【amazarashi】天才的なフロントマンとして活躍する秋田ひろむとは?秋田の素顔についてご紹介

武道館公演も収めたロックバンドamazarashiのフロントマン秋田ひろむさんについてまとめていきます。音楽の背景や経歴だけではなく、秋田ひろむさんの情感じられるオススメ楽曲4つもご紹介しています。この機会にamazarashiを聴いてみてください。

記事の目次

  1. 1.大人気邦ロックバンドamazarashi
  2. 2.ギターボーカルを務めるamazarahi/秋田ひろむに注目が集まる
  3. 3.秋田ひろむを映し出すamazarashiの楽曲について一部ご紹介
  4. 4.この機会に秋田ひろむやamazarashiに興味を持ってみてください。

大人気邦ロックバンドamazarashi

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2018年11月16日に数多のアーティストの目標点である日本武道館で
ワンマンライブ『朗読演奏実験空間 新言語秩序』を開催したamazarashiは、
現代で着々と知名度を上げているロックバンドの一つです。

日本最大級の音楽フェス『COUNTDOWN JAPAN』には2015年から毎年参加しており、
初めてamazarahiと出会った場所となっている人も多いのではないでしょうか?

amazarashiの魅力と言えば「歌声」と「歌詞」と「ライブ」だと思います。

ボーカルの秋田ひろむさんが放つ力強い歌声は一度聴いたらクセに。
ただ力強いだけでなく、彼の壮絶な過去が垣間見える悲しさや無力さなどが込められた
情高い歌い方は他のアーティストには見られない唯一無二の歌声であると言えます。

amazarashiの歌詞も他のアーティストとは違って、
まるで一つの詩のように私たちに語り掛けてきます。
始めは「ネガティブ」という印象を持たれやすい暗めな歌詞が多いのが特徴ですが、
自分の過去や現状と照らし合わせることで共感を得ることが出来たり、
励ましになったりしている利き手も多いのです。

以下はamazarashiの「ジュブナイル」という楽曲の歌詞の一節です。

そこから一歩も動かないのなら 君は「侮辱された人間」だ
そこから一歩でも歩き出せたら 君は「負けなかった人間だ」
怖いとは言うべきじゃないな 辛いとは言うべきじゃないな
どうせ誰も助けてくれない それを分かって始めたんだろう

この楽曲はamazarashiの中でもストレートに励ましの意が伝わってくる楽曲ですが、
このように彼の紡ぐ歌詞は
ネガティブだからこそ前を向く反骨精神や諦めない粘り強さが感じられます。

「頑張っていこう!」「なんとかなる!」
最近のJ-popで多く見られるポジティブで明るい歌詞で元気になる人もいると思いますが、
逆にamazarashiの歌詞を見て、楽曲を聴いて明日も頑張ろうと思える人もいるのです。

第一印象は「ネガティブ」「暗い」といったイメージを持たれやすいamazarashiですが、
どのアーティストより私たちの心に寄り添って例え雨の中でも横に座ってそっと傘を指してくれる。

この機会に是非一度amazarahiの世界を体感してみてください。

ギターボーカルを務めるamazarahi/秋田ひろむに注目が集まる

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amazarashiのギター/ボーカルであり、全ての楽曲の作詞作曲を手掛けているのが
秋田ひろむさんです。

出身は青森県上北郡横浜町。
年齢は1980年3月25日生まれの39歳だそうです。
デビューできるまでの壮絶な下積み時代には何度か青森と東京を行き来していました。

音楽を始めるきっかけとなったのは姉の影響でTM NETWORKを聴いたことが始まり。
今でさえ高い技術でギターを演奏しますが、当時はキーボードを始めたそうです。

学生時代にはバンドを組んでTHE BLUE HEARTSのコピーをしていたようです。
音楽のバックグラウンドにはTHA BLUE HARBやRYHMESTARといったヒップホップ系から
竹原ピストルといったシンガーソングライター、不可思議/wonderboyのようなラッパーまで
幅広く聴いていたそうです。

amazarahiの楽曲の歌詞は一度聴いただけでは理解し難い、難しい単語や言い回しも登場しますが、
文学の背景には寺山修司、太宰治といった作家があるそうです。

amazarashi/秋田ひろむの顔は?本性は?

秋田ひろむさんの性格や楽曲をアーティストのフィルター無しにクリアに聴いてほしいという想いから
顔出しをするといった公での活動はされていません。

ライブでは暗幕が垂らされ、姿が見える程度で、顔まではハッキリと見えることはありません。

顔などを知らずともamazarashiの楽曲が届けてくれる想いは十二分であるので
顔や本性に興味を持っているファンは少ないと思われます。

秋田ひろむを映し出すamazarashiの楽曲について一部ご紹介

ここからはamazarashiの中でも、
秋田ひろむさんの心情がはっきりと映し出された楽曲をご紹介していきます。

 

ひろ

この楽曲は秋田ひろむさんと「ひろ」の関係性を描いた曲となっています。
「ひろ」は19歳にこの世を去り、秋田ひろむさんとバンドを続けていくはずでした。

 

今年も僕は年を取って お前は永遠に19歳で
くだらない大人になってしまうのが 悔しいんだよ 悔しいんだよ
なぁひろ 僕は今日も失敗しちゃってさ 「すいません、すいません」なんて頭を下げて
「今に見てろ」って愛想笑いで 心の中「今に見てろ」って
なぁこんな風に
かっこ悪い大人になってしまったよ だらしのない人間になってしまったよ
お前が見たら絶対 絶対 許さないだろう?
だから僕はこんな歌を歌わなくちゃいけないんだよ

