「吹奏楽」「ブラスバンド」「オーケストラ」の違いとは?

トランペットやフルートなど様々な楽器から成り立つ「吹奏楽」「ブラスバンド」「オーケストラ」。意味が似たような呼び方ですが、この3つの違いは何なのでしょうか。楽器の構成や人数から見て吹奏楽、ブラスバンド、そしてオーケストラそれぞれの特徴を解説します。

記事の目次

  1. 1.「吹奏楽」「ブラスバンド」「オーケストラ」の違いとは?
  2. 2.まとめ

「吹奏楽」「ブラスバンド」「オーケストラ」の違いとは?

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吹奏楽ブラスバンド、そしてオーケストラの違いというのは何なのでしょうか?

吹奏楽は部活動などで実際に見ている方も多そうですが、ブラスバンドとの違いはと言われたら何だろうと疑問に思う方も多いと思います。

オーケストラは大人数でバイオリンが使われているイメージ…と、何となくのイメージは付くでしょうか。
楽器の種類や人数の編成が違うのかはっきりと説明するのは難しいですよね。

そこで今回の記事では吹奏楽、ブラスバンド、オーケストラの違いを解説していきたいと思います。

楽器の種類

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ここからは吹奏楽、ブラスバンド、オーケストラで使われている楽器の種類についてご紹介いたします。

金管楽器

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金管楽器というのは口をマウスピースに当てながら唇を震わせて、息を吹き込み音を鳴らすという楽器です。

元々は「真ちゅう(ブラス)」という合金で出来た楽器という意味がありますが、現在では金属で出来ているかどうかという分け方はされていません

金管楽器の主な楽器は、トランペット、トロンボーン、チューバ、ホルン、ユーフォニアムです。

木管楽器

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木管楽器とは植物のヨシから作られた"リード"を振動させて音を出す楽器、金管楽器のように唇を震わせて音を出さない楽器の事を言います。

よくフルートやサックスは金属で出来ているから金管楽器ではないの?と疑問に思う方が多いですが、この2つの楽器はそれぞれ木管楽器の音の出し方をしています。
フルートは息を吹き、空気を振動させ音を出します。サックスはリードを使って音を出しています。

木管楽器の主な楽器は、フルート、クラリネット、サックス、ファゴットです。

弦楽器

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弦楽器とは張られた弦を弾いたりこすったり振動させて音を鳴らす楽器です。

弦楽器の主な楽器は、バイオリン、チェロ、コントラバス、ハープ等です。

打楽器

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打楽器とは叩いたり、打ったり、振ったりする事で音を鳴らす楽器です。よくパーカッションとも言います。

打楽器の主な楽器は、ティンパニ、マリンバ、ドラム、シンバル等です。

吹奏楽とは

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吹奏楽というのは上記でご紹介した金管楽器と木管楽器、打楽器で成り立つ編成を指します。吹奏楽にはコントラバス以外の楽器は使われていません。

吹奏楽の人数は決められていませんが、40人〜50人程度が多いです。
吹奏楽で扱われている音楽のジャンルもクラシックからポップス、ジャズなど様々です。

ブラスバンドとは

ブラスバンドとは吹奏楽の編成から木管楽器を抜いた金管バンドの編成で出来ています。
吹奏楽とどっちがどっちだろう?となりやすいですが、ブラスバンドは金管楽器と打楽器で成り立つものと覚えてみてください。

オーケストラとは

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オーケストラとは金管楽器、木管楽器、打楽器に弦楽器が加わった編成を指します。管弦楽団とも呼ばれていますね。

人数は演奏する曲によって変わっていき、50人編成や時には100人編成となる場合もあります。

まとめ

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吹奏楽、ブラスバンド、オーケストラの違いについてご紹介致しました。それぞれの楽器の編成が違うというのが大きな相違点でしたね。

こちらの記事で、編成をパッと見て違いが分かっていただけたら嬉しいです。

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