ベースの音域は?最高音・最低音をご紹介!
アンサンブルでのベースの役割は一見地味な様に見えます。
が、実はベースは、サウンドの要を司る大事な楽器です。
また、ベースは思いの他音域も広く、低音のラインは勿論、メロディを奏でる事もできます。
ベースの役割、具体的な音域との関係を詳しく説明してゆきましょう。
ベースとは?
ベースと言われるもの
ベースとは、バンドやオーケストラなどのアンサンブルに於いて、低音パートを司る楽器です。
バンドサウンドでは、ベースギターを略して「ベース」といいます。
多くの方は、ベースといえばこちらを思い浮かべることでしょう。
オーケストラでは、コントラバスがそのポジションに当たります。
ちなみに、金管アンサンブルなどで弦楽器がいない場合は、チューバやユーフォニアムといった楽器がベースパートを担当することになります。
バンドにおけるベース
この先は、いわゆる「ベースギター」について特徴を説明します。
弦楽器でも、管楽器でもそうですが、音程の低い楽器ほど、楽器のサイズは大きくなります。
オーケストラなどのベース担当、コントラバスなどはとても大きいですね。
普通のエレキギターとベースギターは見た目は似ていますが、ベースギターのほうが大きいです。
また弦も、ベースギターのものは、普通のギターより太いものとなります。
エレキギターは6弦のものが一般的ですが、エレキベースは、4弦のものが多いです。
中には5弦〜7弦のタイプのものもあります。
弦の数が増えるほど、最低、最高音のレンジも広くなります。
ベースの役割
ギターは和音(コード)パートを担うことも多いですが、ベースギターはアンサンブルのなかの低音(和音のルート周り)でリズムを刻んでいくことが多くなります。
コントラバスなどの他の弦楽器や、管楽器におけるチューバやユーフォニアムなど「低音担当楽器」の場合も然りですね。
バントでは、ドラムスとともにサウンドの骨格やノリ(グルーブ)を作り出していく大事な役割をもちます。
また、音域が広い為、ベースのラインのみならずメロディを奏でる場面もあります。
弦の数が多いものでは、かなり高音域のメロディも表現できます。
始めから、ベースでメロディを演奏する前提でアレンジされた楽曲もありますよ。
ベースの音域
上述のように、ベースギターには、4弦〜7弦まで、様々なタイプのものがあります。
下の図が弦の数ごとのベースの最低音~最高音までの音域です。
実音で記すると加線だらけになるため、記譜より1オクターブ低い、という記号(8va bassa)を用いて記載しています
こうしてみてみると、かなり音域が広いことが改めてわかりますね。
周波数でいうと40Hz~8Khz程度です。
使う音域によって、エフェクターを使い、バンドアンサンブルの中でよいサウンドになるよう帯域を調整してゆきます。
うねるような低音のベースライン、また、特徴のあるベースの音色で奏でられるメロディラインなどは実に魅力的ですね。