「アナと雪の女王」を英語版で観たことある?勉強にもなる、アナ雪の世界をご紹介!
世界中で大ヒットした「アナと雪の女王」を知っている方は多いかと思いますが、その英語版の アナと雪の女王(Frozen)を観たことがありますか?今回は、原題(Frozen)の意味や吹き替え版とはまた一味違ったアナ雪の英語版の良さをご紹介します。
世界中で大ヒットの「アナと雪の女王」、英語版で観たことありますか?
2013年に公開された、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作「アナと雪の女王」は世界中で大ヒットし、興行収入は100億円越えを記録しました。また「アナと雪の女王2」も2019年に公開され、今も尚人気です。
数々の受賞暦もあり今までに、アカデミー賞やゴールデングローブ賞、アニメ映画賞など7つの賞を受賞しています。
そんなアナと雪の女王ですが、英語版で観たことはありますか?
「アナと雪の女王」、原題は「Frozen」
アナと雪の女王の英語版原題のタイトルは「Frozen」です。意味は「凍った・極寒の」などの意味があり、Freezeの過去分詞です。
Frozenからは、アナと女王エルサの凍った関係性や、エルサの閉ざされて凍ってしまった心などの意味が汲み取れます。
英語版挿入歌「Frozen Heart」
アナと雪の女王の冒頭で流れる歌のタイトル「Frozen Heart」(邦題:氷のこころ)にもFrozenが入っています。この歌は単に氷作りの歌だけではなく、劇中のアナへのメッセージやエルサとアナの関係性が表現されています。
例えば、
- Split the ice apart and break the frozen heart.
- Ice has a magic can’t be controlled.
- Split the ice apart! Beware the frozen heart.
Split:(動詞)割る、裂く
apart:(副詞)離れて、ばらばらにして
controlled:(動詞)支配、管理
Beware:(動詞)気をつける、用心する
この歌詞から分かるように、「凍った心・コントロールができない氷の魔力」はエルサを表しており、「凍った心を壊すんだ」はエルサの閉ざされた心をアナが壊しに行くというメッセージが隠されています。
また、「氷の心」はハンス王子を意味していて、「氷の心に気をつけて」はハンス王子に気をつけろというアナに向けてのメッセージでもあります。
その他にも英語版の劇中歌には様々なメッセージが隠されているので、英語の勉強もかねて探してみてみるのはいかがでしょうか?
例えば、アナ雪の中でも最も有名な歌「Let It Go」も英語版は日本語版とは違った意味になっているので英語を学ぶのにおすすめです。
邦題がアナと雪の女王になった理由
原題は「frozen」なのに対し邦題が「アナと雪の女王」なのにはいくつか理由があります。ちなみに原題とはオリジナルのタイトルのことで、邦題は日本語版に新たに付け直したタイトルのことを言います。
映画はタイトルによってヒットするかどうかも変わってくるので非常に重要です。
原題のままのタイトル「frozen」では日本人には分かり辛く、またプリンセスストーリーでファミリー向け映画であるのに「凍った」だけでは伝わりません。
さらに、アナ雪はアンデルセンの童話「雪の女王」からインスピレーションを受けて生まれた作品です。
そのことからも、邦題の題名は「アナと雪の女王」になったと言われています。
吹き替え版とはまた違う英語版の良さをご紹介
吹き替え版はアナ役神田沙也加、エルサ役松たか子が声優を担当しています。松たか子の「レット・イット・ゴー~ありのままで~」は大反響を呼び、神田沙也加の歌や台詞も好評でアナ雪の吹き替え版は声優の良さが魅力です。
アナと雪の女王英語版の良さとは?
英語版の良さは映画のストーリーが分かりやすいことです。英語版ではストレートな表現が多く、説明描写も多いので映画本来の意味が汲み取りやすいです。
また、オリジナルのストーリーや声優、役者を楽しみたい方も英語版がおすすめです。
お子さんと見る場合は吹き替えの方がいいかも知れませんが、大人の方だけで見る場合は映画のストーリーをじっくり楽しめるので英語版を観るのもいいかもしれませんね。
英語の勉強に最適
アナと雪の女王は英語の勉強にとても向いています。子供向けディズニー映画なので簡単で分かりやすい英語を使っています。
例えば、こちらの動画の冒頭でエルサとアナが口論しているシーンでは、
エルサ:The party is over. Close the gates.
アナ:What! Elsa,no no wait.
エルサ:Give me my glove.
アナ:Elsa,please i can´t live like this anymore.
エルサ:Then leave.
以下和訳です。
エルサ:パーティーは終わり、門を閉めて。
アナ:何で!嫌だ待って。
エルサ:手袋を返して。
アナ:エルサお願い、私もうこんな生活できない。
エルサ:それなら出て行って。
この時のエルサの台詞で「 Close the gates. Give me my glove.」がありますが、両方命令形で主語が省略されており動詞が原型のところがポイントです。
このようにアナ雪の劇中では簡単な単語と短い文章で構成されていて、英語の勉強を始めたばかりの方でも英語版を挑戦しやすいかと思います。
アナと雪の女王に出てくるほとんどの台詞は中学英語までで使う活用です。
アナと雪の女王から学ぶ英語の勉強方法
アナ雪で英語を勉強するには始めに内容を理解する必要があります。そのため始めは日本語で映画を観ます。その後ある程度ストーリーを把握できたら英語版を観ます。
英語版を観て単語が聞き取りづらかったり、台詞が分からなかったら字幕をつけて観るのがおすすめです。字幕を観て分からなかった箇所のリスニングに注目したり、アナ雪は映画の中で歌がたくさん出てくるので一緒に歌ったりするのも良いです。
歌の方が覚えやすかったり、一文が短いので簡単です。
これを何度か繰り返していくうちに英語版だけで理解できるようになります。
まとめ
今回は勉強にもなる映画、アナと雪の女王の英語版についてご紹介しました。
吹き替え版も声優の方々や歌が魅力的で人気ですが、ストーリーについてもっと詳しく意味を知りたい方や、英語学習初心者の方、オリジナルの映画を観たい方は英語版で観ることをおすすめします。
アナ雪の映画に出てくる歌や、好きな台詞を覚えるだけでも勉強になるので是非英語版もご覧になってください。