【31選】世界の名だたる指揮者をランキング形式で一挙ご紹介!
世界の名だたる指揮者をランキングにしたら、1位は誰になるのでしょうか?オーケストラや合唱、吹奏楽などで重要な役割を担っている指揮者の仕事は、ただ台の上に立って指揮棒を振っているだけではないようです。今回は世界の指揮者を31人厳選し、ランキング形式で紹介します。
記事の目次
- 1.演奏の軸を作り、重要な役割を持つ指揮者
- 2.世界の名だたる指揮者ランキング11位~31位
- 3.世界の名だたる指揮者ランキング10位:サイモン・ラトル
- 4.世界の名だたる指揮者ランキング9位:ダニエル・バレンボイム
- 5.世界の名だたる指揮者ランキング8位:カルロ・マリア・ジュリーニ
- 6.世界の名だたる指揮者ランキング7位:リッカルド・ムーティ
- 7.世界の名だたる指揮者ランキング6位:クラウディオ・アバド
- 8.世界の名だたる指揮者ランキング5位:リッカルド・シャイー
- 9.世界の名だたる指揮者ランキング4位:カルロス・クライバー
- 10.世界の名だたる指揮者ランキング3位:レナード・バーンスタイン
- 11.世界の名だたる指揮者ランキング2位:小澤 征爾
- 12.世界の名だたる指揮者ランキング1位:ヘルベルト・フォン・カラヤン
- 13.まとめ
世界の名だたる指揮者ランキング3位:レナード・バーンスタイン
名前:Leonard Bernstein(レナード・バーンスタイン)
出身国:アメリカ
生年月日:1918年8月25日
死没:1990年10月14日
作曲家・ピアニストとしても名高いレナード・バーンスタインは、20世紀後半のクラシック界を代表するマエストロでした。
アメリカで初めて音楽家として世界的に有名になったのも彼で、アメリカの音楽史を語るのに欠かせない人物です。
特に音楽一家ではありませんでしたが、赤ん坊の頃から音楽が好きだったと聞かされていました。
家の理髪店を継いでほしいというのが親の望みでしたが、反対されながら音楽家の道に進んでいます。
大学・音楽院で指揮と作曲を学び卒業しますが、指揮者の仕事にありつけない時期がありました。
1943年にようやく、アメリカの5大オーケストラであるニューヨーク・フィルハーモニックにて副指揮者をつとめることができたそうです。
そこから大指揮者のブルーノ・ワルターの代役をつとめてから、一躍有名になりました。
アメリカの指揮者であるマイケル・ティルソン・トーマスや、日本の指揮者である小澤征爾・大植英次・佐渡裕などの著名な指揮者を世に送り出したのも彼です。
広島平和コンサートや、ベルリンの壁崩壊を受けた演奏などの社会的メッセージを込めた活動も見られ、しばしば物議を呼んでいました。
感情のまま情熱的にタクトを振る指揮者で、かつ繊細な部分を的確に表現できるのが彼の特徴です。
また彼の音楽はライブでの生演奏が、何よりも一番いいと言われていました。
世界の名だたる指揮者ランキング2位:小澤 征爾
名前:小澤 征爾(おざわ せいじ)
出身国:日本
生年月日:1935年9月1日
日本人でここまで世界的に有名な指揮者は、彼がはじめてなのではないでしょうか?
世界の名だたる指揮者ランキングの2位は、日本人指揮者の小澤征爾です。
ウィーンの国立歌劇場にて音楽監督を2度つとめ、他にも数々の有名な楽団で指揮を振り、名誉ある賞を受賞しています。
小澤征爾の音楽のはじまりは、小学生の頃に兄から習っていたアコーディオンとピアノからでした。
その後、家族が彼の才能に気づき本格的にピアノを習いはじめます。
ピアニストになる道を歩んでいましたが、中学の時に所属していたラグビー部で指を骨折し断念し指揮教室に入門しました。
彼は1961年のN響(NHK交響楽団)の指揮を担当しましたが、ボイコットを受けています。
このことで彼は指揮者を辞任しており、日本での音楽活動を辞め渡米しました。
渡米後の彼の活躍はすさまじく、ニューヨークのフィルハーモニックの副指揮者を担当するようになり、そこから複数の有名オーケストラで音楽監督をつとめるようになっています。
東洋人の指揮者としてはじめての功績を次々に残していきますが、2010年に食道癌が見つかってから指揮活動を休んでいました。
小澤の指揮スタイルは今と昔ではかなり違います。
若い頃は細かに指揮棒を振り、指揮者の手本と言わんばかりの動きをしていました。
近年の小澤の指揮はそのしなやかさに定評があり、自由で情熱的な表現が特徴的です。
世界の名だたる指揮者ランキング1位:ヘルベルト・フォン・カラヤン
名前:Herbert von Karajan(ヘルベルト・フォン・カラヤン)
出身国:オーストリア
生年月日:1908年4月5日
死没:1989年7月16日
世界の名だたる指揮者ランキングの1位は、ヘルベルト・フォン・カラヤンでした。
20世紀のクラシック界の『帝王』と呼ばれた指揮者であり、彼を超える指揮者は今後現れないのではないかと言われているくらいの、圧倒的才能の持ち主です。
オーストリアのザルツブルクとウィーンの音楽院を卒業後に、地方の歌劇場で指揮を振っていました。
彼が一躍有名になったのは、ベルリンの国立歌劇場にて音楽監督を担当した時のことです。
大オーケストラでの指揮を担当した後に、ウィーンの国立歌劇場の音楽監督をつとめます。
これにより、彼はクラシック界の頂点に立ちました。
ちなみに指揮者として超多忙であった彼は自家用ジェット機を自分で操縦したり、スポーツカーや高級車を乗り回して移動していたそうです。
クラシック界のカリスマとはまさに彼のことで、ビジュアルもよくオーラもあったといいます。
誰よりも音楽を追求し、群を抜いた絶対的才能とセンスを持ち合わせていた彼は、世界に大きな影響をもたらしました。
まとめ
世界の著名な指揮者たちが振るタクトには、我々の想像もつかない重みがあります。
このランキング記事をきっかけに、偉大なマエストロを演奏を今一度聴きなおしてみると、また新たな発見がみつかるかもしれません。