【ドラマ】大ヒット青春ドラマ、ウォーターボーイズで利用された曲を一挙ご紹介!
男子高校生がシンクロをするために奔走する姿を描いた大ヒットドラマ『ウォーターボーイズ』。主題歌や挿入歌として使用された楽曲も注目を集めました。今回は『ウォーターボーイズ』について、使用された楽曲も合わせてご紹介していきたいと思います。
青春を描く大ヒット作、ウォーターボーイズ
文化祭でシンクロナイズドスイミングを発表することになった男子高校生の奮闘と青春を描いた作品『ウォーターボーイズ』。
映画『ウォーターボーイズ』が公開されたのは2001年。
監督を務めたのは、『スウィングガールズ』(2004)や『ロボジー』(2012)、『WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜』(2014)などのヒット作を数多く生み出す矢口史靖。
映画『ウォーターボーイズ』は第25回日本アカデミー賞優秀作品賞、優秀監督賞、最優秀脚本賞を受賞しました。
妻夫木聡が主演を務め、他にも玉木宏や金子貴俊、眞鍋かをりや杉本哲太、竹中直人、榎本明など豪華な俳優陣が出演しており、興行収入は9.2億円を突破しました。
映画公開から2年後の2003年には『WATER BOYS』としてフジテレビ系でドラマ化もされました。
物語も映画から2年後が舞台となっており、主演を山田孝之が務め、平均視聴率は16.8%を記録する大ヒットドラマとなりました。
さらに2004年には市原隼人主演のドラマ『WATER BOYS2』が放送されました。
『WATER BOYS2』は、これまでの作品とは直接のつながりはありませんが、過去の『ウォーターボーイズ』に出演していた俳優が登場するなどの演出もありました。
2005年8月19、20日には、2夜連続で『WATER BOYS 2005 夏』が放送され、前編が19.2%、後編が19.7%の視聴率を獲得。
映画から数えれば4年程経っているにも関わらず注目を集め、高視聴率を記録しました。
学校の中を駆け抜けたり、仲間と学校のプールで夢を追いかけたり、主人公がいろんな人に支えられながら努力して成長していく姿はまさに青春そのもの。
イケイケというよりは、どこか冴えない主人公たちが輝く姿はあまりにも眩しく、学生時代に戻って青春をやり直したくなります。
実は『ウォーターボーイズ』は、埼玉県立川越高校の水泳部が文化祭で披露しているシンクロがモデルとなっています。
映画やドラマの放送後は、その反響により男によるシンクロが話題となりました。
埼玉県立川越高校については、ドキュメンタリーとして取り上げられるなど注目を集め、2002年の文化祭の入場数はなんと約3万人。
空前のシンクロブームにより、“男子シンクロ部”を設立する学校なども現れるようになり、2004年には「第1回全校高校ウォーターボーイズ選手権」が、翌年には第2回が開催され、共に鈴鹿工業高等専門学校が優勝を飾りました。
ウォーターボーイズはキャスト陣も人気の俳優たちばかり!
ドラマ『WATER BOYS』
- 山田孝之
『WATER BOYS』でドラマ初主演を果たした山田孝之。
今ではおちゃらけた役やクールな役、強面の役などを務めることも多いですが、当時はまだまだ初々しい姿を見ることができます。
- 森山未來
ドラマ『WATER BOYS』への出演で一躍注目を集める存在となった森山未來。
このドラマで彼のファンになったという人も多く、2004年には映画『世界の中心で、愛をさけぶ』に出演し、第47回ブルーリボン賞新人賞や、第28回日本アカデミー賞新人俳優賞・優秀助演男優賞を受賞。2011年に公開された大ヒット映画『モテキ』では主演を務めるなど、数多くの話題作に出演し活躍する俳優です。
- 瑛太
瑛太は唯野高校の生徒会長、田中昌俊役を演じました。
このドラマへの出演で注目を浴び、2003年にフジテレビ系で放送されたテレビドラマ『男湯』では初主演を務めることとなりました。
- 石垣佑磨
肉体派のカナヅチ、高原剛を演じたのは石垣佑磨。
強面で無口なキャラクターですが、泳げずに溺れてしまったり、一生懸命泳ぎの練習をする健気な姿も印象的でした。
石垣佑磨は2007年のドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』にも出演し、注目を集めました。
- 石井智也
- 宮地真緒
ドラマ『WATER BOYS』のヒロインを務めたのは宮地真緒。勘九郎の幼馴染である大西麻子役を演じました。
- 香椎由宇
ヒロインとは別に、勘九郎や田中にとっての憧れの存在である花村響子を演じたのは香椎由宇。
香椎由宇は今作以外にも、『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』や『セクシーボイスアンドロボ』、『きょうは会社休みます。』などさまざまな話題作に出演しています。
- 相武紗季
女子シンクロ選手の早川あつみ役を務めたのは人気女優、相武紗季。
ドラマ『アテンションプリーズ』や『ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』など数多くのヒット作に出演している相武紗季のデビュー作は実はドラマ『WATER BOYS』なのです。
ドラマ『WATER BOYS』にはあの意外な俳優も出演していた!
