クラシックコンサートの服装とマナーについてご紹介!【男性/女性】
クラシックコンサートに行ったことがありますか?クラシックコンサートの初心者はコンサートホールの雰囲気やどんな服装で行ったらいいのかわからず足が向かないかもしれません。ここではクラシックコンサートに向いてる服装やマナーについてお知らせします。
クラシックコンサートとはどうゆうもの?
クラシックコンサートはクラシック曲をホールで演奏するものです。演奏形態の違いから「管弦曲」「室内楽」「器楽」「声楽」に分かれています。オーケストラ演奏もですが、オペラやバレエなど演奏だけではなく総合芸術の大掛かりなものもあります。
クラシックコンサートといっても海外や国内の有名なオーケストラの公演などでチケットが数万円のものから、地元のアマチュアの演奏家のコンサートで数千円もチケットのものも様々です。
豪華なシャンデリアきらめくホールで聴くクラシックコンサートに出かけるにはまずどんなファッションで行けばいいのか?と考えると億劫になってしまいます。
でも家でCDなどで聴くのとは違ってコンサートホールももう一つの楽器といわれるようにホールで生で演奏を聴くことは感動もひとしおです。
クラシックコンサートを気楽に楽しんでいただきたいのでここではどんな服装なら安心してコンサートが楽しめるかお伝えします。
クラシックコンサートにドレスコードはある?
基本的にはドレスコードは?
きらびやかなコンサートホールで行われるクラシックコンサートにはドレスコードがあるのでしょうか?
改まった場所で音楽会を鑑賞するのですから、音楽会初心者の方はさぞかし敷居が高いと感じられることでしょう。音楽会には行きたいけどどんな服装で行けばよいのか、どんなマナーに気をつければならないのか、いろいろ考えて億劫になることでしょう。
でもご安心ください。基本的にはクラシックコンサートにはドレスコードはありません。海外のオーケストラでも国内の有名なオーケストラでもドレスコードを設けているところはほとんどないのです。
例外もあるドレスコード
例外的に2016年に行われたサントリーホールの30周年ガラコンサートではドレスコードが設けられました。
ガラコンサートとは特別なお祝いのコンサートで、「サントリーホールの30周年のハレの日をお客様と共に祝うことができれば幸いです。
お召し物は、近しい方の結婚式やお祝い事へ出席されるような場をイメージいただき、男性hはタキシード、燕尾服を、女性はイブニングドレス、カクテルドレス、振袖、留袖などの着用をお勧めします。」とありました。このようなことは非常にまれなことです。
音楽会の服装は?
しかし音楽会を鑑賞する時はちょっとおしゃれをしていつもと違う気持ちを味わうのもいいのではないのでしょうか。
では具体的にどのような服装がよいのか季節ごとに男性、女性別にみてみましょう。
クラシックコンサートの服装の基本
一番に考えるのは周りとの調和、TPOを考えた服装ということでしょう。チケットの高い席に行くときはそれなりの格式のあるファッションで、またチケットの安い席に行くときはあまり派手過ぎてもかえって浮いてしまう可能性があります。チケットの値段を考慮して考えれば間違えはないのではないでしょうか。
筆者は学生時代に研修で東京文化会館でウィーンのオペラを聴きに行ったことがありました。その時のチケットは3万円越えでした。そうゆう場で聴くのは初めてでした。周りはロングドレスや振袖を着たきらびやかな世界を見てカルチャーショックを受けました。
またオーストリアでもコンサートに行きました。もちろんきらびやかなファッションに身に包んだ紳士や淑女を見ました。同じコンサートで音楽を勉強している学生向けの安いチケットの席ではラフな格好をした若者もいました。そのことからもTPOに合っていればよいと思います。
では具体的にお伝えしていきます。
クラシックコンサートの服装、男性
男性はスーツを着るのが一番間違いがないです。平日のコンサートは仕事帰りに行く場合もあるでしょう。特別に着替えなくても大丈夫です。中のシャツをきれいなおしゃれなものに変えたり、ネクタイを変えるのもおすすめです。
<春>
春ならスーツを着るまでもなく、薄手のジャケットでもおすすめします。もう少し暖かくなれば襟付きのシャツやポロシャツもいいでしょう。
<夏>
暑い夏はスーツを着るのはちょっと考えてしまします。最近はクールビズなどをうたって仕事でも着用しないところもあります。
音楽会にも半そででいいのですが、できたらTシャツより襟付きのポロシャツなどのほうがいいですね。暑いからといってショートパンツやサンダル履きは避けましょう。
<秋>
秋も春と同様、スーツ着用が一番安心です。シャツとベストやポロシャツでもファミリーコンサートなど格式ばらないコンサートではおすすめです。
<冬>
冬もスーツがいいですが、寒くなるとセーターにシャツをインしたスタイルもいいですね。
またコート着用してもホールでは脱ぎましょう。
クラシックコンサートの服装、女性
では女性はどのようはファッションを着用すればよいのでしょうか?
