【LiSA】SAOのOPテーマとして人気を呼んだ『ADAMAS』とは?!曲について徹底考察!

SAOシリーズのOP曲に起用されたLiSAの『ADAMAS』は彼女にとっての最大のヒットとなっています。
『ADAMAS』とは一体どういう意味なのか、そしてこの曲でLiSAは何を伝えようとしているのか、歌詞を独自に徹底考察です!

記事の目次

  1. 1.アニメ界の圧倒的歌姫として君臨するLiSA
  2. 2.『ADAMAS』が大ヒット作品として注目を集めるSAOシリーズの主題歌に起用される
  3. 3.LiSAは『ADAMAS』の他にもSAOシリーズとのタイアップは多い
  4. 4.『ADAMAS』とはどんな曲か?独自に徹底考察
  5. 5.LiSAは2020年に声優でありミュージシャンの鈴木達央と結婚
  6. 6.ADAMAS歌詞などまとめ

「ADAMAS」ってどういう意味?

ADAMAS
Photo byColiN00B

「ソードアート・オンラインアリシゼーション」のOP曲、『ADAMAS』。まずこの言葉の意味から解説しましょう。

『ADAMAS』って、英語を習っていてもこんな単語は出てこないなあと不思議に思う方も多いと思います。
adamasとはギリシャ語で「征服しがたい」という意味の言葉になります。
adamas→adamantis→diamond(ダイヤモンド)に変化していることから、ダイヤモンドという言葉の語源になったもの、とも言われています。

ダイヤモンドの特徴が「硬い」ということ、そしてギリシア語の「征服しがたい」という意味を掛け合わせてみると、「固い決意」、「決して誰からも侵略されないもの」、「守るべきもの」、といったような意味になるでしょうか。

そして「Adamas」とタイトル付けられたこの曲の歌詞は一体どんな歌詞なのか、どういう意味合いを歌の中で持つのか、ここからじっくり紐解き、考察していきましょう。

『ADAMAS』の歌詞を徹底考察

大義名分に痺れ切らした
苦渋の闇 怒号の渦の中
始まりに孤独はつきものさ

「ソードアート・オンライン(SAO)」シリーズは、川原礫が原作のライトノベルです。
簡単なあらすじとしては、ソードアート・オンラインという仮想空間でバトルをするゲームに興じていた人たちがある日突然、このゲームの世界の中にいるラスボスを倒さなければ脱出できない、という運命を強いられることになります。
そしてゲーム内での死は現実世界での死も意味する、と。
ゲームの世界で命を懸けて戦うことになる主人公キリトがゲーム内で様々なキャラたちと協力し合いながら「ゲームクリア」を目指す物語です。

この歌詞の出だしはおそらく主人公のキリトの状況を表していると思われます。
LiSAはこの曲の作詞をしていますが、全体的な歌詞から見るにおそらくSAO世界を知っている上での書き下ろしでしょう。

賛同してくれる者もない中での大きな決断をした主人公がそれでも自分の道を切り開くために決意を新たにした、そんな場面でしょうか。

四面楚歌でも壁をぶち破れ
期待外れ 風向きかき回せ
加速していくマグマの鼓動 確かめて進め

「四面楚歌」…まさに主人公がたった一人で、周囲からの理解も得られず立ち向かっていく様子です。
風向きかき回せ、は、逆風を追い風にかえていこう、そんな思いでしょうか。

この部分は別にSAOという作品にだけ当てはまるものではなく、私達の現実世界においても当てはまるものではないでしょうか?
たとえば、周囲の誰からも理解を得られなくても、己の道を信じて進みたい、しかしやっぱりためらわれる…そんな時に強く後押しをしてくれる、そんな歌詞だと思います。

ADAMAS
Photo byaggi

にやついた死神の呼ぶ声がする
「Do you believe yourself ?」
僕は始まった栄光のゴールを見たいのさ

「にやついた死神」このワードから、まさしくゲームの世界、RPGの世界を想像しますね。
ラスボスが立ちはだかっているようなゲームでは途中に中ボスのようなものがでてきますが、それらを彷彿とさせますね。
「Do you believe yourself?」とは、「己を信じているか?」という意味です。
こんなセリフが死神の口から発せられることが皮肉でもあります。
しかし主人公の「始まった栄光のゴールを見たい」という返しは、余裕すら感じさせますね。

現実の私達に置き換えてみると、逆境をものともせず突き進んできたはずでも、時として「本当にこれでよかったのか」と悩み、迷うこともあると思います。
そんな時に「お前は本当にお前自身を信じるか?」という悪魔のささやきが降りてきて、やっぱりやめてしまおうかと弱気になってしまうこともあるでしょう。
しかし自分で開いたスタート、終わりを見届けるまであきらめない、と決意を新たにする様を歌っています。

SHiNY SWORD MY DiAMOND
悲しみと願いの結晶体に
僕ら使命を誓う
それぞれの光を目指していく
何度だって立ち上がって 僕は今日まで来たんだ
It's TiME 一個の祈りが 革命の確証 
さぁ輝け

ここからサビになります。
「SHiNY SWORD MY DiAMOND」と、「i」のところだけ小文字なのは、LiSAの「i」が小文字であることと掛けているのでしょう。
そして「光輝く剣」はまさに「ソードアート・オンライン」の「ソード」の部分と掛けていて、「SAO」の世界観をきっちりと再現しています。

