【STAND BY ME ドラえもん】秦基博が歌う『ひまわりの約束』がドラえもんを盛り上げる?!
皆さん、ドラえもん映画で初の3DCGを実現し、主題歌のひまわりの約束も話題になった「STAND BY ME ドラえもん」をご存じでしょうか。見た人にはわかりますが、とても感動しますよね。今回は映画の主題歌ひまわりの約束の歌詞を解説していきたいと思います。
シリーズ初の3DCG作品として上映された、「STAND BY ME ドラえもん」
皆さんは、大ヒット映画「STAND BY ME ドラえもん」をご存じでしょうか。2014年8月に公開され、ドラえもん映画史上初の3DCG映画となった作品です。
ドラえもん映画は、その年(2014年)の3月にのび太の大魔境 ペコと5人の探検隊を上映していたため、旧ドラえもん映画以降の1年で2つの上映となりました。
しかし、3DCG映画ということもあり、ドラえもん映画として正式に数えられることはありませんでした。
あらすじ
STAND BY ME ドラえもんの題材となったのは「ドラえもんが未来に帰る」というところです。
もともと、ドラえもんがのび太君の家に未来からやってきた理由は、のび太の後の子孫「セワシ」が送り込んだからでした。セワシがなぜ送り込んだのかというと、セワシの先祖に当たるのび太は、会社を創立したが会社が火事に合い、借金ができてそれがセワシの時代まで続いた。それを何とか改善しようと、子守用ロボット「ドラえもん」を過去に送り、のび太を立派な人間にし、育てる事によって借金があることを取り消そうとしたのが理由でした。
当初ドラえもんはのび太の家へ行くのをとても怖がっていたため、セワシがドラえもんのシステムに「のび太君を幸せにしないと一生未来へ帰れない。ただし幸せにすれば未来へ帰れて、過去に行くことは一切なくなる」こう書きこんだのです。
これがSTAND BY ME ドラえもんの最初の元になった話です。そして、この映画が沢山の人を泣かせ、感動させた理由はここからのあらすじにあります。
システムを書き換えられたことによって未来へ帰りたいという言葉を発したり、実際にタイムマシンで未来へ帰ろうとすると、体中に電流が流れ、絶対に帰れないようになってしまいます。どう試しても未来に帰れないドラえもんは、のび太君を早く幸せにして、未来に帰ると決心し、その日から一緒に暮らし始めることになります。
出会った後は、皆さんご存じの取り、「しずかちゃん」「ジャイアン」「スネ夫」「のび太」「ドラえもん」の5人で仲良く遊んだり、冒険したり、時にはタイムマシンでのび太の結婚相手(しずかちゃん)を確認しに行ったりもします。
こんな風に、友情を深めあい、2人どちらも互いのことが何でも分かるようになったある日、のび太がドラえもんに対して、「僕、幸せになれたよ。ドラえもんのおかげで」といいます。それに対してドラえもんはそっと微笑みます。
心が温まるような場面ですが、実はこの時点でドラえもんは未来に帰らなくてはいけなくなっていたのです。そう。「のび太を幸せにしたから」です。こののび太の発言により、ドラえもんの装置は起動し、あと48時間以内に未来へ帰らなければならなくなってしまいます。勿論もうのび太君の時代にも戻れなくなってしまうのです。
のび太はとても嫌がりますが、ドラえもんのためを思ってと我慢します。そして、一番感動するのはここです。のび太君は、ドラえもんが安心して未来へ帰れない。といってジャイアンに決闘を申し込みます。定番なので誰しもが知っているとは思いますが、のび太君はいつもジャイアンに殴られてぼこぼこにされています。
しかし、この決闘はのび太が勝ちました。ひどくあざもできていましたが、「ドラえもんが未来に安心して帰れるため」と自分に言い聞かせ、気力とドラえもんへの思いだけでジャイアンから勝利を勝ち取りました。
