【mol-74】北欧ポストロックを思わせる京都出身ロックバンドに注目!
京都出身の4人組のバンドグループ「mol-74(モルカルマイナスナナジュウヨン)」。通常のロックとは少し違った繊細なメロディーが注目を集めています。今回はmol-74(モルカルマイナスナナジュウヨン)のメンバープロフィールや人気の4曲をご紹介します。
【mol-74(モルカルマイナスナナジュウヨン)】繊細なメロディーが話題の京都出身ロックバンド
mol-74(モルカルマイナスナナジュウヨン)は京都出身の4人組のバンドグループです。実は一番最初に音楽活動を開始しようと思ったのは高校3年生の時だったようです。
<主な経歴>
2010年にバンドが結成。
そして2年後に自主制作でミニアルバムをリリース。
(1stミニアルバム:『18%の描いた季節』)
2012年には店舗限定で2つ目のミニアルバムをリリース。
(2ndミニアルバム:『ルリタテハ』)
同年にアマチュアバンドのコンテストで入賞を果たし、mol-74が注目を浴びるきっかけになりました。
その後も複数のシングル・アルバムをリリースし
2019年に、めでたくメジャーデビューしました。
少しずつ注目を集めることが増え、特にYouTubeにアップされた楽曲『エイプリル』が話題になりました。
そして不思議なのが「mol-74」というバンド名。
一体どのような由来があるのか、みなさんはご存知でしょうか?
mol-74(モルカルマイナスナナジュウヨン)のバンド名の由来
「mol-74」というバンド名を見たときに、すぐに正しく読める方は少ないのではないでしょうか?
実はこのバンド<モルカルマイナスナナジュウヨン>と少し特殊な読み方をします。
バンド名は
- 化学で用いられる単位「Molecule(モルキュール)」
- メンバーの高校の住所<1-15-60>
そしてMoleculeを「モルカル」と読むのは、和製英語として読んでいるからです。
実はバンド名の読み方や由来は知らない方も多いようで
メンバーである武市がTwitterで画像と共に解説しています。
この事から気遣いができるステキなバンドだという事が分かりますね。
では次にmol-74のメンバープロフィールをご紹介します。
- どんな人なのか
- 担当パートはどこなのか
【mol-74(モルカルマイナスナナジュウヨン)】メンバーのプロフィールをご紹介
mol-74は4人組で構成されているバンドグループですが、
一体どんなメンバーなのでしょうか?
- 名前(ふりがな)
- 担当パート
- どんな人物で、どのような演奏をする人なのか
- Twitterのアカウント
武市和希(ボーカル/ギター/キーボード担当)
<名前の読み方>
たけいち かずき
<どんな人なのか>
実は料理が得意で、昔の夢はパティシエになる事だったようです。
ボーカル、ギター、キーボードを担当しており
繊細で美しい楽曲を生み出す才能がある人なので、
色々なことが器用にこなせる人なのかもしれませんね。
インディーズ時代では工場で働きながらバンド活動を頑張っていました。
<Twitterのアカウント>
@mol_kazu
坂東志洋(ドラム担当)
<名前の読み方>
ばんどう ゆきひろ
<どんな人なのか>
武市和希と共に最初にバンドを始めたメンバーです。
曲の雰囲気に寄り添うような演奏ができるドラマーです。
存在感はあるのに目立ちすぎないバランスの良い音が出せる才能があるメンバーです。
<Twitterのアカウント>
@moldrums
井上雄斗(ギター/コーラス担当)
<名前の読み方>
いのうえ ゆうと
<どんな人なのか>
愛称は「とぅん」
シークヮーサーとジブリが好きという可愛らしい一面もあります。
ギター、コーラスを担当しており優しい音色はバンドグループにとって無くてはならない存在です。
<Twitterのアカウント>
@yutoon_mol
髙橋涼馬(ベース/コーラス)
最初はサポートベーシストとしてmol-74を支えていました。
2017年に正式メンバーとして加入。
<名前の読み方>
たかはし りょうま
<どんな人なのか>
ベース、ボーカルを担当しており心地よい音を奏でることが出来るステキな人です。
優しく包み込むような音でバンドグループには必要不可欠です。
<Twitterのアカウント>
@mol_ryoma
mol-74(モルカルマイナスナナジュウヨン)の魅力とは?
mol-74は他のロックバンドとは、ひと味違った魅力があります。
一体どんな魅力があるのか?下記でご紹介します。
歌詞やメロディーが非常に繊細で丁寧
mol-74が創り出す音楽は非常に繊細です。
ロックといえば歌詞よりもテンポやリズムなどを重視するイメージを持つ方もいるのではないでしょうか?
