【Iri】新進気鋭のシンガソングライターIriの経歴やプロフィールに迫る!

魅惑の低音ボイスと高い音楽性が人気の女性歌手・Iriさんの経歴やプロフィール、代表曲をご紹介していきます。ジャズバーで経験を積み、デビュー間も無く数々の大型イベントに出演、多くのタイアップも掴んだ実力派歌手・Iriさんの魅力に迫ります。

記事の目次

  1. 1.注目を集める女性歌手Iri
  2. 2.大物歌手Iriの経歴・プロフィール
  3. 3.注目の歌手Iriはハーフなの?
  4. 4.才能溢れる歌手Iriの魅力とは
  5. 5.新進歌手Iriの人気曲ご紹介
  6. 6.人気歌手Iriのまとめ

注目を集める女性歌手Iri

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女性ながら低音の効いたイケボで人気の歌手、Iriさんをご存知ですか?UAさんを思わせる様なスモーキーでいて艶やな声質を持った、クールでスタイリッシュなボーカルスタイルに魅了される人が続出です。今回はそんな日本の女性シンガーソングライター、iriさんについてご紹介していきたいと思います。

彼女の音楽はHIP-HOPやフリーソウル、ジャズやアシッドフォークの影響を強く感じさせる、どこか翳りや憂いを含んでいます。しかしネガティヴさはなく、立ち向かっていく人の力強さやポジティブさを持っていて、聴く人に勇気と感動を与えてくれます。

ミュージシャンからも彼女の才能に対しての評価が高く、水曜日のカンパネルラのケンモチヒデフミさんは、その作曲能力を絶賛しています。音楽イベントで共演したシンガー・ソング・ライターの向井太一さんも彼女の声に魅了された一人です。

大物歌手Iriの経歴・プロフィール

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Iriさんは1994年生まれで神奈川県逗子市の出身の女性です。高校生の頃から歌手の道を志していたIriさんは、独学でアコースティックギターを習得し、アルバイト先のジャズバーでライブ活動を行っていました。

ジャズバンドとのセッションで実力をつけたIriさんは、2014年にソニーのオーディションでグランプリを受賞します。ニューヨークへの留学を経て2016年にアメリカのシンガー・ソングライター、ドノヴァン・フランケンレイターの来日公演のオープニングアクトに大抜擢されます。

そこから勢いづいたIriさんは「ライジング・サン・ロックフェスティバル」や「サマーソニック」などの大型ライブイベントに参加して、注目を集めるようになります。

2016年にビクターからアルバム「Groove it」でメジャーデビューを果たします。このアルバムはi Tunes Storeでトップ10入りを果たし、HIP-HOP/RAPチャートでは1位を記録しました。

翌年リリースされたファーストシングル「Watashi」がナイキのキャンペーンソングに起用され、Iriさんの楽曲は全国的な人気となります。

その後「会いたいわ」がTik Tok週間楽曲ランキングで1位となり、様々なメディアでタイアップされるなど、その実力が多くのリスナーに届くこととなりました。

注目の歌手Iriはハーフなの?

ブルージーでアシッドな低音ボイスが魅力のIriさんですが、そのルックスはご覧のように可愛らしい女の子です。日本人離れした大きな瞳と白い肌、その美しいルックスからか彼女にはある噂がファンの間であります。

それは、彼女がハーフではないのか?というものです。確かにハーフのような目鼻立ちの整った顔をしていますが、実際にはいかがなものでしょうか?

調べてみたところ、彼女のご両親は日本人で、ハーフではないことが判明しました。Iriさんが流暢に英語を話せるのは、海外留学の経験がある為であると思われます。

また、Iriという名前については、本名の『宮田 位里(いり)』さんから取った芸名であることが分かっています。

英語も上手でルックスもかなり整っているので、ハーフと思うファンがいるのも納得です。

才能溢れる歌手Iriの魅力とは

才能に恵まれたアーティストのIriさんの魅力はどんなところでしょうか?彼女は楽曲から受けるイメージとは違い、人見知りで引っ込み思案な性格であることをインタヴューで告白しています。

