【SHISHAMO】恋愛ソングが多いガールズバンドSHISHAMOが曲に込める想いとは?

スリーピースバンド、ガールズバンドの先陣を切る存在であるSHISHAMO。共感を呼ぶ歌詞やかわいい歌声、そして確かな演奏技術などさまざまな武器を持って進むバンドであるSHISHAMOの特徴や歌詞の魅力に注目してみました。

今や知らない人がいないであろう3ピースガールズバンドSHISHAMO

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2010年に神奈川県の川崎総合科学高等学校デザイン科の軽音楽部で結成されたバンド、SHISHAMO。

結成当時は「柳葉魚」という表記でしたが、2012年に現在の「SHISHAMO」に表記を改名しました。

『僕に彼女ができたんだ』、『君と夏フェス』、『明日も』など、これまでにヒット曲を数々リリース。

2017年に『明日も』が川崎フロンターレの応援チャントに起用され、始球式も務めることに。さらにその年、「第68回NHK紅白歌合戦」への出場も果たし、国民的ガールズバンドとして一気に知名度を上げました。

他にも『水色の日々』が「カルピスウォーター」のCMソングに起用されたり、TBS系の「王様のブランチ」のテーマソングに『ハネノバシ』が、ロッテの「爽」のCMソングに『OH!』が起用されるなど、タイアップも多数。

今や、誰もが一度はSHISHAMOの曲を聴いたことがある、というくらい幅広い場面で活躍しているバンドです。

彼女たちの特徴

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今の時代の3ピースのガールズバンドの道を切り開く存在となったSHISHAMO。

彼女たちの楽曲の特徴は、切ない恋愛模様を描く恋心や共感できる感情を綴ったリアルな歌詞、シンプルながら確かな実力を持つ演奏技術、そしてバンドのよさを改めて感じさせてくれるサウンドなどさまざま。

特に歌詞に対する評価は非常に高く、胸がキュンとする歌詞などは名言として取り上げられ、ネット上でもたくさんの人に注目されています。

SHISHAMOというバンドは変に力んで気取ったようなところがなく等身大の音楽を感じさせてくれるのですが、それがある意味でファンとバンドの距離感を近付けてくれるようにも思えるのです。

圧倒的な知名度と人気を誇るすごいバンドでありながら、大きなバンドとしての威圧感をいい意味で感じさせずにいつまでもファンの近くにいて共感できる歌詞を綴った楽曲を披露してくれる。

そんな距離感も、SHISHAMOの大きな魅力の1つになっているようにも思います。

宮崎朝子のかわいい歌声

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SHISHAMOの楽曲の魅力の1つとなっているのが、ボーカルである宮崎朝子のかわいい声です。

女の子らしい素朴でかわいい声でありながら、聴けば彼女の声だとわかるしっかりとした特徴も持っています。

芯はあっていい声なのにふんわりと柔らかく、バンドサウンドの中でもしっかり抜けて映える声で、声がかわいいから好きというファンも多いです。

SHISHAMOの楽曲は恋愛を歌ったものが多いですが、宮崎朝子の飾り気のない真っ直ぐな声で歌われると、歌詞に込められた意味や想いがすっと耳に入ってきます。

嫌味がなく聴きやすい声は多くの人に愛され、SHISHAMOの武器にもなっているのです。

どんな人の耳にも柔らかく届く彼女の声を聴くと、SHISHAMOを知らない人も含めた不特定多数の人が観るCMなどにもたくさん楽曲がタイアップされているのもうなずけます。

楽しく切ない、青春も含めた恋愛ソング

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恋というものは、いつもキラキラしているわけではありません。

切なくて苦しいこともたくさんで、だからこそ叶ったときの幸せや恋の楽しさを感じることもできます。

SHISHAMOの楽曲は恋の明るい部分はもちろん、切ない部分にも焦点を当てたリアルな歌詞や名言として評価される言葉遣いが評判です。

うまくいかないこともある。そんな青春のほろ苦い部分を歌った楽曲が共感を呼んでいるのです。

また、SHISHAMOの楽曲にはバンドサウンドを活かしたパワフルな曲やライブで盛り上がるノリのいい曲、そしてバンドとしての成長を感じさせるしっとりした大人っぽい曲もあり、その音楽性の幅広さも魅力となっています。

SHISHAMOの人気曲まとめ

さよならの季節

切なさ満開の歌詞が魅力の『さよならの季節』。

「いつも後ろから見てた」「いつも隠れてみてた」「いつも待ち伏せしてた」という歌詞からは、憧れの大好きな先輩への愛情や執念が感じられてどこか恐怖すら感じます。

届かない恋。その相手が同じ学校の先輩という絶妙な距離感がまたリアルに感じます。

学校によっては、部活などが同じではない限り先輩との関りがほとんどないこともあると思います。

ただ同じ学校というだけで、接点はほとんどない先輩。

もし自分が同じ学年で、同じクラスだったら…なんて想像したり、同じ学校だからこそ届かないけど毎日その姿を見るという距離感がまた切なく、そして先輩とは必ず先に卒業して去っていくという存在でもあります。

