大人気の東京スカパラ、魅力的なメンバーについて詳しくご紹介!
大人気バンドスカパラこと東京スカパラダイスオーケストラは高身長でイケメンの谷中敦さんや元Fishmansの茂木欣一さんなど魅力的なメンバーばかりです。ますますパワーアップする個性豊かなベテランバンド、スカパラのメンバーと人気曲をご紹介いたします。
広くの世代から支持される、大人気スカバンド、東京スカパラダイスオーケストラ
東京スカパラダイスオーケストラは、1985年に元メンバーのASA-CHANGを中心に結成されました。
ASA-CHANGの誘いからメンバーが集まり、1988年にモッズの聖地、新宿JAMにて行われた伝説のライブイベント「MARCH OF THE MODS」でステージデビューを飾っています。
フィッシュボーンの前座などで話題を呼び、1990年にエピック・ソニーから「MONSTER ROCK」でメジャーデビューを飾り、アルバム「スカパラ登場」は、オリコン初登場10位と幸先の良いヒットとなります。
デビューからわずか1年で日本武道館公演を行い、大成功を収めたスカパラの知名度は瞬く間に広まりました。
初期の名曲でスカパラのライブの定番曲、「ペトラーズ」を聴いてみましょう。
ぺドラーズ
「ぺドラーズ」はロシア民謡をスカ風にアレンジした楽曲で、耳馴染みのあるメロディと、思わず体が動いてしまうリズムが心地よいナンバーです。スカパラの初期から現在まで、ライブの定番曲としても人気の高いナンバーです。
メンバーチェンジを経て現在のスカパラに
スカパラはその後、初期のリーダー的存在であったASA-CHANGらオリジナルメンバーの脱退や、クリーンヘッド・ギムラさん、ドラムの青木達之さんの死という困難にもぶち当たってきました。
しかし、バンドは新メンバーを迎え入れながら活動を続け、2021年現在までも続く長寿バンドとして活動しています。
圧倒的な存在感で、ステージで異彩を放っていたクリーンヘッド・ギムラ氏、音楽的リーダーでバンド創始者のASAーCHANG、リズム隊の要の青木達之さんなどバンドのカラーを決定づけるメンバーはいなくなってしまいました。
しかし、青木さんに代わって加入した茂木欽一さん、ギターの加藤隆志さんらが作り出す、よりポップでキャッチーな路線のサウンドは、コアな音楽通が聴くスカパラから、より幅広い層のファンに届くものになっています。
スカパラは当初、スカやレゲエを演奏していましたが、メンバーが変わっていく中で徐々に様々な要素を取り入れ、ゲストヴォーカリストを呼ぶなど音楽的な幅を広げ、ファン層を広げていきました。
昔のスカパラを知る人の中には、最近の歌ものの楽曲には抵抗がある人もいるかも知れません。しかし、続いていくバンドというものは生き物で、変化していくのは当たり前のことです。
東京スカパラダイスオーケストラのメンバー紹介
個性豊かなイケメン集団、東京スカパラダイスオーケストラのメンバーをご紹介いたします。
北原 雅彦
北原雅彦さんは、1961年神奈川県横浜市出身の59歳で、メンバーの中では最年長です。初期から一貫してドレッドヘアと髭がトレードマークで、トロンボーンを担当し、ホーンセクションのリーダーとしてメンバーを引っ張ります。
もともと、プロのジャズミュージシャンとして活動していた北原さんですが、知り合いだったGAMOこと蒲生俊貴さんに誘われてスカパラに参加しています。
ステージでは最も精力的に動き回り、楽器が壊れることもしばしばあるそうです。2015年からは所属事務所のSMAの顧問を務めています。
GAMO(蒲生俊貴)
GAMOこと蒲生俊貴さんは、1965年北海道石見沢市出身の56歳で、テナーサックス、バスクラリネット、ソプラノサックスを担当しています。
10代の頃に見たオーティス・レディングのライブやソニーロリンズのレコードから衝撃を受け、ジャズやソウル、R&Bを聴くようになった蒲生さんは、19歳で上京して住んでいたアパートが取り壊しになった時、その立ち退き料でアメリカに修行に出ています。
その後、元メンバーのクリーンヘッド・ギムラさんの誘いでスカパラに加入し、蒲生俊貴の名字から『GAMOU』のちに『GAMO』と現在の名義で活動をしています。
ちなみに、メンバー唯一の独身で、GAMOさん以外のメンバーは全員結婚しています。
大森 はじめ
大森はじめさんは、1965年東京都三鷹市出身の55歳で、パーカッションを担当しています。
1995年のツアーからスカパラに参加し、翌年に正式なメンバーとして迎え入れられています。
スカパラ以外でも多くのバンドと精力的にセッションし、年齢を感じさせないステージングを見せる、金髪のイケメンアーティストです。
沖 祐市
沖祐市さんは1966年神奈川県川崎市出身で、スカパラではキーボード、アコーディオン、口笛担当です。
エレクトーン奏者の父を持つ音楽一家で、高校の同級生で元ドラマーの故・青木達之さんの紹介で、88年にスカパラに加入しています。
ハンチングに髭がトレードマークの沖さんは、横置きのキーボードを持ち上げ、肩がけ式キーボードのように弾きながらステージを駆け回るパフォーマンスで、ライブ終了後には満身創痍で病院に直行することもしばしばあるそうです。
