初心者でも耳コピはできる!ギターの耳コピ練習方法ご紹介
苦手意識を持つ人も多いですが、いくつかのことを踏まえてコツをつかめば、ギターの耳コピは初心者にだってできます。絶対音感や音楽的才能は不要で、必要なのは少しの知識と回数を重ねることのみです。今回は初心者でもできるギターの耳コピ練習方法とコツを紹介します。
ギターの単音を耳コピする練習方法①:フレーズを歌えるまで聴く
フレーズを歌うことはかなり大切です。
歌えるようになれば、あとはそれをギターで弾くだけになります。
逆に歌えないということは、そのフレーズを耳コピできていないということです。
まずは聴き込んで、一音一音を確認していきましょう。
歌えるまで聴く時のポイントは?
別のギターの音に埋もれて目的の音が聴き取りづらい場合は「耳コピする前に知っておくべきこと」でお話した通り、イヤホンやヘッドホンを一度左右片耳だけで聴いてみてください。
早弾きなどで聴きづらい場合は、アプリを使ってスローテンポに加工することもできます。
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ギターの単音を耳コピする練習方法②:フレットのポジションを変える
歌えるようになったけど弾きづらい時には、左手(コードを押さえている方の手)のポジションを変えてみて下さい。
難しいと思っていたフレーズが「実はものすごく簡単だった」ということもあるでしょう。
ポジションを変える時のポイントは?
弾きやすくするという意味でも、どこのフレットで弾くか考えるのは大事ですが、それ以上に「ポジションによって音の響きが違う」ということも知っておきましょう。
ボディに近いフレットは尖った音になり、遠いフレットは丸い音になります。
ニュアンスのコピーも、できるようになったら少しずつチャレンジしていきましょう。
ギターの単音を耳コピする練習方法③:動画を見る
「耳コピ」とは言えないですし、既存曲全てにあるわけではないですが、本人が演奏している動画を確認できることがあります。
どうしても耳コピできない時は、動画を見てギタリストがどのように弾いているか知るのもよいでしょう。
指板などを確認しながら視聴してみてください。
動画を見る時のポイントは?
ボーカルがいるバンドやユニットなどの場合、映像はほとんどボーカルに焦点を合わせることが多いでしょう。
そういった場合にはギタリストの指板を見るのは難しいですが「弾いてみた」動画など、指板に焦点を当てた映像を投稿している人がいます。
いくつかの人の動画を参考にしながら、耳コピしていくのもよいです。
ギターの耳コピ初心者におすすめの練習曲3選
特に耳コピしたい曲がない場合や、好きな曲でも難易度が高くて諦めてしまいそうな場合、次の3曲から手をつけるのがよいでしょう。
耳コピをマスターしたミュージシャンたちも最初に練習していた、初心者用の耳コピ練習曲を紹介します。
空も飛べるはず/スピッツ
日本の代表的なポップバンドであるスピッツの名曲『空も飛べるはず』は、楽曲のキーも非常にわかりやすく耳コピ初心者の練習曲にとても適しています。
まずはイントロのコード・ギターの単音から耳コピしてみましょう。
Living Loving Maid(She’s Just A Woman)/レッド・ツェッペリン
ロックの王様バンドであるレッド・ツェッペリンの名曲ですが、特に単音弾きのギターはテンポが遅いので聴き取りやすくなっています。
イントロやギターソロなど、フレットのポジションなども考えながら耳コピできると楽しいですよ。
Again/レニー・クラヴィッツ
ミュージシャンなら誰もが憧れるレニー・クラヴィッツの名曲ですが、この楽曲もゆったりしていて聴き取りやすいです。
レニー・クラヴィッツの音源はギターがはっきり聴こえるものが多いので、ギターの耳コピをマスターするのにとてもよいでしょう。
まとめ
苦手意識を持っている方も多い耳コピですが、特別な技術ではなく初心者でもコツをつかむだけでできるようになります。
コード編と単音編に分けて耳コピの練習方法とポイント、初心者用におすすめの練習曲も紹介しました。
この記事を参考に、今までできなかった耳コピをマスターしてみてくださいね。