【ドラマ】キムタク主演の恋愛ドラマ「Beautiful Life」でB'zがバラードの主題歌を歌う!
平成のテレビドラマの名作である、木村拓哉主演の「Beautiful Life〜ふたりでいた日々〜」を皆さんご存知ですか。主題歌「今夜月の見える丘に」を歌うのは、人気グループB’zです。「今夜月の見える丘に」の歌詞は、どんな歌詞なのかご紹介していきます。
キムタク主演の恋愛ドラマ「Beautiful Life」とは?
「Beautiful Life〜ふたりでいた日々〜」と言えば、キムタクこと木村拓哉主演のテレビドラマです。
2000年1月から3ヶ月に渡り、TBS系のテレビドラマとして放送されました。
人気タレント木村拓哉と人気女優常盤貴子が主演を務め、平成の人気ドラマとなった「Beautifu Life」。
脚本は、フジテレビ系のテレビドラマ「あすなろ白書」(木村拓哉出演)、TBS系のテレビドラマ「愛していると言ってくれ」(常盤貴子出演)、フジテレビ系のテレビドラマ「ロングバケーション」(木村拓哉出演)、NHK「連続テレビ小説」の作品「半分、青い。」など、多くのヒットドラマを生んだ北川悦吏子です。
「Beautiful Life〜ふたりでいた日々〜」において、向田邦子賞、橋田賞などを受賞しています。
あらすじは、男性美容師と車椅子で生活する図書館司書女性のラブストーリーとする、ドラマ「Beautiful Life〜ふたりでいた日々〜」。
純粋な恋愛ストーリーが、人々の心を掴み、今も名作として人々の心に残っています。
B'zがドラマに絶妙にマッチしたバラード曲『今夜月の見える丘に』を歌い上げる
このドラマ「Beautiful Life〜ふたりでいた日々〜」の主題歌を歌うのは、人気ロックグループB’zです。
熱い歌声と力強い音楽を奏でてくれるB’zは、松本孝弘(ギター)と稲葉浩志(ボーカル)の二人で結成されました。
B’zという響きが、なんだかかっこよく響き、印象に残ります。
リーダーであるギターの松本孝弘は、1961年大阪出身です。
音楽ファンであった両親の影響もあったのでしょう。
高校時代にはギターを始め、高校卒業後は音楽院で学び、その後、音楽の道へと歩むことになります。
松本孝弘の音楽は世界的にも評価を受けています。
ギターのギブソン・レスポールから評価を受け、ジャズ・フォージョンのラリー・カールトンとコラボレーションをしたアルバムは、グラミー賞を受賞しました。
ボーカルの稲葉浩志は、1964年岡山県出身です。
高校の文化祭でバンド音楽を披露し、それが音楽の道に進むきっかけになったそうです。
高校卒業後は、岡山から離れ、教育大学に進んでいます。
B’zが歌い上げる歌詞に込められた深い意味やメッセージ性のある歌詞にも頷けます。
稲葉浩司志の歌声は、力強く張りがあり、高く響く声に魅了されます。
今でも、ルックスもさることながら、その歌声も現役で、私たちの心を魅了し続けています。
出身も違い、歩んできた道も違う二人はどのように出会ったのでしょうか。
それは、松本孝弘が所属する事務所のある一室の出来事でした。
ある日、所属レコードの社長が、あるデモテープを持ってきました。
そのテープは、所属レコード会社が運営する音楽スクールで学んでいた稲葉浩志のものでした。
稲葉浩志のデモテープを聞いた松本孝弘は、バンドのボーカルとして稲葉浩志を採用することを決めます。
1988年、B’zとして2人はデビューを果たすことができました。
二人の目指す音楽は似ていたそうです。
二人の作り上げる音楽は、日本有線大賞、日本レコード大賞、日本ゴールドディスク大賞といった、数々の賞を受賞し、日本人の心に残る名曲を数多く残しています。
ドラマ「Beautiful Life〜ふたりでいた日々〜」の主題歌はB’zが歌う「今夜月の見える丘に」です。
最初は、別の曲をこのドラマの主題歌として提案したそうです。
しかし、曲の感じがドラマのイメージと合わないということで、「今夜月の見える丘に」が作曲されました。
紆余曲折の中で生み出された「今夜月の見える丘に」は、ドラマのイメージにも合い、ミリオンセラーとなり大ヒットしました。
今でも、B’zの名曲の一つとなっています。
『今夜月の見える丘に』に込められた想いを歌詞から徹底考察!
