マズルカとは?その意味や有名な作曲家を紹介!【ショパン/チャイコフスキー】

マズルカというとショパン、ですね。そもそもマズルカとはどういう音楽を言うのでしょう?意外と意味を知らない、という方も多いのではないでしょうか。
こちらではマズルカの意味や定義をご紹介、また、ショパンも含め、マズルカを作曲した他の作曲家もまとめました。

記事の目次

  1. 1.マズルカとは?
  2. 2.マズルカといえばショパン
  3. 3.有名なマズルカの作曲家と代表曲
  4. 4.マズルカの意味や作曲家などまとめ

マズルカとは?

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マズルカはポロネーズと並ぶポーランドの民族舞踊で、3拍子のリズムが特徴の曲をいいます。
マズルカは19世紀に主にポーランドの貴族たちの間で流行しました。マズルカは総称で、厳密にいえば、「マズル」「オベレク」「クヤーヴィヤク」「オブラツァニ」「オクロングウィ」などに分けられます。これらはテンポや拍子の取り方、また地方によって呼び方が異なるものです。

1拍目より2拍目もしくは3拍目にアクセントがくることが多く、例えば、オベレクは「タタタタタ ターターー」と一番最後の「タ」にアクセントがきます。マズルは「タタターター ターターー」とこれも一番最後の「タ」にアクセントがきます。

マズルカといえばショパン

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マズルカと言われてまず浮かぶのがショパンでしょうか。ショパンは非常に多くのピアノによるマズルカ曲を発表してきており、ショパンのピアノを語る上でマズルカはワルツやノクターンなどと同じように、外すことのできない要素です。

上記のように、同じマズルカの中でも厳密にいえば地方によって異なるものもある中で、ショパンはそれらの要素を全て合わせ、一つのジャンルとして広め、新しい風を吹き込むことに成功しました。

しかしマズルカを作曲したのはショパンだけではありません。こちらではショパン含め、他のマズルカの作曲家、そして代表曲をご紹介しましょう。

有名なマズルカの作曲家と代表曲

ショパンのマズルカ(変ロ長調Op7-1)

まずはショパンのマズルカをご紹介します。数多い彼のマズルカの中から比較的難易度が優しめのものを選びました。
民族舞踊だったものがここまで洗練されるのだな、と思いますね。

ドビュッシーのマズルカ

クロード・ドビュッシーはフランスを代表する作曲家です。ドビュッシーというとアラベスク、月の光、ベルガマスク組曲などが有名ですが、彼もマズルカを作曲しているんですよね。

彼がマズルカを作曲したのは1890年頃、とも言われます。勇ましい雰囲気ながら、それでもドビュッシーらしいなと思える作風ですね。楽譜難易度は結構高いと思われます。

チャイコフスキーのマズルカ(白鳥の湖第3幕)

数多くのバレエ音楽、交響曲を作曲してきたロシアを代表する音楽家のチャイコフスキー。彼もマズルカを?とお思いの方もいらっしゃると思いますが、白鳥の湖の第3幕はマズルカなのです。彼はピアノ曲でもマズルカを作曲していますが、白鳥の湖の方がよく知られているため、こちらをご紹介しました。

ハチャトゥリアンのマズルカ(仮面舞踏会)

アラム・ハチャトゥリアンはロシアの作曲家。有名なところでは「剣の舞」、バレエ曲の「ガイーヌ」などがあります。
そんなハチャトゥリアンのマズルカでは「仮面舞踏会」が有名です。「仮面舞踏会」は1940年、彼が37歳の時に作られ、ワルツ、ノクターン、マズルカ、ロマンス、ギャロップの5曲の構成となっています。

ボロディンのマズルカ(小組曲)

アレクサンドル・ボロディンは19世紀後半に活躍したロシアの作曲家です。交響曲がもっともよく演奏されている曲ですが、1884年から85年にかけて作曲した4曲をまとめた「小組曲」の中にマズルカが含まれています。小組曲はあのリストにも称賛されたものです。

 

マズルカの意味や作曲家などまとめ

マズルカ
Photo byPexels

こちらでは、マズルカの意味や定義、そしてマズルカを作った作曲家たちをご紹介しました。

マズルカというとやはりショパンがまず挙がりますが、他にも、ショパンと並んで、あるいはショパンに影響される形で、マズルカを作曲していた作曲家は結構いるんですよね。

こちらでご紹介したのはそのまだほんの一部にすぎません。興味がありましたら是非、探して聴いてみたり、あるいは腕に自信がある方であれば楽譜を買って弾いてみるのもおすすめです。

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