【ORANGE RANGE】夏の名曲といえばこれ！イケパラの主題歌としても起用された「イケナイ太陽」に迫る！

 

ORANGE RANGEは全員沖縄県出身のロックバンドです。ラップとのミクスチャーロックが特徴です。

バンド名の由来はGLAY、THEYELLOWMONKEY、thebrilliantgreenといったように名前に色の付いてるバンドは売れるというメンバーのNAOTOの母親のジンクスに沿って付けらました。

HIROKI(中音)、YAMATO(高音)、RYO(低音)のトリプルボーカルという異例のスタイルを取っています。

2003年2ndシングルの「上海ハニー」でブレイク。それから「花」、「ロコローション」などオリコン1位のヒット曲を多数輩出。この当時学生だった方はオレンジレンジを知らない人などいなかったのではないでしょうか。PVも話題となり、カラオケで盛り上がる定番の曲だらけでしたね。

そして彼らの活躍した2000年代は空前の沖縄出身バンドブーム。01年にモンゴル800が発表したアルバム『MESSAGE』（ハイウェーブ）が300万枚売り上げたことをきっかけに、沖縄出身バンドの快進撃が始まりました。HYなども100万枚を超えるヒット作を連発しました。

 

 

母校の沖縄市立山内中学校の卒業パーティーでNAOTOがギター、KATCHANがドラムを担当し披露したバンドの存在がオレンジレンジ結成のきっかけでした。中学校卒業をもって解散しましたが、KATCHANが沖縄県立北谷高等学校に進学したNAOTOとYOHを誘い、バンドは再結成。
その後、当時バンドの練習場だったNAOTOの家によく来ていたHIROKIがボーカルとして加入し、YOHの弟でラップが好きなRYOが2人目のボーカルとして加入します。YOHがYAMATOを誘いデビュー当時のメンバーとなりました。

2003年6月4日にはシングル「キリキリマイ」でgr8! recordsよりメジャーデビューを果たし、同年7月16日に発売した2ndシングル「上海ハニー」でブレイクを果たしました。そして、4作目のシングル「ミチシルベ〜a road home〜」から2006年5月10日に発売した13thシングル「チャンピオーネ」まで9作連続首位獲得を記録します。
特に2004年10月20日に発売した8thシングル「花」は映画「いま、会いにゆきます」の挿入歌ともなり、オリコンシングルチャートに52週登場する程のロングヒットとなりました。

 

 

ORANGE RANGEは、2009年にそれまでのレーベル「gr8！records ソニー」から、現在の自主レーベル「SUPER((ECOH))LABEL」へと移籍しました。
ちょうどこの頃からメディアでの露出が極端に減り、沖縄を拠点に自分たちのペースで音楽活動をするようになりました。そのため、世間では消えた、干された、解散したなど噂がたつようになりましたが、楽曲の無料配信や限定配信、完全無料の招待制ライブを開催するなど現在も精力的な活動を続けています。
現在でも夏に茨城県のひたちなか公園で開催されるROCK IN JAPAN FESTIVAL などの夏の大型音楽フェスには定期的に出演しています。

 

 

イケナイ太陽は2007年に放送された堀北真希主演の日本テレビのドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』の主題歌でした。原作は中条比紗也の漫画作品『花ざかりの君たちへ』。ドラマは副題を略した「イケパラ」の愛称で呼ばれていました。
ストーリーは堀北真希演じる芦屋瑞稀が「イケメン」ばかりが揃う男子校に転校して、性別を隠しながら学園生活を送るというもの。タイトルの通り男子校の生徒はイケメンばかりでまさにパラダイス。
そのイケメン高校生役には小栗旬、生田斗真、水嶋ヒロ、山本裕典、岡田将生と今から考えると豪華な顔ぶれが勢揃い。出演者たちはこのドラマをきっかけにスターダムの座を歩んでいきました。
劇中でイケメンたちがAvril Lavigneの「Girlfriend」に乗せて踊ったチアダンスは当時話題にもなりました。
最終回は平均視聴率20%を超え2007年夏クールのドラマで第一位の高視聴率でした。
2011年にはAKB48の前田敦子でリメイクもされたドラマ「花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス〜2011」が放送されました。また2012年には韓国でもリメイク。『花ざかりの君たちへ For You In Full Blossom』が放送されました。

 

 

