【映画】「湯を沸かすほどの熱い愛」で感動の嵐!きのこ帝国が歌う主題歌にも注目

「湯を沸かすほどの熱い愛」という映画を知っていますか?ここではこの映画のあらすじと主題歌を担当した「きのこ帝国」について解説しています!「湯を沸かすほどの熱い愛」というタイトルに込められた意味とは?あらすじと主題歌「愛のゆくえ」について気になる人必見です!

記事の目次

  1. 1.宮沢りえ主演とする「湯を沸かすほどの熱い愛」が話題
  2. 2.「湯を沸かすほどの熱い愛」のストーリー
  3. 3.主題歌にはきのこ帝国が起用された
  4. 4.きのこ帝国『愛のゆくえ』とは
  5. 5.「湯を沸かすほどの熱い愛」のあらすじと「愛のゆくえ」の接点
  6. 6.何度観ても心に響く作品
  7. 7.まとめ

宮沢りえ主演とする「湯を沸かすほどの熱い愛」が話題

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『湯を沸かすほどの熱い愛』は、2016年に公開された日本映画です。監督・脚本を務めたのは、中野量太です。中野量太監督は2012年『チチを撮りに』という作品が国内外から評価を受け、多くの監督賞を受賞しています。

主演は日本アカデミー賞、ブルーリボン賞の受賞経験がある宮沢りえで、杉咲花、オダギリジョー、松坂桃李といった日本国内で評価の高い俳優陣が脇を固めています。

「湯を沸かすほどの熱い愛」は多くの賞を受賞している名作になった

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この映画は日本だけではなく、各国で評価される作品となりました。受賞した主な賞は以下の通りです。

  • 第40回モントリオール世界映画祭・Focus on World Cinema部門
  • 第21回釜山国際映画祭・アジア映画の窓部門
  • 第29回東京国際映画祭・Japan Now部門正式出品
  • 第40回日本アカデミー賞では6部門受賞、内2部門では最優秀賞
  • 第41回報知映画賞・第31回高崎映画祭・第26回日本映画批評家大賞ではそれぞれ4冠

また受賞した賞はこれだけではありません。作品としても大変栄誉たる賞を多く受賞していますが、主演女優賞や新人俳優賞などを含めるとより多くの賞をとっています。海外でも評価された日本が誇れる名作映画です。

宮沢りえをはじめ実力を持った俳優たちが真摯に向き合った傑作といえるでしょう。

「湯を沸かすほどの熱い愛」のストーリー

実力派俳優陣が集結

この映画は、銭湯を経営している「幸野家」の話を軸に進んでいきます。宮沢りえ演じる母・双葉、杉咲花演じる娘・安澄。夫・浩一にはオダギリジョーがキャスティングされています。ヒッチハイクをしている青年役は、松坂桃李が演じています。

あらすじ

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あらすじ①:悲しい始まり

幸野家は銭湯を経営していますが、父親は突然失踪して休業しています。ですが母親の双葉は何とかパートをして娘・安澄を育てています。

しかし、そのような日々を過ごすなか双葉はステージ4の末期がん。余命2か月と宣告されてしまいます。そこから、双葉は「絶対にやっておくべきこと」をリストにして、実行していきます。

どんなに辛い状況になっても、双葉は明るくふるまって家族との時間を精一杯過ごしていきます。

あらすじ②:対立しつつも分かり合う親子

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まず行方不明の父親・浩一を連れ戻し銭湯を再開します。連れ戻したはいいものの、浩一の子どもとされる幼子・鮎子を引き取ることになります。

また娘の安澄はいじめを受けています。安澄は不登校になる寸前でした。ですが何とか本人を、ひとりでもいじめに立ち向かう力をつけさせます。

親子はけんかを幾度もしながら、お互いの気持ちを分かり合いそして絆は強くなっていくのでした。

あらすじ③:家族の秘密と新たな出会い

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安澄の出生については秘密があって、物語が進むにつれてそのことが明らかになっていきます。

秘密が明らかになり家族が動き出した道中出会う人物。ヒッチハイクをしながらいきあたりばったりな生活をしている、松坂桃李演じる・拓海の人生や生き方を諭しこれからの歩く道を双葉は考えさせます。

拓海の人生にもドラマがあり、思うように行かない若者の苦悩がそこにはありました。

双葉は生きる目的や目標を失っている拓海に生きる道を考えさせて、立ち上がる気持ちを思い起こさせます。

出会いを通して双葉は人々に影響をあたえ、生きる意味、死を見つめていきます。

あらすじ④:双葉との別れ

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多くの「死」に関する映画は、ラストに向けて劇的に涙を誘うものが多いかと思います。ですが、この映画が話題になる理由は少し違います。

双葉の死は家族全員に絶望をあたえるものではありませんでした。

人の死をあつかう映画ですからハッピーエンドとはいきませんが、そこには家族の心を温める双葉の愛を感じずにはいられませんでした。

あらすじ⑤:ラストシーンは衝撃的?

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ラスト、双葉は霊柩車に運ばれる描写がありますが実は運ばれてはいませんでした。

必死に守り抜いた銭湯で、敷き詰められた花のなかで眠るように横たわっていたのです。

ここから視聴者の物議が分かれるラストシーンがはじまります。ぜひ自分の目で結末は確かめてほしいです。

双葉が家族のこれからを思うのなら、願うことは何なのかについて考える。
もしくは家族が強引に意見を通して、双葉らしい最期をむかえさせる。

この2つを考えて鑑賞すると、まったく見方は変わってきます。

一見するとホラー映画になりますが、違う解釈からすると家族の双葉への熱い思いが伝わる作品となっています。

「湯を沸かすほどの熱い愛」はあらすじのまとめ

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あらすじを語るうえで重要なことは、まず家族関係がバラバラになっているということです。

母は末期がん。娘はいじめを受けて辛い思いをしている。父はどこかに行ってしまっている。帰ってきたかと思えば、見知らぬ子どもを連れて来た。本職の銭湯は開業出来る状態ではありません。

家族は危機をどう乗り越えていくのか、人生に悩みながらも旅をする若者が双葉と出会いどのようにして生きる道を見つけていくのか。このことが物語の中で重要になっていきます。

どんな状況になっても、人と関わることに全力の双葉。そしてそのことに、はじめはぶつかったりもしますが最終的には分かり合う人たち。そこがこの映画の心を揺さぶる点だと思います。

生きることと死ぬこと、繋ぐことと分かち合うことの大切さを教えてくれます。

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主題歌にはきのこ帝国が起用された

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