女性のちょっとお出かけのファッションといえばワンピースがいいのではと思います。あまりカジュアルの感じになりすぎず、といってもゴージャスすぎても周りと浮いてしまうかもしれません。どんなファッションやコーデがおすすめか女性も男性同様に季節ごとにお伝えします。
<春>
春はきれい目なワンピースがおすすめです。まだ肌寒い時がありますので、羽織るボレロやカーディガンを合わせるコーデもいいですね。
<夏>
夏もワンピースがおすすめです。しかし暑いからといってあまりリゾート感の強いものではなく少しキッチリ感のあるもののほうがいいでしょう。
<秋>
秋は芸術の秋というだけあってコンサートが数多くあります。毎回同じというわけにはいきません。そんな時は組み合わせが変えられるコーデがおすすめです。
ワンピースもいいですが、ブラウスとスカートやニットのセットアップもいいですね。
画像のような柔らかい素材ならパンツでも素敵です。
<冬>
冬は防寒も大事ですが、コートを着るので中はやはりドレスでもいいですね。
コンサートホールは暖房も効いていますので、寒さは大丈夫です。ぜひおしゃれなコーデでコンサートにお出かけしてくださいね。
クラシックコンサートの服装で注意すべきマナー
だいたいの服装はわかりましたが、ではコンサートに行くときのファッションで注意するそのほかのマナーはなんでしょうか?
服装
いつもよりちょっときれい目で清潔な服装が良いですね。他の観客の方々に不愉快な思いをさせないマナーが必要です。服装はいつもより少しきれい目を意識して選びましょう。
コンサートの曲もよりクラシカルなもの、現代に近いものなどで変化させてもいいですね。
素材
意外に忘れがちなのは素材です。皆さんも音を楽しみにコンサートホールに足を運んでいますので、不要な音を観客が出さないマナーが必要です。ナイロンなどの歩く度擦れて音が出る素材は避けましょう。
ハイヒールもホールによってはよく響くホールもありますので、かかとがカツカツ大きくなるものには気をつけましょう。
アクセサリー
アクセサリーもつけるとは思いますが、これも揺れてジャラジャラ音が出ないものがいいです。
ネックレスにしてもイヤリングにしても大きくておしゃれなものもいいですが、音が出にくいデザインや素材を選びましょう。
ヘッドアクセサリー
隣や前後も近いですので、後ろの方や横の方が前が見づらい大きいヘッドアクセサリーは避けましょう。帽子もホール内では脱ぎましょう。
ヘアスタイルも大きくなりすぎないように気をつけましょう。
香り
おしゃれに忘れてはいけないものに香りがありますが香水などのつけすぎには気をつけましょう。狭いコンサートホールで、閉め切って行うコンサートなのでつけすぎは周りの方々の迷惑なります。香りはいつもより少し控えめにしておきましょう
持ち物
仕事帰りに行くこともあるでしょうが、できたら大きい荷物はロッカーなどに預けて小さなパーティーバッグに持ち直したりするとおしゃれ度アップです。もちろん荷物がたくさん、という状況は避けましょう。
コンサートホールは狭くて隣とも近いです。もしクロークなどが設置されている場合はクロークに預けてホール内には最小限の荷物にしましょう。また冬はコートなどもあるでしょうが、これもできればクロークに預けましょう。音を吸い取って響きも変わることもあるんですよ。
まとめ
いかがでしたか?
CDやDVDで家で音楽を鑑賞するのはリラックスできていいかもしれませんが、音は空気を振動させて伝わっていきますので、実際コンサートホールで聴く演奏はCDやDVDを聴くときとは違っています。
またコンサートホールも楽器の一つと言われることもありますので、同じ演奏でもホールが違えば聞こえ方も違います。演奏者の立ち振る舞いやオーケストラはいろいろな楽器の演奏する姿を見ることも、楽しみの一つですので、ぜひコンサートホールに足を運んで聴いてみてください。
服装もTPOを考えてあまり堅苦しく考えずに用意すると大丈夫です。ちょっと非日常の気分を味わってくださいね。