【11選】米歌手であり女優としても活躍するシンディ・ローパー!絶対におすすめしたい名曲ご紹介

1980年代にデビューし、数々のヒット曲で世界的スターとなったシンディ・ローパー。親日家として知られ、日本でも人気が高く多くのファンに愛されているアーティストです。そんなシンディ・ローパーのキャリアとおすすめの名曲を一気にご紹介します!

記事の目次

  1. 1.米歌手であり女優としても活躍するシンディ・ローパー
  2. 2.シンディ・ローパーは遅咲きの苦労人
  3. 3.シンディ・ローパー!絶対におすすめしたい名曲~80年代(1)
  4. 4.シンディ・ローパー!絶対におすすめしたい名曲~80年代(2)
  5. 5.シンディ・ローパー!絶対におすすめしたい名曲~90年代以降
  6. 6.シンディ・ローパーの名曲まとめ

米歌手であり女優としても活躍するシンディ・ローパー

シンディ・ローパーはアメリカ出身の女性シンガーです。

80年代にデビューし、数々のヒット曲と奇抜なファッションで一躍スターになります。

1988年には映画『バイブス秘宝の謎』で女優デビューを果たし、その後も数々の映画やドラマに出演します。

2000年代にはミュージカルにも挑戦し、エミー賞やトニー賞も受賞しました。

1980年代にマドンナと人気を二分

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1980年代はMTVによってミュージックビデオが広く見られるようになった時代です。
そのため、音楽だけではなくビジュアル的にも魅力あるアーティストが人気を獲得しました。

女性シンガーとしてシーンを引っ張ったのがシンディ・ローパーとマドンナです。
ほぼ同じ時期にデビューしたマドンナとシンディはライバルとして人気を二分し、ヒットチャートをにぎわせたのです。

マドンナはセクシーなイメージを強調していましたが、シンディ・ローパーはセクシーさよりも奇抜な髪形や髪の色、そしてファッションのインパクトが強烈でした。

それではシンディ・ローパーのキャリアや人となりを少し詳しく見ていきましょう。

シンディ・ローパーは遅咲きの苦労人

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シンディ・ローパーは1953年6月22日、ニューヨーク生まれです。

様々なバイトや仕事を経験し、1978年に初めて自分のバンドを結成しました。

1980年にレコードデビューしたものの、このバンドは陽の目を見ることなく解散。
彼女は自己破産を申請し、雑貨屋などで働きながら歌手活動を続けます。

ようやくソロシンガーとして契約し、デビューアルバム『シーズ・ソー・アンユージュアル』をリリースしたのが1983年、シンディ・ローパー30歳の時のことです。

実は長い下積み生活を経験した苦労人なのです。

親日家としても知られる

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シンディ・ローパーは下積み時代にジャパニーズ・レストランで働いていたことがあります。

その店の日本人オーナーはシンディの音楽活動を応援し、つらい時も「必ずデビューできるからがんばりなさい」と励ましてくれたそうです。

この出会いがきっかけでシンディ・ローパーは日本好きになったと言われています。

ライブでも日本語を披露しますが、簡単な会話なら理解できるほどだそうです。

チャリティー活動にも熱心なシンディは1995年の阪神淡路大震災の際、被災者への寄を行うとともに、チャリティーで行われた生田神社での節分祭りにも参加しました。

また、2011年3月11日の東日本大震災ではその直後に来日公演を行いました。
多くのアーティストが公演を中止する中で帰国せずに予定通りコンサートを行ったのです。
終演後には自ら募金を募るなど、積極的に支援活動にも参加しました。

このような温かい人柄が多くのファンに愛される理由なのでしょう。

シンディ・ローパー!絶対におすすめしたい名曲~80年代(1)

それではシンディ・ローパーのおすすめ名曲をご紹介していきましょう。

80年代とそれ以降という形で便宜的に年代別に分けることとします。

まずはデビューアルバム『シーズ・ソー・アンユージュアル』からです。

ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン


記念すべきデビューシングルです。
リリースされたのは1983年8月ですが、徐々にヒットチャートを上がっていき、1984年に大ヒットとなりました。
全米ビルボードチャートでは最高2位を記録しています。

現在は英語をそのままカタカタ表記にした曲タイトルとなっていますが、リリース当時は「ハイスクールはダンステリア」という日本語タイトルがつけられていたことでも知られています。

曲タイトルを和訳すると「女の子だって楽しみたい」という意味になります。
ビデオもストーリー仕立てになっていますが、朝帰りして両親にとがめられた女の子が「仕事終わりに楽しんだっていいじゃない!楽しみたいだけなの!」という内容の曲です。

いかにも80年代的なイントロのサウンドと軽やかな曲調が魅力です。
シンディ・ローパーの代表曲といえばまずこの曲を思い出すファンは多いでしょう。

タイム・アフター・タイム

デビューアルバムからのセカンドシングルとしてカットされました。
切ないメロディーを持つ美しいバラードで、1984年に全米ビルボードチャート1位に輝いています。

作詞作曲を行ったのはシンディ・ローパーとロブ・ハイマン。
ロブ・ハイマンはエリック・バジリアンとともにザ・フーターズというバンドで活動していました。
共通の知人を介して知り合った彼らとシンディは、この後も長きに渡ってレコーディングやライブ、ソングライティングで共演することとなります。