ひろが居なくなってから自分だけが年齢を重ねていく日々。
夢を追いかけている中で大事な拠り所である「ひろ」を失ってしまった。

失って悲しさ・無力感は伴う中で、「ひろ」が居なくてもなんとかなることが悔しいのです。

歌詞に何度か登場する19歳という表現は、19歳の「ひろ」に見られて恥ずかしく無い生き方が
出来ているか?あの頃と比べて成長出来ているか?という意味があると思います。

実際に友人や家族を亡くしていなくとも、過去の自分や今弱音を吐いている自分ともう一度
向き合うことが出来る楽曲です。

あんたへ

この楽曲は2013年11月20日に発売された7枚目のミニアルバム「あんたへ」の収録曲です。
秋田ひろむさん自身が自分を励ますために作った楽曲とされています。
歌詞の一つ一つが私たちの心の葛藤を見透かしているかのようにダイレクトに刺さります。

何があんたの幸せとか 正解と不正解の境界線だとか
結局決めるのはあんた自身で 自分で自分の首を絞める事はないよ
駄目な自分を愛するために まず必要なのは自分を許してやる事
必死に生きるのは得てして無様だから 人に笑われても気にすんな

amazarashiの中ではマイナーソングですが、
amazarashiの楽曲を聴いて秋田ひろむさんの歌詞や作風に惹かれた方は絶対にハマる一曲だと思います。

ただひたすらに励まして勇気づけてくれる。しかしながらそれはどこか落ち着いていて諭すような励ましなのです。
雨の中一人泣いている日、帰路で色んな思いが込み上げてきた時、誰かの言葉が欲しくなった時に是非。

タイトルも「あんたへ」と匿名性を持たせているのも、共感を生み出している一つの要素だと思います。

帰ってこいよ

2020年3月5日に発売された新アルバム「ボイコット」の収録曲です。
その歌詞のメッセージ性からかYouTubeにはリリックMVが公開されています。

故郷について描写された楽曲であり、秋田ひろむさんは自身の青森をイメージされていると思いますが、
私たち聴き手は自分の故郷を思い浮かべながら聴くことが出来ます。

夢を叶えたって胸を張ろうが やっぱ駄目だったって恥じらおうが
笑って会えるならそれでいい 偉くならなくたってそれでいい
ビルの谷間勇ましく歩く君が 陽に照らされた姿を想うのだ
忙しくしてんならしょうがないか 納得できるまで好きにしろ
帰ってこいよ 何か成し遂げるとも、成し遂げずとも

故郷を出て上京した友人や家族を想ったり、実際に自分が故郷を出てきた身であるならば
より一層この歌詞は心に刺さると思います。

歌詞の一節「帰ってこいよ 何か成し遂げるとも、成し遂げずとも」というフレーズには
一人身で何か成功しないといけないと思い込んで毎日必死に生活している人に聴いてほしいです。

あなたには故郷という居場所がある。いつでもどんなときにでも帰ってきて良いのです。

未来になれなかったあの夜に

この楽曲は2020年3月5日発売の新アルバム「ボイコット」の収録曲でもありますが、
やはりライブツアーamazarashi Live Tour 2019「未来になれなかった全ての夜に」
のテーマソングのイメージが強い楽曲であります。

YouTubeに公開されているMVには横浜流星、杉野遥亮、泉澤祐希、柄本時生といった有名俳優の方々が出演されており、amazarashiの楽曲の中でも新規の人が流れてきた人気曲になったと思います。

醜い君が罵られたなら 醜いままで恨みを晴らして
足りない君が馬鹿にされたなら 足りないままで幸福になって
孤独な奴らが夜の淵で もがき苦しみ明日も諦めて
そんな夜達に「ざまあみろ」って 今こそ僕が歌ってやるんだ

未来になれなかった あの夜に
ざまあみろ

秋田ひろむさんの力強い歌声に乗せられた、
思い返すにはいたたまれない過去のひとつひとつを乗り越えていく歌詞が心に刺さります。

私たちにもこれまでの人生の中で共に歩むことは叶わなかった「未来になれなかったあの夜」があるはずです。
そんな見て見ぬふりをして忘れようとしてきた夜たちをこの曲を通じてもう一度向き合ってみませんか。

この曲と出会って良かった。amazarashiと出会えて良かった。心からそう思わさせてくれる楽曲。
あなたの人生の一曲になるかもしれません。

この機会に秋田ひろむやamazarashiに興味を持ってみてください。

Photo byRolandvakehrerkehrer

いかがでしょうか。本記事では「【amazarashi】天才的なフロントマンとして活躍する秋田ひろむとは?秋田の素顔についてご紹介」をご紹介していきました。

amazarashiのフロントマンである秋田ひろむさんは本記事でも説明したように
類まれなる才能と、すごいという言葉では形容し難い数々の努力を成し遂げられた方です。

一筋縄では行かなかった壮絶な過去があるからこそ、
秋田ひろむさんの紡ぐ楽曲にはどこか説得力があって情がこもっています。

いつまでも私たちの傍で音を鳴らしていてほしいアーティスト。amazarashiをご紹介しました。

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