しかし、ニューヨークへの留学やジャズバーでの演奏経験などを通して、もともと引っ込み思案であった彼女が、他者に対して自分の気持ちや、感じたことを伝えようと努力や工夫をしてきたということが想像できます。

だからこそ、聞く人の気持ちに寄り添った、心の通った歌が歌え、それをリスナーに届ける表現能力が身についたのではないかと思います。

それに加えて、彼女の低音の落ち着いた声は生まれ持った大きな武器となっています。七尾旅人さんに影響を受けて、ギターでの弾き語りを始めたということですが、確かにライブで一人クラシックギターの弾き語りで世界を作ってしまうところなどは、七尾さんの影響を感じます。

Rollin'Rollin/七尾旅人・やけのはら

七尾旅人さんが2009年にリリースした『Rollin'Rollin』ではヒップホップアーティストのやけのはらさんとコラボをしています。こういったロック/ポップス系ミュージシャンとヒップホップアーティストとのコラボには1994年の『今夜はブギーバック』という大名曲がありますが、七尾さんファンのIriさんは、ここからヒップホップの要素も楽曲に取り入れていくようになります。

彼女の音楽はギターの弾き方りが基本となっていますが、バックトラックがヒップホップやトリップホップ的な影響を感じるのには、そういった素養があるのでしょう。抜群の歌唱力とメロディセンス、リスナーの心を掴む歌詞に音楽通もくすぐられるバックトラック作り。彼女が幅広い層の支持を得ているのには、そんな理由があるのだと思います。

新進歌手Iriの人気曲ご紹介

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日本と英語をナチュラルに織り交ぜた言葉遊びも巧みな歌手、Iriさんの名曲をご紹介していきます。

wonderland

『wonderland』は、2019年にリリースされた3枚目のアルバム『Shade』に収録されているナンバーです。ソニーのウォークマンのキャンペーンソングに使用され、話題となった楽曲で、初めてのミュージックビデオも公開されています。

彼女らしい、アコースティックなサウンドとエレクトリックなサウンドが美しく融合した楽曲で、メランコリックで儚げな音世界にいつまでも浸っていたくなってしまいます。

あっという間に過ぎて行ってしまう毎日の生活、繰り返しの中で自分は何かを成し遂げたなんていう実感もなく、とにかくこなしているだけ。多くの人が思わず共感してしまうリリックではないでしょうか?

every day, every time
今日もあっという間に done
何が成せたなんて
おもわず drunk and drunk
くだらないジョーキング
答えのないトーキング
All day, all day All night, all night

始まりはそういつも暗いとこ
這い上がる なにも映らないとこ
やけに明るい世界じゃ嘘のよう
黒く汚れた心気の持ちよう
振り替えればいつだって
同じ失態ばかりで でもこの情景が変わって
たらきっとここには立ってない

現代社会はとかく目まぐるしい変化があり、それに対応していくだけでも人は精一杯です。でも何もできないで、ただこなして行くだけの毎日に少しの焦りも感じられます。

くだらないジョークを言って笑い合っていても、心の中は晴れ渡っているわけではありません。先の見えない将来への不安もあるのかもしれません。

少し気怠い感じのフロウがまた、現代社会に生きる若者の気持ちを代弁しているようです。

明るいだけの世界なんて、確かにありはしません。暗く、落ち込んだ気持ちになってしまうのは、真剣に生きていればいる程当たり前のことだと思います。

でも、それも振り返ってみれば過去のことでそういったことを乗り越えてきたのだから、前に進むことが出来るんだ。ネガティヴも決して否定せずに、むしろネガティヴがあるからこそのポジティなのではないか、そんな風に感じられるリリックです。

会いたいわ

イントロの綺麗なアコースティックギターのサウンドで既に心が持っていかれます。すぐに印象的なフックの部分が始まります。七尾旅人さんがそのまま歌いそうな、女性にしては低音の効いたメロディラインで『会いたいわ』と繰り返され、その歌世界にあっという間に引き込まれてしまいます。

彼女の美しく大きな瞳で『会いたいわ』なんて言われたら、今すぐにでも会いに行きたくなってしまいますが、決して感情的に歌い上げるのではなく、クールなトラックに乗せて淡々と繰り返されるところが逆に気持ちの強さを感じますね。