- 田中圭
『おっさんずラブ』や『あなたの番です』などに出演し、今では大人気の俳優として活躍する田中圭は、ドラマ『WATER BOYS』に山田孝之演じる勘九郎の親友で出演していました。
- 星野源
アーティストとして活動しながら、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』などのヒット作にも出演する人気俳優である星野源は、唯野高校水泳部の部員役で出演していました。
ドラマ『WATER BOYS2』
- 市原隼人
『ウォーターボーイズ』シリーズの3代目の主人公となる水嶋泳吉を演じたのは、『WATER BOYS2』が連続ドラマ初主演作品となった市原隼人。
2008年には大ヒットを記録したドラマ『ROOKIES』に出演し、注目を集めました。
- 中尾明慶
中尾明慶は、男子シンクロ部の副部長である山本洋介を演じました。
『WATER BOYS』以外にも、『ドラゴン桜』や『ROOKIES』など数多くのヒットドラマに出演する人気俳優として活躍しています。
- 斉藤慶太
斉藤祥太(兄)と斉藤慶太(弟)で映画『タッチ』などに出演するなど、双子俳優で活躍する斉藤兄弟。
弟である斉藤慶太は、適当すぎる性格から“狼少年”のあだ名がつけられる川崎仙一役を演じました。
- 小池徹平
みんなから“ガンちゃん”と呼ばれるかわいい男子高校生を演じたのは、人気俳優の小池徹平。
最近では今年10月から放送されたドラマ『リカ』などのホラーサスペンスにも出演しており、クールだったりシリアスな役柄も多くこなす小池徹平ですが、ドラマ『WATER BOYS2』では初々しくフレッシュな演技を披露しています。
- 木村了
父親が社長でお金持ちの佐野秀樹は、木村了が演じました。
木村了は2007年にはフドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』に出演した際にも注目を集め、その後NHK大河ドラマである『風林火山』やドラマ『絶対零度』、『同期のサクラ』など数々の作品に出演。
舞台『學蘭歌劇『帝一の國』』では主役の赤場帝一役を務めるなど、俳優として大活躍中です。
- 石原さとみ
ドラマ『WATER BOYS2』のヒロインで、クラリネットを担当する吹奏楽部部長である矢沢栞役を務めたのは大人気の女優、石原さとみ。
このドラマへの出演は、石原さとみの知名度を工場させるきっかけにもなりました。
- 鈴木えみ
女優やモデルとして活躍し、ドラマ『ギャルサー』に出演していた姿も印象的だった鈴木えみ。
ドラマ『WATER BOYS2』では、石原さとみ演じる矢沢栞の親友である北川梢役を務めました。
映画『ウォーターボーイズ』
- 妻夫木聡
主役の鈴木智役を務めた妻夫木聡。今作が映画初主演作品でした。
映画『ウォーターボーイズ』では第25回日本アカデミー賞優秀主演男優賞・新人俳優賞、第39回ゴールデン・アロー賞などを受賞しました。
- 玉木宏
玉木宏が演じた佐藤勝正はアフロヘアーのお調子者で、シンクロの練習の成果を学校の先生に見せる際にラジカセを爆発させてしまったために髪の毛が燃え、そこからは丸刈りのヘアスタイルとなりました。
玉木宏はこの映画での演技をきっかけに注目を浴びる存在となりました。
- 金子貴俊
映画『ウォーターボーイズ』をきっかけにブレイクした俳優とも言われている金子貴俊は、玉木宏演じる佐藤に想いを寄せる早乙女聖役を演じました。
早乙女聖はすぐに泣いてしまう女々しい一面を持ちながらも、シンクロの練習などには率先して参加するなど忍耐強い性格も持ち合わせた人物です。
ドラマ『WATER BOYS2』では、姫乃高校の世界史の先生兼男子シンクロ部の顧問として出演しています。
- 三浦アキフミ
太田祐一役を演じたのは三浦アキフミ。映画『ウォーターボーイズ』に出演した当時は本名の三浦哲郁で活動していました。
太田祐一は筋トレのために家でひとりでダンスをしながら体を鍛えるなどしており、そのおかげでリズム感は抜群。それをシンクロにも活かし、部員たちにダンスやリズムを指導するなどの活躍も見せました。
- 近藤公園
金沢孝志役を演じたのは近藤公園。
役柄では最初は泳ぐのが苦手で、プールに飛び込んだ際に床に顔面を激突して流血しながら気絶してしまったり、シュノーケリングをつけて練習に取り組むなどしていましたが、近藤公園自身は高校時代は水泳部に所属しており、水球の経験もあるという経歴の持ち主。
それがきっかけで『ウォーターボーイズ』のオーディションに挑むこととなりました。