【サザンオールスターズ】ミリオンセラー『愛の言霊～Spiritual Message～』とは？！曲に込められた謎を読み解く！

『C調言葉に御用心』は1979年にリリースされた、サザンオールスターズの5枚目のシングルで、アルバム『タイニイ・バルブス』に収録されています。

サザンオールスターズのメンバーが全員出演した、ヤマザキナビスコの『チップスター』のコマーシャルソングに起用されています。また映画『彼女が水着に着替えたら』の挿入歌としても使われています。

C調とは業界用語みたいなもので、『調子いい』から『ちょーしー』となり、それが『しーちょー』と逆さになり、挙げ句の果てに『C調』となったものです。つまり、調子の良い男、チャラ男の歌であります。

『たまにゃメイキング・ラブ　そうじゃなきゃハンド・ジョブ』は個人的にとても好きな名フレーズです。原由子のコーラスによって、品格が保たれている所も注目すべきポイントです。
 

『真夏の果実』は1990年にリリースされた、サザンオールスターズの28枚目のシングルです。アルバム『稲村ジェーン』に収録されています。

公式ファン投票において、ライブのリクエストで第一位に選ばれるほど、ファンの間でもとても人気の高い楽曲です。

桑田佳祐がメガホンをとった映画『稲村ジェーン』の主題歌で、サザンオールスターズのシングルのオリコントップ10獲得週間数で『涙のキッス』と並ぶ、歴代4位となっています。(ちなみに1位から3位は『いとしのエリー』『TSUNAMI』『勝手にシンドバッド』となっています)

『四六時中も好きと言って　夢の中へ連れて行って』これは音楽史に残る、名フレーズ中の名フレーズと言えるでしょう。他にも『マイナス100度の太陽みたいに』など、刺さるキラーフレーズがたくさん散りばめられています。小林武史によるプロデュースもピッタリハマった、まさに歴史に残る大名曲です。


 

『希望の轍』は1990年にリリースされた映画『稲村ジェーン』のサウンドトラックアルバムに収録されている楽曲で、JR茅ヶ崎駅の発車メロディとしても使用されています。

シングル・カットされているわけでもありませんが人気の高いナンバーで、ライブでもこのイントロのピアノが始まると、観客のボルテージが一気に頂天に達してしまう程愛されている楽曲です。

『エボシライン』という桑田佳祐の造語も登場するこの曲の歌詞は、国道134号線を車で疾走しているという、特に何も言っていない様ですが、そこがまた気持ち良いナンバーなのです。


 

『愛はスローにちょっとずつ』はサザンオールスターズにとって3作目となる配信シングルで、2019年の作品という事で、現在のところ最新作となっています。

テレビドラマ『ニッポンノワール』の主題歌に起用されています。

失恋した男の寂しさ、切ない気持ちを歌ったラブバラードです。『愛はスローにちょっとずつ』いい言葉です。
 

サザンオールスターズのヒット曲『愛の言霊』の歌詞について独自に考察をして参りました。はじめは何を言っているのか、本当に解りませんでしたが、何度も歌詞を追っていくと、言葉遊びの後ろにあるその奥深さに気付かされました。

魂の輪廻転生を思わせるような、先祖を敬いながらも今“生きている事”を最大限に楽しみ、そしてやがて死んでいく事も既に受け入れているかのような、悟りすら感じさせるこの散文のような叙情詩。

難解な歌詞ではありますが、祭囃子の様なグルーブに乗って身体全体にすんなりと入っていく様な、そんな不思議な楽曲です。

スルメのように噛めば噛むほどに、聴けば聴くほどに味わいの出て来るサザンオールスターズの楽曲を、これからも楽しみたいと思います。