複雑な感情が交差する深夜
何もかも分からなくなった
信じることももう全て怖くなった
でもあなた信じなきゃ始まらないや
言いたいことそりゃいっぱいあるわ
浮かばせればそりゃ夢になりそうだ
ストーリーは続くストーリーは

2人初めて出会った日 仲も良くないのに手を繋いだり
知らない店に駆け込んだり

感情とは、ひとつだけではなくて、例えば好きだけど嫌い、とか優しさも欲しいし冷たさも欲しいとか、そんないくつもの気持ちが混じり合っているものです。だからこそ、自分で自分自身のことがわからなくもなるし、ましてや自分の感情を人に説明なんて出来ないものなのです。

少し浮遊感もあるスローなバックトラックが、夜の雰囲気を漂わせています。一人で夜に考え事をしていると、どうにも気持ちのやり場がなくなって自分がおかしくなってしまいそうになる事もありますよね。

好きな人に会いたい、会って話がしたい。そんな普遍的な欲求によって、人ははるか昔からこの現代においても、変わらずに苦しんだりもがいたりしています。

暗闇はいつしか2人を迷わせた
どこへ行けば 何をすれば
平和なあの日戻ってくるの?

伝えたいことは伝えた
もうこれ以上伝えることはない
だっていつも想ってるお互い
「愛してる」「ありがとう」それだけです。

本当に大切な言葉は、決して難しいことではなく単純に「ありがとう」とか「愛してる」ということなのですが、そんな単純な言葉を伝えることが、いかに難しいかは皆さんもよく知っていると思います。

人の心は複雑で、思っていることと逆のことを言ってしまったり、言わなくても良いことを言ってしまい、傷つけてしまうことも多くあります。

でも、ただ会って目を見るだけで言葉を超えて伝わるものはあります。大切なものは心の中にあって、私たちには何も言わなくても、本来は誰でも、それを感じることができる力があるのです。

NightGroove

『Night Groove』は、Iriさんのインディーズ時代からの楽曲で、メジャーデビューアルバム『Groove it」やシングル『会いたいわ』との両A面シングルとしてリリースされています。

こちらの演奏は、2018年に行われたライブイベント『Sofar  Tokyo』での様子で、イギリスで人気を博している音楽イベントの日本版です。Iriさんは噂されるようにハーフっぽい雰囲気で、可愛らしいルックスですが、発せられる歌声はソウルフルで、大人っぽさや力強さを感じさせます。

Iriさんは楽曲の作詞・作曲も自身で行っていますが、この『Night Groove』はどのような事を歌っているのでしょうか?

君の笑顔がステキすぎて もうどうしようもできない
君があまりにも綺麗すぎて 全然ムーヴィングできない
切り取られた君の笑顔に 私の視線が貼り付けに
とどまることない ナイトグルーヴィング
君と二人で暗いとこに

始まりました デイドリーミング
君と出会った あの街に
ロングヘアに あのTシャツに
もしかしての もしかして
振り向いた瞬間に 弾けだすスパークリングが
溶けて消えて宙でふわり
気づけば逃げ出す自分に また苛立ちがぐるぐる周る
 

君の笑顔が素敵すぎて、あまりにも綺麗すぎてと愛する人に対する気持ちをストレートに表現しています。主人公は男性でしょうか、それとも女性の目線でしょうか?もう身動きすら取れなくなってしまう程の恋って、どんなものなのでしょう?グルーヴィングはムーヴィングと韻を踏んでいます。

ナイトグルーヴィングは、夜の長いドライブでしょうか。それとも、クラブのようなところで夜通し踊り続けているのでしょうか。二人で暗いところにという言葉には余韻が残ります。

はじまりましたデイドリーミングというところで、舞台は夜から朝に変わります。夜に見ていた君は、もしかしたら夢であったのかも知れません。

でも、振り向いたら君は消えてしまうかも知れない。それが怖くて逃げ出してしまう自分に、イラついているようですね。

伝わりそうもない 気持ち全部 どっかの穴に 投げ捨てて
君の声も 君の顔も 思い出も全部 忘れさせて
痛い目をみるのは これで終わり
さよなら告げて 今日も眠ろう
それが無理だから 泣いてばかり
ナイトグルーヴィング 朝まで