谷中敦
谷中敦さんは1966年東京都日野市出身の54歳で、バリトンサックス、アルトサックス、フルートを担当しています。
谷中敦さんはバンドではMCを担当し、182cmの身長と整ったモデルのような顔立ちで女性ファンを魅了しています。
後輩ミュージシャンとの親交も多く、BUMP OF CHICKENやDragon Ashのメンバーからは良き兄貴と慕われています。
川上つよし
川上つよしさんは1967年1月21日東京都出身で、バンドのベースを担当しています。
スカパラのメロディメーカーとして、多くの楽曲の作曲を担当し、幅広い音楽的知識を持つ川上さんは、リズム隊のリーダー的存在です。
フェンダーのジャズベースをメインに使用する川上さんはスカパラ以外にも、自身がバンマスを務めるバンド、川上つよしと彼のムードメイカーズというバンドでも活動をしています。
茂木欣一
茂木欣一さんは、1967年東京都出身の53歳で、バンドのドラマーで、ヴォーカルを担当することも多いメンバーです。
1990年代はFishmansのメンバーとして人気を博していましたが、1999年にヴォーカルの佐藤伸治さんが逝去し、バンドは活動停止を余儀なくされてしまいます。
同じ頃、ドラムの青木達之さんを列車事故で亡くしていたスカパラから声をかけられ、もともと親交の深かった茂木さんは、スカパラに正式に加入することになります。
バンドではドラムを演奏しながらヴォーカルを担当することも多く、トークでも明るいキャラクターを活かし、メディアへの露出も多いメンバーです。
NARGO
NARGOこと名古屋君義さんは1968年東京都武蔵野市出身の52歳で、バンドではトランペットを担当しています。
兄弟の影響で、幼い頃から音楽に親しみ10歳の頃からトランペットを始めたNARGOさんは、インディーズ時代に揃ったオリジナルメンバーの最年少となります。
デビュー当時から最年少ながら力強い堂々とした演奏で、スカパラの音楽面を引っ張っている実力者です。
加藤隆志
加藤隆志さんは1971年鳥取県気高町出身で、バンドのギターを担当しています。
加藤さんは前任のギタリスト、寺師徹さんが脱退した1998年からサポートギターとしてスカパラに参加しました。
2000年から正式に加入し、パンクやロックンロールを通過した加藤隆志センスは、スカパラのサウンドに新鮮味を与えています。
東京スカパラダイスオーケストラの絶対お勧めしたい人気曲3選
スキャラバン
まず最初にご紹介したいのは、初期のオリジナルメンバーによる演奏です。ライブの定番曲であった『スキャラバン』は、もちろんあの有名な『キャラバン』のスカパラアレンジバージョンです。
クリーンヘッド・ギムラさんをはじめ、冷牟田竜之さん、ASA-CHANG、青木達之さんに、元ギターのマークさんなど、古くからのファンにとっては、これぞスカパラ!と思ってしまう強烈な個性が弾けまくっています。若さと勢いと、独特の怪しい雰囲気が初期のスカパラの魅力といえます。
めくれたオレンジ
『めくれたオレンジ』は、2001年にリリースされたスカパラダイスオーケストラの20枚目のシングルで、スカパラの歴史の中で、歌もの3部作と言われるものの、第1段です。
作詞はこの楽曲で初めて歌詞を担当し、以後歌ものの歌詞はほとんど手掛けるようになった、谷中敦さん、作曲は川上つよしさんです。
ゲストヴォーカルはオリジナル・ラブの田島貴男さんで、この楽曲のヒットをきっかけにしてスカパラはゲスト・ヴォーカルを招くスタイルを多く取り入れるようになります。
田島さんの大人の渋みのあるヴォーカルと、スカパラのかっこいい演奏が相まったコラボ作の傑作として、ファンから人気の高い楽曲です。
美しく燃える森
『美しく燃える森』は、2002年にリリースされた22枚目のシングルで、作詞は谷中敦さん、作曲は川上つよしさんで、歌もの3部作の第3段です。
キリンのチューハイ、氷結のCMソングでもおなじみのナンバーで、ゲストヴォーカルに奥田民生さんを招いています。
スカパラコラボの中でも最高傑作にこの曲を選ぶファンも多く、民生さんの力強い高音が活かされ、スカパラの演奏と、お互いの魅力を引き立てあっている作品です。
個性豊かなメンバーの東京スカパラダイスオーケストラ
東京スカパラダイスオーケストラは、もともとアンダーグラウンドないかがわしさを漂わせていました。そこが大きな魅力でもあったバンドですが、最近では結婚式でも使用されることが多いほど、健全なイメージのあるかっこいいお兄さんバンドとして認知されています。
長きに渡って活動を続け、時代によって柔軟に対応しながらも、核となる”スカ”にこだわり続け、ずっと”かっこいい”兄貴であり続けている東京スカパラダイスオーケストラ。
リーダーASA-CHANGの脱退以降はリーダーを特に決めずに、全員でバンドを作り上げるスタイルで唯一無二のサウンドを作り出している彼らは、これからもさらにパワーアップしてファンを楽しませてくれることでしょう!