「この光輝く剣こそ私のダイヤモンド」なのか「私のダイヤモンドは光輝く剣」なのか、どちらの意味にも受け取れますが、ダイヤモンドがadamasの語源だとするなら、「私の固い決意、何物にも侵略されない意思」という解釈になるでしょう。
SAOというゲーム世界を重視するなら前者であると言えるでしょうし、現実世界に当てはめるなら後者の意味、というふうに考察してみました。

悲しみと願いで出来た「結晶体」に自らの剣をふるい、撃破する、そんな情景が浮かびます。

SAOのキリトは何度も何度もピンチにあい、そしてそれらを克服してきました。「何度だって立ち上がって僕は今日まできたんだ」の部分はそれを表しているでしょう。

そしてそれは現実世界を生きる私達にも言えることです。強い決意をもってすれば困難も打ち砕けるでしょう。
人生ある程度生きていれば様々なトラブルに出会い、そのたびに傷つき、もう投げ出そうかなと思う局面に出くわすことと思います。
しかしそれでもそのたびに立ち上がり、前へ前へと進んできたことでしょう。
それはすなわち「絶対に頑張ってやる」という決意があったからにほかなりませんよね。

汗と涙・mistake 蜜の味?
ハイエナの唾液まみれ へドロの道

ガラス細工 巧みに施した
100カラット? きらめきに(faker!!)
ときめくほど眩しい奇跡を 世界が待ってる

汗と涙、そして失敗、挫折しながら進む主人公ですが疲労困憊しているのか、汗や涙を「密の味?」と勘違いしてしまっているようです。
しかしそんなはずもなく、目の前に広がるのはヘドロの道でした。

100カラットのダイヤモンドと思いきや、巧みに化けたガラス細工…すなわちフェイクだったと気づきます。
まだ「偽物」だと見抜く力は持っているんですよねこの主人公は。

そして同時に、現実世界の私達に置き換えてみると、自分たちがたどり着きたかった先は本当にここなのか、妥協していないかと問いかけているようにも感じます。

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SHiNY SWORD MY DiAMOND
純粋と希望の結晶体に
OH SHiNE ON MY TEARS
強さの光を秘めている
紛い物と争う時間は 僕にはないさ
渾身の鉱石 磨いた 屈強の勲章 
燃え尽きるまで

そして2回目のサビ。
最初のサビでは「悲しみと願いの結晶体」でしたが今度は「純粋と希望の結晶体」と変わっています。少し明るい未来が見えてきた感じがしますね。
そして、流れる涙には強さの光が宿っています。
妥協や偽物の決意なんかいらない、ただ自分の決めたことへと立ち向かってゆくだけ、ということでしょうか。

LiSA自身が、やりたいことをやり遂げるため、地元のバンドをやめて上京してきた、というシチュエーションに被るような気もします。
彼女の体験も、この歌詞には反映されているのでしょう。

No way to prove, just follow through! (DON'T BLOCK MY WAY!!)
Don't break it now! (NO!!) Breaking (NO!!) (MAKE ME BRAVE!!)
When you pull out the sword, the end begins (BLESS YOU)
守りたいもの 守り抜くだけ

No way to prove, just follow through! (DON'T BLOCK MY WAY!!)
So, I will keep on (GO)ing!! keep on (GO)ing!! (ViCTORY!!)
僕たちの“core”掲げて

「No way to prove,just follow through」は、やり遂げること以外に証明する道はない、という意味、そして「Don't break it now!」からの「Breaking」の部分は「それを今壊すな」「いや壊せ」という掛け合いかと思います。

そして「お前が剣を抜く時、それが終わりの始まりだ」と、主人公の強い意思が感じられる部分です。
そして僕たちの「core」を掲げながら、「証明するため」に、突き進んでいくのです。

it's time
It's time Adamas

最後でようやく、タイトルの「adamas」がでてきました。
本来、「it's time to~」で、「~をする時間」となるのですがtoもなく、そしてadamasは動詞ではありませんので、ここは特に深い意味はなさそうです。

筆者としては、自分たちの「決して侵略されることのない部分」を示す時がきた、そんなふうな解釈をしてみました。

LiSAは2020年に声優でありミュージシャンの鈴木達央と結婚

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2020年1月22日、LiSAは同じくミュージシャンで、そして人気声優でもある鈴木達央との結婚を発表しました。
ツイッターなどでも大盛り上がりで、ファンたちから熱い祝福の声が上がっていました。

鈴木達央は大人気アニメ「Free!」シリーズの橘真琴役、そして「黒子のバスケ」の高尾和成役など声優としての活躍も有名ですが、自身でもOLDCODEXを率い、ミュージシャンとしての活躍も目覚ましいです。

お2人ならロックで幸せなご家庭を築いてゆくことでしょう。今後も活躍が楽しみですね。
 

ADAMAS歌詞などまとめ

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こちらでは、「ソードアート・オンライン アリシゼーション」のOP曲となった『ADAMAS』について、歌詞の考察を行ってきました。

『ADAMAS』はアニメの内容にリンクしながらも、現実世界を生きる私達への、熱いエール、そして「頑張れ」と背中を押してくれる、そんな力強い曲です。

人生の岐路に立たされたときにガツンと聞きたい、そんな曲ですね。

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