音楽用語「タブラチュア(tablature)」の意味を解説!
タブラチュア(tablature)とはどのようなものかご存知ですか?ギターでいえば「タブ(TAB)譜」のことですね。ギター以外の楽器でもタブ譜のようなものが使われています。ここでは、音楽用語「タブラチュア(tablature)」についてご紹介します。
音楽用語「タブラチュア(tablature)」の意味とは?
タブラチュア(tablature)とは、楽譜の一種です。
五線譜を用いず、演奏するために必要な楽器の操作(押さえる指の位置や操作の仕方)などを文字や数字などで表記した譜です。もちろん、楽器によって操作は異なりますので、それぞれの楽器に特有のタブラチュア譜があります。
西洋では、18世紀ごろまでオルガンやリュート、ハープなどの楽譜としてタブラチュア譜が使われていました。
現在でも、箏曲(そうきょく)やギターなどでタブラチュア譜が使われています。
タブラチュア譜により、初心者でも簡単に楽器を演奏できます。
しかし、五線譜とは異なり、タブラチュア譜から調性、和音などを直感的に知るのは難しく、ましてやタブラチュア譜にアレンジを追加することはそう簡単ではありません。あくまでも、どのように操作すれば演奏できるかに重点を置いて表現された譜面なのです。