「アナと雪の女王」のストーリーを盛り上げる『Let it go』について、和訳を合わせて徹底考察!
大ヒット映画「アナと雪の女王」のテーマ曲ともなった『Let it go』は社会現象を起こすほど注目されました。こちらでは「アナと雪の女王」の歌、『Let it go』の英語版の歌詞の和訳を解説。さらに松たか子が歌う日本語版の歌詞とも比較しました!
世界中で歓声が沸いたディズニーのミュージカル映画「アナと雪の女王」
「アナと雪の女王」は2013年に公開されたディズニー映画です。日本では2014年3月に公開、社会現象となるほどの大ヒット作となり、「アナ雪」という略称で親しまれ、大変話題となった作品です。
3Dバージョンが公開されてからも人気はとどまることを知らず、いわゆる「応援上映」のようなものも開催され、公開1ヶ月以上たってもその人気は衰えることがありませんでした。
日本では2014年6月に興行収入が212億円を突破、累計観客動員数は1600万人を超え、日本の歴代3位に躍り出る結果となりました。
2019年11月には、「アナと雪の女王2」が日米同時公開されており、こちらも、公開前から話題となっています。
ストーリーだけでなく、メイン曲『Let it go』にも大きな注目が集まった
「アナと雪の女王」主題歌、英語版(オリジナル)を歌ったのはイディナ・メンゼル
「アナ雪」は映画のストーリーもさることながら、メインの曲「レット・イット・ゴー」も大変話題になりました。
英語版では、エルサ役を演じていたイディナ・メンゼルがそのまま劇中でこの曲を歌っており、大注目されて第86回アカデミー賞の歌曲賞を受賞しました。
日本でも「レリゴー(Let it goの英語発音がこう聴こえることから)」と歌われて親しまれました。2014年の年末の紅白歌合戦に出場するなど、リリースから1年たっても人気で話題を集めていたことが伝わってきますね。
また、エンディングではデミ・ロバートが歌うバージョンも作られました。
日本版では松たか子の歌が社会現象に
そして『Let it go』は日本語バージョンも出ました。日本語バージョンを歌うのは、エルサの日本語吹き替えを担当した松たか子です。
日本語版は「Let It Go~ありのままで~」というタイトルで発表されました。この曲が、映画と同様、社会現象になるほどに人気を集めた、というのも、記憶に新しいところです。テレビでも「ありの~ままの~」は何度も何度も取り上げられ、映画を見ていない、知らない層にも届いたのではと思います。
また、地上波で映画放映されたときにはエンディングで、視聴者・ファンたちがこの曲を歌っているビデオ投稿映像が流れたりと社会現象ぶりがそこでも伺われました。
「ありのままの姿見せるのよ」という前向きな歌詞も、人気の一つの理由だったでしょう。全体的に、「周りは周り、わたしはわたし」という感じの歌詞になっていて、自分を元気づけるために聴く、といった方も多いようです。
しかし、「Let it go」の訳として「ありのままの」というのは意味として正しいのかどうか、また、映画の内容と合っていないのでは、という声も少なからず上がっています。
こちらでは、英語の歌詞を和訳して、日本語版の歌詞と比べてみようと思います。
「アナと雪の女王」主題歌『Let it go』とはどんな曲?和訳を合わせて歌詞を徹底考察
「Let it go」の意味は?
そもそも、「let it go」はどういう意味でしょうか?
直訳するなら、letは「~させる」という意味、itは「それ」、goは「行く」で、「それを行かせる」という意味になります。しかしそれではいかにも直訳すぎるのでもう少し、ネイティブの方がどういう時に使うか分かりやすく言うと、「放っておく」「そのままにしておく」「諦める」「忘れる」というような意味になります。「it」を物事として考えると、それをそのまま勝手に行かせておく=放っておく、という感じかなと思います。
これを踏まえ、『Let it go』の英語版の歌詞を部分的にですが和訳してみましょう。