【SIRUP】HONDAのCMで注目の『Do Well』がオシャレすぎると話題に!曲について徹底考察!
HONDAのCMで耳馴染みのある『Do Well』。この、なんともおしゃれなシティポップ調の曲を歌うのはSIRUPです。
こちらではSIRUPの『Do Well』について収録アルバムなど詳しく解説!一体どんな曲で何をテーマに歌っているのでしょうか?
大阪出身のシンガーソングライターSIRUPが、日本中で注目を集めている!
SIRUP名前の由来や出身など
最近、HONDAのCMで流れている「ダーラタッタータDo Well」というような軽快でおしゃれなポップソング、気になりませんか?一度耳にしたら離れない、そんな方も多いのではないでしょうか。
HONDAのCMソング、『Do Well』を歌っているのはSIRUPというアーティストです。
SIRUPは大阪出身のシンガーソングライターで、本名などは一般公開はしていません。SIRUP名義になってからの活動はまだ2年くらいだそうですが、ミュージシャンとしてはもう12年以上、活動をしています。
SIRUPの名前の由来は、「Sing & Rapという意味以外に、シロップ(Syrup)にもかけている」とのこと。さらには、「SIRUPとSyrup」のスペルの違いのように、他の音楽との融合を意味することや、自身の音楽にR&Bやソウルミュージックの「甘い」要素があるのだ、という意味もこめているそうです。
『Do Well』以外にもヒット曲は多い
ファーストアルバム「FEEL GOOD」が2019年に発売となり、それまでに単発で発表していたシングルも収録されました。
『Do Well』の前に、『LOOP』や『Synapse』『SWIM』といった曲がすでに先行で話題となっており、満を持してのフルアルバム、といったところでしょう。
『LOOP』のMVは2018年に公開されましたが、再生回数が600万回を越えているそうです。そんな話題のミュージシャンがHONDAに提供した『Do Well』とは一体どんな曲なのでしょうか、掘り下げてみましょう。
HONDAのCMで話題になったSIRUPの『Do Well』
HONDAのCMでお馴染みの『Do Well』はSIRUPのファーストアルバム、「FEEL GOOD」に収録されています。
このアルバムは彼にとって初のフルアルバムで、これまでに既にMVなどで話題となっていた『LOOP』や『SWIM』なども収録、話題の1枚となっています。
発売は2019年5月28日、SURUPの魅力がたっぷり聞ける1枚です。『Slow Dance』にはBIM、『PLAY』にはTENDREなど、豪華ゲストにも注目です。
収録曲は
- Pool
- Do Well
- Why
- Rain
- Evergreen
- Slow Dance feat.BIM
- Synapse
- CRAZY
- PRAYER
- SWIM
- PLAY feat. TENDRE
- LOOP
POOLに始まり、LOOPで終わる、というのもなかなかおしゃれな趣向ですよね。
SIRUPの『Do Well』はどんな曲なのか
Honda〈VEZEL TOURING〉のCMに起用されている『Do Well』、あらためてきくとラップやヒップホップ、R&Bの要素も多いですが、ジャズのノリもあって、ほんとにおしゃれですよね。シティポップという言葉が似合う曲だと思います。
さて、『Do Well』とは一体どんな歌詞で何について歌っているのか、少し掘り下げてみましょう。
変に構えて Turning back もったいない
上がったつもりでも
ここから先 未開の地へ Let go
Baby 笑えない冗談 Shut up
どこまで行っても
音、響かない世界に
興味はないから
Baby let me go
『Do Well』の歌詞は、ラブソングでも人生観を歌ったものでもなく、SIRUP自身の音楽観、音楽に対する思いを訴えた曲のようです。この曲の他にも彼の歌にはそういった内容の歌詞のものが多いです。
変に構えてしまって後戻りするなんてもったいない、自分は未開の地へと足を踏み入れるのだ、という強い決意。
新しい地へと足を踏み入れる冒険なんてやめてここにとどまってろだなんてそれは笑えない冗談、とし、本気の思いが伝わってきます。
さらに、自分の音楽が認められない、自分の音が響かない世界に興味はない、とし、このまま先へ行くよ、という彼の決断がここに表れています。
今でこそ、CMにも曲が起用され、ブレイクし始めている彼ですが、キャリアは10年以上あると言います。その間、色々と自分の音楽を模索し、妥協しようと思ったこともあるのかもしれません。
しかし彼は自分の音が認められない世界ならいたくない、先に進む、と言い切っています。
いつだって 刺激求め
Take it, Make it, Get it
Always thinking 神秘
Told me あの時
そのままTrust me
このまま揺れていたいや
Oh dance with me
Da la ta ta ta Do well……
マンネリなんてつまらない、それは音楽にも言えることで、いつも同じ音楽ばかり聴いたり演奏したりするんじゃなくてやっぱり刺激が欲しいものです。
それは新しい音への挑戦、まだない音楽への憧れ、そういったものを指すのでしょう。
あの時自分はそう決めたはず、その時の自分を信じて、このままグルーヴに身を任せていたい、そんなふうに解釈しました。
車のCMということで「揺れていたいや」の「たいや」がうまくかけてあるのかなとも思います。
ともかく、言葉選びのセンスはもちろんなんですが、日本語と英語を上手く組み合わせての韻の踏み方が絶妙ですよね。
日本語も英語も交じっているのに、聴いていて全く違和感やぎこちなさを感じません。SIRUPは独学で英語の発音は学んだと語っていましたが、たしかに、こういう音楽に乗せるのにぎこちない英語では音が止まってしまいますよね。
流れるように自然に聴こえるのはその努力のたまものなのでしょう。
そして気になる「Do well」の意味。
これは色々に受け取れますが、筆者は「まあうまくやっていこうぜ」というような意味に受け取りました。
「うまくやっていけるさ」、でもいいのですが、「Do」を命令系でとるとしたら、「うまくやれ」というニュアンスになるのかなと思います。
未知の世界に踏み出すのに不安がないはずはありません。しかし「ま、うまくやっていこうぜ」とすることで気分を上げているのでしょう。
この曲は彼の音楽への思いを歌ったものではありますが、音楽以外に置き換えることもできますよね。仕事でも自分の夢でも、とどまっていないで先へ進もうとする人への後押しソング、とも言えるのではないでしょうか。
SIRUPの『Do Well』まとめ
こちらではSIRUPの『Do Well』について、収録アルバムや、歌詞の意味などについて考察しました。
テレビCMで放映され、たくさんの人の耳に留まる、というのは非常に大切なことです。しかしそれと、「耳について離れない」「印象的」となるのはまた別のことです。いくらCMで流れていても、全くかすりもしない音というのもありますよね。
しかし『Do Well』は間違いなく、「あれっ、なんかかっこいい曲」「おしゃれ」「聴いていて心地良い」と、人々のインパクトを引いた曲でしょう。
今後のSIRUPの楽曲にも注目です。