mol-74の歌詞は物語が聴き手にも伝わる言葉選びが非常に上手なロックバンドだと考えられます。
季節や情景をメロディーで表現するのは難しいことですが
自然かつ美しく聴き手に伝えることができるのがmol-74の魅力の1つです。
個性的なロックなのに聴き心地が良い
情景が浮かびつつ、ドラムやピアノなど異色の楽器の組み合わせで演奏を行う「mol-74」。
通常のロックとは違う部分が多いので、実は個性的です。
よく聴くとリズムや使用する楽器が通常のロックに変化を加えたポストロックを思わせるような要素を含んでいます。
そして、ボーカルの透明感あふれるハイトーンボイスが楽器の音とマッチしているので何度聴いても飽きません。
「ロック=激しい音楽のみ」と考えていてロックを敬遠していた人でも聴きやすい仕上がりになっています。
次にmol-74の楽曲で押さえておくべき人気の4曲をご紹介します。
【これは押さえておくべき!】mol-74(モルカルマイナスナナジュウヨン)の人気曲:4選
mol-74の曲は魅力的で何度も聴きたくなる曲ばかりです。
今回は特に押さえておきたい
- グレイッシュ
- アルカレミア
- エイプリル
- Morning Is Coming
mol-74を知っている人はもちろん、知らない人でも聴きやすいので是非一度、聴いてみてください。
1曲目:グレイッシュ
1曲目にご紹介するのは『グレイッシュ』。
2015年にリリースされたインディーズアルバム『越冬のマーチ』に収録されている人気曲です。
この曲は寒い冬に、ゆっくり顔を出す朝日を表したかのようなメロディーラインがステキです。
特徴的なのはメロディーの雰囲気が途中から一変すること。
ドラムのテンポが変わるなど心地よい跳躍感が感じられます。
冬の寒さや切なさを表しつつ、後半は太陽の日の出を
連想させるかのような表現に切り替わるのが心地よいです。
まさに「繊細な音楽」という名がふさわしい1曲です。
自然な変化が美しく繊細な曲で、いつまでも聴いていられます。
<こんな人に聴いてほしい!>
- 静かすぎず、うるさすぎない心地よいテンポが好きな人
- あたたかさを感じる冬らしい曲が好きな人
2曲目:アルカレミア
2曲目にご紹介する曲は『アルカレミア』。
- インディーズ3rdアルバム『越冬のマーチ』(2015年)
- メジャーデビュー1stアルバム『mol-74』(2019年)
mol-74らしい透明感あふれるハイトーンボイスが非常に綺麗な1曲です。
歌詞自体は、さほど長くないのですが
- もう遅い
- 間に合うのなら
- もう一度
おそらく<過去の後悔>の気持ちを表現しているのではないでしょうか?
「もう無理かもしれないけれど、でも…。」
「できることなら、もう一度…。」など葛藤しながらも、
わずかな希望を夢見る様子を繊細な歌詞で表現しています。
人間が辛いときに感じる、<焦りや後悔>などを
静かに共感できる曲なので聴いてみてください。
<こんな人に聴いてほしい!>
- 悲しみや苦しみに寄り添う歌詞が好きな人
- 悩んでいるけれど前に進もうとしている人
3曲目:エイプリル
3曲目にご紹介するのは『エイプリル』。
- インディーズ5thアルバム『kanki』(2016年)
- メジャーデビュー1stアルバム『mol-74』(2019年)
ピアノとドラムの伴奏音が心地よく歌詞も魅力的なので、
いつまでも聴いていられる1曲です。
恋をして好きな人との別れを選んでから、
おそらく知らぬ間に春になり4月になったのでしょう。
「あのとき別れたのは正解。」、「これでいいんだ…。」
そう割り切ろうとして思い出に変えようとする様子が繊細な歌詞で表現されています。
きっと過去の恋を清算しようとする曲なのではないでしょうか?
優しさや切なさ、色々な感情が手に取るように分かる1曲です。
そしてこの曲、実は歌詞では「4月」というワードが一切出てこないのです。
ですが誰もが分かる「エイプリル」という言葉で、自然と聴き手に4月だと伝わるように一工夫されています。
<こんな人に聴いてほしい!>
- 恋愛で失敗したことがある人
- 過去の恋愛を清算したい人
4曲目:Morning Is Coming
最後の4曲目にご紹介するのは『Morning Is Coming』。
この曲は
- メジャーデビュー1stアルバム『mol-74』(2019年)
- シングル「Teenager」(2019年)の初回生産限定盤DVD
心地よいリズムが何度聴いても魅了される1曲です。
ゆったりとした曲調ですが、非常に耳に残りやすいリズムが心地良いです。
そして歌詞では
- 卑屈になった
- 逃げたくなった
その為、辛くてしんどい思いを抱えている人が聴いても違和感なく心の奥にそっと響きます。
マイナスな感情を否定せずに受け入れる姿勢が優しい1曲です。
<こんな人に聴いてほしい!>
- 前向きな歌詞がニガテな人
- 何かを少しずつ頑張ろうとしている人
まとめ:mol-74(モルカルマイナスナナジュウヨン)は繊細かつ魅力的なロックバンド
ロックバンドと聴くと、どうしても「激しいロック」などを連想していた人も多いのではないでしょうか?
今回ご紹介した「mol-74」の主な特徴は
- 新しい世界観を持つロックバンド
- 歌詞やメロディーなどの作り方が繊細かつ丁寧
- 唯一無二のハイトーンボイスが魅力的
mol-74を知らなかった人は是非一度、この記事をきっかけに
楽曲を聴いてみてください。