音楽用語「クロマチック/クロマティック」の意味を解説!
クロマチック/クロマティックの意味はご存知ですか?クロマチックハーモニカや、クロマチックスケールなど、音楽をされている方なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。ここでは、音楽用語「クロマチック/クロマティック」の意味をご紹介します。
音楽用語「クロマチック/クロマティック」の意味とは?
chromatic(クロマチック/クロマティック)とは、「半音の、半音階の」を意味します。
また、通常は全音階のみ演奏できる楽器でも、半音階を演奏できるしくみのある楽器を指す場合もあります。
(例)
- クロマチックハーモニカ(クロマティックハーモニカ)
- クロマチックハープ(クロマティックハープ)
なお、chromatic(クロマチック/クロマティック)と対になる概念として、「全音階の」を意味するdiatonic(ダイアトニック/ディアトニック)があります。
クロマチックスケール(クロマティックスケール)とは
ピアノやベースでよく耳にする、クロマチックスケールについてご紹介します。
以下のように、12の音階で表したものです。隣り合う音が全て半音の間隔になっています。
楽譜では、上昇する音階の場合は半音を#で表現しますが、下降する音階の場合は半音を♭で表現します。
ちなみに、ダイアトニックスケール(ディアトニックスケール)は、以下のように7つの音階で表したものです。
隣り合う音の間隔は、全て全音というわけではありません。ド・レ・ミの間隔は全音ですが、ファはミに対して半音の間隔です。
また、ソ・ラ・シの間隔は全音ですが、シは1オクターブ上のドに対して半音の間隔です。