【Maroon5】初の全米チャート1位獲得した『Makes Me Wonder』とは?歌詞をあわせてご紹介!

全世界で絶大な人気を誇るMaroon 5。彼らにとって初の全米1位となった大ヒット曲『Makes Me Wonder』について徹底考察。実は『Makes Me Wonder』はラブソングではなかった? その隠された秘密に迫る。

記事の目次

  1. 1.アメリカ発の世界的人気バンドMaroon 5
  2. 2.Maroon 5 ディスコグラフィー / 受賞歴
  3. 3.Maroon5が初めて全米チャート1位を獲得したのが『Makes Me Wonder』
  4. 4.『Makes Me Wonder』とはどんな曲?ラブソング…ではないらしい?
  5. 5.まとめ

アメリカ発の世界的人気バンドMaroon 5

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Maroon 5(マルーン5)は2001年に結成されたアメリカ出身のロックバンドです。
ヴォーカリストのアダム・レヴィーンのハイトーンヴォイスを武器に、骨太なロックからアーバンなムード漂うファンク、スウィートなラヴソングまで、どんな曲でも“Maroon 5”節に変えてしまう手法はすでに名人芸の域に達しています。

現在までに全世界で1億2000万枚を超えるセールスを記録しており、世界でもっとも売れているバンドのひとつだと言えるでしょう。日本でも大きな人気を誇っており、2019年には東京ドームでの単独公演を成功させています。スタジアム級の会場を埋められる数少ない洋楽ロックバンドのひとつだと言えるでしょう。

デビューアルバム『Songs About Jane』が全世界で1,000万枚を超える大ヒット作となったMaroon 5ですが、実は彼らにも不遇の時代がありました。
1994年に結成されたKara's Flowers(カーラズ・フラワーズ)が彼らの前身バンドです。1997年にはアルバムデビューを果たしますが、残念ながら大きな成功を収めることは叶わず、レコード会社からも契約を打ち切られてしまいます。しかも、たった1ヶ月で見切りをつけられてしまったのだから気の毒です。

失意のまま活動を休止したKara's Flowersでしたが、2000年に再集結。新たにメンバーを加えて5人組となった彼らは、バンド名をMaroon 5に変更して活動を開始しました。不遇の時代を乗り越え、空前の快進撃のスタートです。早々に契約を解除してしまったKara's Flowers時代のレコード会社担当者は、さぞかし肩身の狭い思いをしていることでしょう。

ちなみにMaroon 5というバンド名の由来は明かされておらず、バンドメンバー間の秘密となっています。バンドの部外者で唯一その秘密を知っているのは、ミュージシャンのビリー・ジョエルだと言われています。
ビリー・ジョエルと食事をした際、バンド名の由来を質問されたヴォーカリストのアダム。音楽的な影響としてビリーの名前を挙げるほど大ファンである彼は、憧れの人にノーと言えずに教えてしまったとか。

現在までに6枚のスタジオアルバム、3枚のライヴアルバム、2枚のコンピレーションアルバムを発表しているMaroon 5。
すべてのアルバムにトップ10ヒット曲が収録されているというバンドなので、どのアルバムから聴いてもハズレはないのですが、スタジオアルバムのディスコグラフィーをご紹介しておきたいと思います。

Maroon 5 ディスコグラフィー / 受賞歴

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タイトル / リリース年 / 全米最高位


・Songs About Jane / 2002年 / 6位

・It Won't Be Soon Before Long / 2007年 / 1位

・Hands All Over / 2010年 / 2位

・Overexposed / 2012年 / 2位

・V / 2014年 / 1位

・Red Pill Blues /2017年 / 2位


リリースしたすべてのアルバムを10位以内にチャートインさせる人気ぶりです。すべてのアルバムを代表作と呼んでも嘘にはならないのがすごいですね。
そんなMaroon 5ですから、賞獲りレースでも無類の強さを発揮しています。主だった賞の獲得数をご紹介しましょう。

・グラミー賞 3回

・アメリカン・ミュージック・アワード 3回

・ビルボード・ミュージック・アワード 8回


獲得した他の賞やノミネート回数などを合わせたら、ここでは紹介しきれない量になってしまいそうです。
長年に渡ってコンスタントにヒット作を出し続けた彼らだからこその受賞回数だと言えますね。

Maroon5が初めて全米チャート1位を獲得したのが『Makes Me Wonder』

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全世界屈指のヒットメーカーであるMaroon 5。
数ある彼らの有名曲の中で、最初に全米チャート1位を獲得したのが今回ご紹介する“Makes Me Wonder”です。
直訳すると「僕を不思議がらせる」という意味になるでしょうか。

この曲は、2007年5月にリリースのセカンドアルバム『It Won't Be Soon Before Long』からのリードシングルとして、同年3月27日に発売されました。アルバム『It Won't Be Soon Before Long』は初登場1位を記録することになるのですが、“Makes Me Wonder”の大ヒットもそれを大きく後押ししたと言えるでしょう。

そんな大ヒット曲“Makes Me Wonder”ですが、初登場64位とイマイチ奮わないデビューとなりました。しかし、その翌週には一気に1位へ大ジャンプアップ。それまでケリー・クラークソンの“A Moment Like This”が持っていた「もっとも大きくジャンプアップして1位を獲得した曲」の記録を破るというオマケ付きでした。

この記録は2009年に破られることになるのですが、面白いのはその相手です。新記録を打ち立てたのは、先ほどのケリー・クラークソン。“My Life Would Suck Without You”という楽曲でMaroon 5の記録を更新しました。

大成功を収めた“Makes Me Wonder”はバンドにグラミー賞をもたらした重要な楽曲であり、ライヴにおいても大きな盛り上がりポイントのひとつとなっています。

『Makes Me Wonder』とはどんな曲?ラブソング…ではないらしい?

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まとめ

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