリメンタル」の「温詞」』としての姿があるといってもよいのでしょう。
謎に包まれたセンチミリメンタルの温詞さんはどんな人?
実はチンチラ大好きアーティストさん
そんな温詞さんですが、とても可愛らしい一面も持っています。
それが『チンチラ好き』という一面。チンチラは体長25~26cm程と大柄なサイズのねずみであり、その愛らしい姿にネット上ではいくつものペットのチンチラ動画があげられているほどの、人気ペットの一匹となっています。
温詞さんはそんなチンチラが好きなようで、Twitterでは度々様々なチンチラ関係のツイートがいいねがされている姿が目撃されています。あまりにもチンチラのツイートへの反応が多い事から、ついにはミーティング時にスタッフの人達と議論が始まるまでに。「アーティストアカウントを私物化し」てしかも可愛いチンチラ画像を集めるのはどうなのか」という議論を開始した結果、温詞さんのチンチラへの愛は無事にスタッフに受け入れられる事となりました。チンチラ愛、おそるべしです。
マルチな才能をもつ一面との意外なギャップに、なんだか親しみやすさも覚えるアーティストさんです。