『イケナイ太陽』は2007年7月18日に発売された17枚目のシングルです。アルバム『PANIC FANCY』に収録されています。オリコン初登場３位。

フジテレビ系ドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』のオープニングテーマ。オリコンでは2007年の「夏の思い出ソング」のランキング1位、「カラオケで盛り上がる曲」男性・女性部門の総合1位を獲得しました。
PVは新しく撮影された映像と、これまでのORANGE RANGEのPVの一部が混ぜ合わさって作られています。
『イケナイ太陽』はORANGE RANGEらしいノリノリのパワーポップとなっています。当時高校生だった人はカラオケで歌ったという人も多いはずです。

 

 

この歌詞では男が女性に一目惚れして、すぐにでもアタックしてしまいそうな様子が描かれています。オレンジレンジのノリノリな曲調、夏の歌ということもあり、イメージとしては夏のビーチで、セクシーな水着美女を見つけてデレデレになっているという感じでしょうか。純愛というよりはナンパとかチャラい感じが想像できますね。

 

彼はセクシーな女性に一目惚れし、遂には話しかけてしまいます。しかし会話の中身が入ってこないくらいドキドキして舞い上がっている彼の心情が歌詞からうかがえます。そしてドキドキした胸の高まりは女性の髪を撫でてしまうという行動に現れてしまいます。

 

ABCとは男女交際においての体の関係までのステップを隠語で表現したものです、詳細は「恋愛ABC」で調べると出てきますので、詳しく知りたい方はネットで検索してみてください。最近ではABCで恋愛ステップを表現することは少なくなりました。通じるのはアラサーくらいまででしょうか。

彼女といい感じに持ち込めた男はどうにか一線を超えたいという気持ちが高まりますが、彼女の心の奥の気持ちが気になってしまいます。ここで一線を超えれるかどうかの駆け引きが重要となってくるのです。ここで一歩踏み込めない自分の様をイケナイ太陽と表現しています。

 

結局のところ彼は色々考えましたが、運命とか純愛とかではなく下心であるということは自覚している様子。彼女もまんざらではなさそうなので、深いことは考えず、一線超えちゃおう！という感じですね。

 

ついに一線を超えた二人。ワンナイトラブの始まりです。これは2人の夢のひと時、つまりベッドタイムを表現した歌詞ですね。「騙し騙され」「下手な芝居」2人はどのようにベッドで盛り上がったのでしょうか。ここは皆さんのご想像にお任せします。ドキドキですね！

 

ここから「彼目線」だった部分が「彼女目線」へとシフトしていきます。彼女も彼同様に彼の本心が気になっている様子。ちょっと違うと思いながらも盛り上がる情事。その時「彼じゃなきゃいやだ」ということに気が付くのです。燃え上がる2人の恋、まだまだ2人の暑い夜は盛り上がりそうです。

 

１コーラス目でも登場したフレーズですが、１コーラス目とは状況が違います。１コーラス目は彼が一目ぼれして、ドキドキして舞い上がっている様子でした。今回はベッドの上の情事の後といったところでしょうか。同じ歌詞でもイメージする光景はだいぶ違いますね。

 

そして最後彼は運命の赤い糸を彼女に対して意識します。彼は一目ぼれし、一夜をともにしたことにより運命を感じたようです、こういった情事はその場限りの関係ということもありますが、今回の情事で2人は運命を感じたようです。この後２人がどうなったかどうかは語られていませんが、もしかしたらカップルになった可能性もありますね。

 

 

『イケナイ太陽』の歌詞の表向きは女性に一目ぼれした彼の心情の歌ですが、とらえ方によっては下ネタソングにもなります。
サビの「熱く奥で果てたいよ」、「イケナイ太陽」などすべて下半身について歌っていると捉えられなくもありません。また「オレの青春」は「オレの精子」を言い換えたものではないかという憶測もネットではあります。
ちょっと勘違いなんじゃないのと思うかもしれませんが、ORANGE RANGEの歌にはこの他にも直接的ではありませんが、エロについて歌った曲が多数あります。ですので、真相は闇の中ですが嘘とは言い切れません！

 

 

ORANGE RANGEの『イケナイ太陽』の解説はいかがでしたでしょうか。歌詞について解説をしましたがおそらくそこまで深い意味はないかと思われます笑。
なぜならORANGE RANGEの歌詞には意味不明な歌詞の曲が多く存在するからです。リズムや語感を大事にしているのだと思います。ORANGE RANGEの曲は深く考えずにノリノリで聴くのがおすすめです。