シンディ・ローパーの曲の中では最も多くのアーティストにカバーされています。

マイルス・デイヴィスがインストルメンタルナンバーとしてレコーディングしたバージョンも有名です。
ウィリー・ネルソンやポール・アンカ、日本でも中山美穂や松田聖子、槇原敬之などがカバーしています。

シンディ・ローパーの代表曲であると同時に、普遍的な魅力を持つスタンダード・ナンバーとして親しまれています。

シー・バップ

3rdシングルとしてカットされ、ビルボードチャート最高3位のヒットとなりました。

激しいギターリフが印象的なロックナンバーです。

内容は「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」と同じように女の子も楽しみたいというものです。

ただ一説によると、"Bop"というのは自慰行為を意味すると言われています。

英語の歌詞としてはセクシャルな意味の比喩も多く、かなりきわどい内容になっているようです。

オール・スルー・ザ・ナイト

1stアルバムからの4枚目のシングルとしてカットされ、全米5位の大ヒットとなりました。
シンディ・ローパーはこのヒットで「ビルボード史上初めてデビューアルバムから4曲連続トップ10を記録した女性ソロ歌手」となったのです。

夜に逢瀬を重ねる恋人たちの「この時間が永遠に続けばいいのに」という気持ちを歌ったラブソングです。
他の代表曲に比べると地味かもしれませんが、長くファンに愛されている曲です。

マネー・チェンジズ・エヴリシング

1stアルバムの冒頭を飾るロックナンバーで、シングルとしてビルボードチャートの27位を記録しました。

「お金はすべてを変える」というタイトルの通り、男女の関係がお金で変わってしまったという内容の曲です。
現代的でシビアな内容の曲ですが、明るい曲調でカラッと歌い上げています。

下積み時代が長かったシンディ・ローパーの皮肉も含まれているのかもしれません。

シンディ・ローパー!絶対におすすめしたい名曲~80年代(2)

グーニーズはグッド・イナフ

1985年に公開された映画『グーニーズ』の主題歌です。
全米ビルボードチャート10位を記録するヒットとなりました。

子供たちが活躍する冒険映画である『グーニーズ』はゲーム化もされ、やはりこの曲が使用されています。
映画とともにシンディ・ローパーの代表曲としてこの曲を記憶している人も多いのではないでしょうか。

シンディ・ローパーのオリジナル・アルバムには収録されていませんでしたが、今はベスト盤などで聞くことができます。

トゥルー・カラーズ

1986年リリースの2ndアルバム『トゥルー・カラーズ』の表題曲です。
アルバムからの先行シングルとしてリリースされ、全米ビルボードチャート1位を記録する大ヒットとなりました。

アコースティックな雰囲気のあるミドルナンバーで、しっとりと歌い上げるシンディのボーカルが印象的です。

この曲は自分を偽らずに表現することの尊さを歌っています。
他人と違っていたとしても、それが人それぞれの個性。恐れずに堂々と表に出せばいいという力強いメッセージです。
サビの歌詞の和訳をご紹介しましょう。
「私にはあなたの「本当の色」が見える。それを表に出すことを恐れないで。「本当の色」は虹のように美しいのだから。」

シンディ・ローパーの奇抜なファッションや髪型も、彼女の個性の現れです。
人から笑われようと自由に表現していいんだということを彼女はデビューの時から体現していたとも言えるでしょう。

そういう意味ではシンディ・ローパーの放つメッセージを最もよく表した、彼女の代表曲と言っていいでしょう。
この曲は多くの人を勇気づけ、今ではLGBTの人々のテーマソングとして使われることも多いそうです。
シンディ・ローパーのメッセージが時代を予見し、普遍的なものであったことの証明ではないでしょうか。

チェンジ・オブ・ハート

2ndアルバム『トゥルー・カラーズ』からのシングルカット曲です。
ビルボードチャート最高3位を記録したヒット曲です。

アルバムの冒頭を飾るアップテンポな曲で、相手の心変わりを待つ切ない片思いが歌われています。

ロンドンの様々な名所で撮影されたミュージックビデオも印象的です。

涙のオールナイト・ドライヴ

1989年リリースの3rdアルバム『ア・ナイト・トゥ・リメンバー』からの先行シングルです。

全米ビルボードチャート最高6位を記録するヒットとなりました。
現在まで、これがシンディ・ローパーにとって最後のトップ10ヒットとなっています。

愛する人のために一晩中車を走らせる、一途なラブソングです。

シンディ・ローパー!絶対におすすめしたい名曲~90年代以降

ザッツ・ホワット・アイ・シンク

1993年リリースの4thアルバム『ハット・フル・オブ・スターズ』に収録された曲です。

シングルカットされ、イギリスでヒットしています。
アメリカのダンスチャートでも注目されましたが、シンディ・ローパーとしては新しいサウンドを取り入れた曲となっています。

シャイン

2004年にリリースされたアルバム『シャイン』の表題曲です。

歌詞を要約すると「あなたは輝いている、私はあなたのそばにいるわ」と聞き手を励ます応援ソングとなっています。

思えばシンディ・ローパーはいつでも弱い人々や虐げられた人々に勇気を与えてきました。
彼女の温かい人柄や力強いメッセージが変わっていないことを示す曲だと思います。

シンディ・ローパーの名曲まとめ

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シンディ・ローパーのおすすめしたい名曲をご紹介しました。

シンディ自身のパーソナリティーも含め、少しでも興味を持っていただいたら幸いです。

特に80年代のオリジナルアルバムはどれも素晴らしいですし、ベスト盤から入っていくのもいいと思います。
ぜひ他の曲も聞いてみてください。

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