【ディズニー】ピノキオ主題歌として有名な『星に願いを』とはどんな曲?歌詞から独自に徹底考察!
ディズニー映画「ピノキオ」に使われている主題歌の「星に願いを」は誰でも1度は聞いたことありますよね。あの美しいメロディーはディズニー映画などのディズニーロゴ登場時のBGMとしても使われています。今回はこの「星に願いを」はどんな曲のか改めてご紹介します。
ディズニーの代表的な名作「ピノキオ」
ピノキオは1940年に制作されたディズニーアニメの映画です。
当時「白雪姫」が大ヒットし、次回作の大きな期待の中、ウォルト・ディズニーは前回とは違う冒険の物語「ピノキオ」の制作にかかります。
ピノキオの原作はカルロ・コッローディの童話『ピノッキオの冒険』というのですが、実は社会風刺がきいている物語で、ディズニーはこの物語のディズニーテイストに仕上げることに大変苦労したようです。
実際に公開まで2年の歳月を要しており、さらに莫大な費用をかけて公開したものの白雪姫ほどのヒットに至らず、ディズニー社は経営難に陥ってしまいます。
そんな中、主題歌として採用された「星に願いを」がアカデミー賞を受賞するなど、現在でもたくさんの人から愛されています。
ピノキオのあらすじ
ピノキオはおもちゃ職人のゼペットが作った操り人形です。
子供のいなかったゼペットは、ピノキオが本当の子供になってほしいと天の星に願いをかけます。
翌朝、願いが叶いピノキオに命が授けられます。
ゼペットは大喜び。さっそく学校にピノキオを送り出しますが・・・
物語のこの後は、下記映像を参考にしてください。
主題歌は誰もが耳にしたことのある、ジミニー・クリケットが歌い始める『星に願いを』
美しいメロディーラインの「星に願いを」を作曲したのは、リー・ハーライン。
当時のウォルトディズニー専属の作曲家で、「ピノキオ」の劇中曲をはじめ、「白雪姫」も自身の作品です。
中でも、「星に願いを」はハーライン最大のヒットで、星に願いをといえばハーラインと言われるほどです。
そして、「星に願いを」の原題である「When You Wish upon a Star」を作詞したのはネッド・ワシントンです。
ワシントンはアカデミー賞を11回も受賞するなど、当時のヒットメーカー的存在。
そんな2人が手掛けたこの曲は、名曲の名を欲しいままにしました。
そんな名曲「星に願いを」を歌うのは劇中のコオロギである「ジミニー・クリケット」です。クリケットはピノキオの良心であり、美声の持ち主でした。
そこで、クリケットの演者として起用された「クリフ・エドワーズ」が実際に歌うことになりました。
クリフ・エドワーズはもともとウクレレ奏者でしたが、このピノキオでクリケットを演ずると、たちまち人気者となりディズニーを代表する声優となりました。
原題は『When You Wish upon a Star』。和訳しながら徹底考察
英語版「When You Wish upon a Star」
「星に願いを」の原題は「When You Wish upon a Star」です。
直訳すれば、「星に何かを望むとき」。
星に何か願いをかける際に・・・という歌になるんですね。
ここでは英語の原曲の歌詞についてどんなことが歌われているのか、和訳しながら見てみましょう。
When you wish upon a star
Makes no difference who you are
Anything your heart desires will come to you
星に願いをかけるとき
あなたが誰かは関係ないです
あなたが心に望むものはきっと叶うでしょう
人々は昔から点に輝く星には何か神々しいものを感じたのでしょうか。
天の星に願いをかければ叶うはず。
そしてここで重要なのは、願いをかけることは身分や境遇に関係ないということ。
強く願えば誰しも叶えられないことはない、と言っているのでしょう。
If your heart is in your dream
No request is too extreme
When you wish upon a star like as dreamers do
あなたの心に自分の夢があるならば
何も大げさなことをする必要はありません
夢を追う人がそうするように星に願いをかければ良いのです
夢を叶えるためには、特別に何かをするのではなくまずは強く願うこと。
誰だって簡単に夢を叶えることはできません。
だから、何をすればよいか時には迷うこともあるでしょう。
そんな時でも、強い願いを忘れなければ、きっと星が導いてくれるでしょう。