そしてクライマックス。ジャイアンと戦った翌日の朝。もうドラえもんはどこにもいませんでした。いつも出入りしていたタイムマシンの机も、ただの引き出しに代わっています。しかしドラえもんは、のび太君に向けて1つだけ、道具を置いていきます。それは、自分の言ったことと反対のことが起きる道具。それを飲めば、発言したことと反対のことが実際に起きるのです。
その日エイプリルフールでジャイアンたちに騙されていたのび太は、仕返しのためその道具を飲んで、今日は晴れだ!といって雨を降らせたりしました。
しかし、こんな嘘をついても無駄だと気づきます。なぜならドラえもんが帰ってこないから。のび太君は、2階の部屋に上がるための階段で「ドラえもんはもう帰ってこないんだ」とつぶやきます。
しかし、部屋のドアを開けると、そこには笑った顔のドラえもんがいました。のび太君は一瞬驚いたものの涙を隠せるわけもなく、2人で泣き崩れました。
ドラえもんがなぜかわからないけど、帰ってこれることになったんだというと、のび太君が持っていた道具のほうを見ます。なるほど、これかと言い出すドラえもん。そう。のび太君が、「ドラえもんは帰ってこない」といったことによってそれと反対のこと、「つまりドラえもんが帰ってくる」ということになったわけです。
この最後のシーンに映画を見た人は、感動し、大ヒットとなったわけです。
主題歌には秦基博『ひまわりの約束』が起用
映画のシナリオ自体、旧時代に元が作られていたものであり、知っていた人も多いはずでしたが、それでも尚、ブームを引き起こし、大ヒットした理由には、STAND BY ME ドラえもんの主題歌である、「ひまわりの約束」が大きく関わっていると言えます。
ほとんどの人は「ひまわりの約束」を知っていますよね。あの切ないメロディーに胸を打たれるような歌詞。映画ととてもあっていて、物凄く話題になりました。
曲を作ったのは誰かというと、秦基博さんです。優しく滑らかが特徴の秦さんだからこそ、STAND BY ME ドラえもんの切なさ、のび太のやさしさ、ドラえもんの温かさすべてがマッチしたといえますよね。
曲に込められた意味を歌詞から徹底考察
素晴らしい映画のシナリオと、秦基博さんが作ったひまわりの約束が交わって人気になったということがわかったところで、「ひまわりの約束」の歌詞にはどんな意味が込められているのか。曲の初めの部分とサビ部分の2つを歌詞を解説していきたいと思います。
まず最初に曲の始まりの部分は...
どうして 君がなくの
まだ僕も泣いていないのに
というところです。曲の始まりと、サビよりは印象が薄いはずですが、ここもサビと並んで誰もが歌えるところといってもいいでしょう。
この歌詞の部分は誰でも読み取ることができると思いますが、この歌詞は作中に出てくるのび太とドラえもんがわかれるところに当たります。個人的な見解ですが、本当は未来に帰る僕(ドラえもん)のほうがつらいのに、のび太君だけ先に泣かないでよ。僕も悲しいんだよ。と訴えかけているというところだと思います。
なので局注では最初の部分から分かれるシーンと速い展開ということになります。
そして次にサビの部分は...
そばに居たいよ
君のためにできることが 僕にあるかな
というところです。ここは1番有名なところですね。この部分を聴いただけで泣いてしまう人も多いのではないでしょうか。
ここも個人的な見解で解説すると、ドラえもんが未来から帰ってきて、のび太に問いかけているところだと思います。
「僕は君のそばにずっと居たいよ」、「君は僕をまだ必要としてくれるかな?僕と一緒にいてくれるかな?」とドラえもんが問いかけているのだと思います。
また、そのあとの歌詞には...
いつも君に ずっと君に
笑っていてほしくて
ひまわりのような まっすぐなその優しさを
温もりを全部
とあるため、これからも君を優しい立派な、幸せな人になれるよう、見守っているよ。と捉えることもできます。
まとめ
「STAND BYME ドラえもん」のあらすじと歌詞の解説はいかがだったでしょうか。
歌詞の読み取り方は、人それぞれで、いろいろな捉え方ができます。
なので、自分自身でも、好きな歌などがあれば、この歌詞どういう意味なんだろうと考察してみるのも面白いですよ!