「卒業式終わったのに
私の恋は終わってくれない」

伝えられないからこそ、自分の中で終わらせることすらできず、あてもなくさまよい続ける恋。

SHISHAMOらしい陰鬱で切ない世界観が描かれた、中毒性のある1曲です。

君と夏フェス

2014年7月2日にリリースされたシングル『君と夏フェス』。

音楽好きの人にとって、大好きな人と趣味が合って一緒にフェスで楽しめたら嬉しいですよね。

でも、まだ初々しい関係の彼に、ロックバンドを見て暴れて楽しむ姿を見せるのは恥ずかしい…。

純粋にいつものようにフェスを楽しみたい気持ちと、彼とフェスを楽しみたい気持ちに挟まれる主人公。

でも、いざ目の前のステージで音が鳴れば体は勝手に動き出し止めることができません。

恋模様と、実際にフェスに参戦したときの状況が絶妙にリアルに描かれている歌詞に「あるある」と共感して頷いてしまう人も多いのではないでしょうか。

ライブに対する気持ちの高まりと、好きな彼に対して高鳴る気持ちを重ね合わせるという視点がおもしろく、最後の彼の一言には思わずにやけてしまいます。

実はこの曲は、SHISHAMOが「シングル」として初めて製作した楽曲で、”夏”をテーマにした曲を作ろうと考え、夏フェスの曲になったそうです。

歌詞の中に出てくる「スーツを着たロックスター」については、バンド好きであれば誰がモデルとなっているのか気になっていろいろ予想してしまうと思いますが、方向性としてはミッシェル・ガン・エレファントのようなバンドがイメージとなっているようです。

初めて”シングル”ということを意識した楽曲ということで製作の際には戸惑うこともあったようですが、結果的にはまさに夏フェスの定番となるようなヒット曲となりました。

ねぇ、

2018年6月20日にリリースされたアルバム『SHIISHAMO 5』に収録されている『ねぇ、』。

この曲は「カルピスウォーター」のCMソングにも起用されました。

CMの絵コンテに基づいて制作された楽曲で歌の部分が短く作られているのですが、これはレコーディングでの歌録りが大変なのであえて歌を短くしようという目的があったそうです。

この曲は歌詞の内容が非常に印象的で、CMにも描かれている恋をする女の子の気持ちが見事に表現された1曲となっています。

なかなか想いを伝えられない主人公。

自分の気持ちを素直に伝えることはとても勇気のいることで、簡単には出来ることではありません。だからこそ、この歌詞と同じような状況にいて同じような気持ちを抱いているという人も多いのではないでしょうか。

伝えられないけどそれでも誰よりも伝えたいという気持ちは強くて、こっちを向いて欲しいという想いが込められているような「ねぇ」という一言のタイトルにセンスを感じます。

宮崎朝子の力強い歌声が背中を押してくれて、あと1歩踏み出す勇気をくれるような曲です。

恋する

まさに今の自分の思いをそのまま歌った曲だ、と多くのファンの共感を呼んだ歌詞が話題の『恋する』。

この曲も”夏”という季節をテーマに作られた楽曲です。

仲のいい友達に恋をしてしまった主人公。お互いの好みだってなんだって知っている、だからこそ、想いが届きにくい存在。

全然タイプじゃないのに、友達としか思ってなかったのに、ちょっとしたことをきっかけに胸が高鳴ってしまえばどんどん堕ちていってしまう、青春の甘酸っぱい恋が描かれた1曲です。

タオル

ライブで盛り上がること間違いなしの『タオル』。

聴いただけで、今すぐライブに行ってタオルを回したくなります。

『タオル』はもちろんライブの定番曲となっており、そのためSHISHAMOのライブではタオルは欠かせないアイテムとなっています。

SHISHAMOのグッズであるマフラータオルは1000円で販売されており、他のバンドよりもお値打ちに購入できると評判のアイテムでもあります。

もともと『タオル』という楽曲は、CDへの収録もされておらずMVなども公開されていないためライブでしか楽曲とされていました。

以前はタオルを購入すると『タオル』が聴けるシリアルナンバーがついていたのですが、そちらも現在では配布が終了してしまったため、やはりライブでしか聴けないレア曲となっています。


バンドのサウンドでライブを盛り上げつつ、「せーの!」という掛け声や「ぐるぐる」という歌詞がかわいくて、ガールズバンドとしての魅力も感じさせてくれます。

まとめ

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まだまだ止まらない快進撃を見せるSHISHAMO。

同性だからこそわかる女心。そして、リアルな女心を綴った歌詞を、幅広い層に評価されるバンドサウンドに乗せて届ける。

SHISHAMOは、ガールズバンドとしての魅力を最大限に活かして活躍するバンドなのです。

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