ナイトグルーヴィング
ナイトグルーヴィング
君がいないと 張り裂けそうに
なんで急に 君に夢中に
君に見つめられたら 終わり
ナイトグルーヴィング
泣いてばかりな自分だって かわいいもんだ
泣いていい 泣いたっていい
今日は忘れて まだ踊ろう

仲の良い恋人同士かと思っていたのですが、ここに来てどうやら報われない片思いの歌であったことに気がつかされます。相手の事をただ離れた所から見つめているだけ、それだけで幸せな気持ちになれていた切ない恋です。

でも、自分の気持ちを相手に伝えることは出来ません。忘れてしまえれば、こんなに苦しい思いをしなくても良いはずです。それでも忘れることなんて出来ないから、今日も泣いてばかり。

そんな自分の事が少し愛おしくすら感じられる。多くの人が一度は経験したであろう心情を、包み込むように、でも決してベタベタせずにサラッと歌っている事で、胸にスッと入ってくるのではないでしょうか。

rhythm

『rhythm』は、ファーストアルバム『Groove it』の1曲目に収録されているナンバーです。ギターの2コードで作られたシンプルな楽曲ですが、彼女らしい魅力が溢れています。

国内外のアーティストのプロデュースを手掛けるクリエイター集団、Tokyo Recordingsに所属するアーティスト、Yaffleによるアレンジが非常に効果的です。

 

夏の風に運ばれたlady 心絡まり
解けなくなりそう 冷たい風 心すり抜け
夏の終わりにあっという間に あなたはfar away
予想外すぎる別れ 不安定なsaturday

現実は、程遠い未来 夢の中で描いた期待
すぐに何かに 逃げては転ぶ
落とし穴には 綺麗にはまる
ジャストタイミング 心乱れる
明日のために 少しは眠る
同じサイクルで 時は巡る

ここに描かれているのも、他のIriさんの楽曲と同じように、等身大の20代の女の子のリアルな気持ちです。季節の移り変わりを、風の匂いや冷たさで肌に感じると、人は何だか急に物寂しい気持ちになったりします。

心が急に不安定になってしまう経験は、きっと誰しもが共感できるのではないでしょうか。それでも明日はやってきます。少しは休まなくてはと、気持ちは余計に焦ってしまいます。

時の早さに身を委ねて
なんだって単純 答えはなくて
ブルーならブルーでそれでよくて
私は私のrhythmで

ブルーならブルーで、それでよくて
私は 私のリズムで
これはIriさんのスタイルを、生き方をまさに象徴しているかのようなフレーズです。ここのフレーズに、多くの人が救われた気持ちになったのではないでしょうか。

ファーストアルバムの1曲目というのは、いわば最初の自己紹介のようなものです。そこにこの曲を持ってくる辺りに、彼女の決意がよく現れていると思います。

人気歌手Iriのまとめ

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低音の落ち着いた声が魅力の、人気歌手Iriさんについてご紹介してきました。日本人離れした美しいルックスから、ソウルフルでスモーキーな歌やライムを繰り出すIriさんは今、じわじわと確実にファンを増やしています。

大人っぽさや夜の香りが彼女の歌から感じられるのは、大学時代にジャズバーで働いていたり、ライブをしていた経験が非常に大きいのでしょう。

また、確かな歌唱力は高校生の時から、しっかりとボイストレーニングに励み、準備をしていたことが大きいでしょう。

歌詞にも独特のセンスを感じます。主人公の目線ではあるものの、どこか距離を置いているというか、客観的な視点を持っているのがわかります。

そして、私は彼女の作曲センスが本当に素晴らしいものであることを、皆さんに改めてお伝えしたいと思います。イヤフォンをして散歩しながら、あるいは夜のドライブに最高にハマると思っています。ファンとしてこれからもまだまだ彼女の楽曲を楽しめることを、嬉しく思います。

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