大人気映画『キングダム』の主題歌はONE OK ROCKが手がけた!映画の壮大な世界観にマッチした主題歌を紹介

映画『キングダム』の主題歌に起用されたONE OK ROCKの『Wasted Nights』。今回は、原作の大規模なスケールに決して劣らない壮大な音楽となったONE OK ROCKの『Wasted Nights』という楽曲についてご紹介していきたいと思います。

記事の目次

  1. 1.大人気ロックバンドONE OK ROCK『Wasted Nights』が、超話題の映画主題歌に大抜擢された
  2. 2.2019年4月19日より全国ロードショーとなった超話題作の映画『キングダム』
  3. 3.キャストやストーリーだけではないキングダムの魅力、それは音楽にある?!
  4. 4.まとめ

'cause by this time tomorrow
We'll be talking about tonight
Keep doing what we want we want we want
No more wasted nights

明日のこの時まで
きっと今夜のことを話している
やりたいことをやり続けるんだ
これ以上夜を無駄にするな

たとえ明日の夜になっても、考えるのは今日のことだけ。明日のことを考えたりはしないのです。

これは、未来を見ないということではありません。

たとえば、「あれがやりたいから明日やろう」「明日にはあれがやりたい」、そんなことを言っていてはいけないということではないでしょうか。

無駄な日も、無駄な時間も、これ以上過ごすな。人生を無駄にしないように、ただやりたいことを今やり続けるんだ。

ただ過ぎ行く時間に
気を止める必要は無い
何かを失えば
また何か手にする

戦国時代を生きる『キングダム』の世界では、立ち止まることは許されません。

争いの中で自分自身もたくさん傷を負い、たくさんの犠牲が出ることもあります。

しかし、そんな悲しみにも長く気を止めることはできないのです。

私たちは、限られた時間を生きているのです。

立ち止まれば過ぎてゆく時間に遅れてしまう。

失うことも恐れずにとにかく進み続けるんだ。

諦めてしまえば失うだけ。

でも、進み続ける道ではたとえ何かを失ってしまっても、また新しい何かを手に入れることができるのです。

Don't be afraid to dive
何もせずはもっと怖い
These moments remind us why
ここで生きる意味を

「何もせずはもっと怖い」という歌詞にハッとさせられます。

挑戦することは、挑戦しないことよりも怖いこと。

ここには、命には限りがあることを改めて認識してほしいというメッセージが込められているようにも感じられます。

時間は永遠に続くわけではないのに、それを無駄にしてしまうことへの恐怖や焦燥感。

時間というものは、止まることなくどんどん過ぎてしまいます。

「Wasted Nights」の意味

Photo byO12

I don't wanna wait
I don't wanna waste a night

待てない
僕は夜を無駄にしたくない

何度も繰り返されるこの言葉。

何かを成し遂げるには犠牲がつき物で、それを振り返ることもできずただ突き進むしかない戦の時代を生きる『キングダム』の主人公たちの気持ちをうまく反映させた言葉である、と私は感じました。

常に死と隣り合わせの彼らは、一瞬でも待つことはできません。今、やらなければ次の1秒はもう保証されていません。

生まれた犠牲も、誰かの未来や夢のための犠牲であって無駄なものではない。無駄にしてはいけない、そんな時代です。

過去を悔やんだりすることは、前に進むために意味のないものとして切り捨てなければならないのです。

そんな世界を生きながら、心を強く持ち、前も向き、夢を見据えて立ち向かう。

主人公の強く熱い決心が、この言葉から感じられるような気がするのです。

『Wasted Nights』というタイトルは、直訳すると”無駄な夜”という意味になります。

ただ立っているだけでも、時は過ぎ命は終わりに近づいていくことを改めて教えてくれ、挑戦する背中を強く押してくれる熱いメッセージが込められています。

バラードだからこそ表現される力強さと、1歩1歩踏みしめて進むような強い意思。世の中を変えたいという『キングダム』の登場人物の気持ちを汲み取ることができるのは、音楽を携えて世界を相手にも挑戦し続けるONE OK ROCKだからこそではないでしょうか。

歌詞の意味を知ると、映画『キングダム』の最後にこの曲が流れることに対する感動をより強く実感できます。

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まとめ

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