さて、「今夜月の見える丘に」とは、どんな曲なのでしょうか。
その歌詞から、歌詞に込められた意味を探っていきましょう。
たとえば どうにかして 君の中 ああ 入っていって
その瞳から僕をのぞいたら
いろんなことちょっとはわかるかも
愛すれば 愛するほど 霧の中 迷い込んで
愛する人の本当の気持ちが知りたいというもどかしい想いが伝わってきます。
お付き合いしていると、自分の想いばかりが空回りして、うまくいかないことはありますよね。
本当は食べたものがあるのに、我慢しているんじゃないだろうかとか、本当は言いたいことがあるのに何も言わないんじゃないだろうかとか。
時には、今の自分に不満を持っていないだろうか、とコンプレックスを抱いたりしてしまうこともあるかもしれません。
相手を想えは想うほど、相手がどう思っているのか、本当の気持ちを知りたくなることがあるものです。
きっと、この歌詞に出てくる「僕」も、彼女の気持ちを知りたいのだと思います。
自分は彼女にどう思われているのだろうと、自分に少し自信が持てない部分があるのかもしれません。
もしくは、彼女の気持ちを知って、安心したい自分がいるのかもしれません。
だから、彼女の中から、彼女の瞳に映る自分を見てみたいのでしょう。
そして、彼女を愛すれば愛するほど、もどかしさの深みにはまっていくのでしょう。
イマジネーションあふれる描写が、詩が語る「僕」の思考の中へと引き込んでいきます。
痛いこと 気持ちいいこと
それはみんな人それぞれで
ちょっとした違いにつまづいて
またしても僕は派手にころんだ
これは2番の歌詞です。
歌詞に出てくる「僕」は、彼女と自分との思いの違いで大失敗をしてしまったようです。
人の思いは、人それぞれです。
趣味、好きなこと、嫌いなこと、今行きたいところ、今やりたいこと、言われて嬉しいこと、言われて嫌なこと、絶対に許せないことなど、共通して言えることもあれば、違うこともあります。
今いる境遇も、立場も人それぞれ違うわけですから、全てが同じになることはありません。
気の利いた一言で、自分が相手にとって最高の理解者になる場合もあります。
しかし、反対に、自分が気を利かせたつもりでも、受け取り方や相手の置かれている立場によって、相手を傷つけてしまう場合もあります。
自分にとっては些細なことでも、相手にとっては許せないこともあります。
恋愛においてもそうですよね。
男性が気を利かせたつもりが、彼女にとっては気に障ることだったり、彼女がしてほしいことに気づかなかったり。
この歌詞の中の「僕」もきっと、そんなつまずきがあり、彼女を傷つけてしまったのかもしれません。
手をつないだら 行ってみよう
燃えるような月の輝く丘に
曲の中に出てくるサビの部分の歌詞です。
ズンと響くような音楽の上で、稲葉浩志の歌声によって、この歌詞が歌われます。
音楽の響きによって、ただ手を繋ぐだけでなく、ぐっと握りしめるような感覚を覚えます。
そして、歌声に乗せて、男性の力強さと心の底から沸き起こってくるような純粋な気持ちが、私たちの方にまっすぐ飛んできます。
こんな風に心を込めて、恋人から力強く手を握りしめられたら、女性としては心強いですね。
男性の誘いを頼もしく感じることでしょう。
月が表している様子も、思い描いている恋愛像を象徴しているように思います。
男性の燃えるような想い、二人の輝くような美しい恋愛の様子が感じられます。
手をつないだら 行ってみよう
まんまるい月の輝く丘に
誰もがみんな照らしだされて
心の模様が空に映ってる
いつでもそうやって笑っていないで
かけらでもいい 君の気持ち知るまで
今夜は一緒にいたいよ
最後に歌われる歌詞です。
二人が向かう先は、丸く整った満月が見える丘。
満月の光に照らされ全てが映し出された情景は、お互いが分かり合い、心が通じ合うことの象徴ではないでしょうか。
山や川全ての風景だけが、満月の明るい光に照らし出されるのではありません。
人の心も照らし出されます。
彼女は、いつも可愛い笑顔で笑っている素敵な女性なのでしょう。
しかし、男性としては、そんな笑顔の下で、彼女は実は辛い思いをしているんじゃないだろうか、我慢をしているんじゃないだろうか、と心配になってしまうのかもしれません。
男性の優しさを感じます。
素敵な彼女と今一緒にいることに満足しないで、もっと彼女のことを知りたい、彼女の想い少しでも知りたいという、男性の優しい想いが感じられる曲です。
彼女のことが少しでも分かるまで、今日は一緒に居たいなんて、ロマンチックな気持ちにさせられます。
「今夜月の見える丘」には、「Beautiful Life〜ふたりでいた日々〜」を思わせるような、純粋な恋愛を描いたラブソングです。
まさに、ドラマにぴったりな曲だと言えるでしょう。
まとめ
平成のドラマの代表作の一つである「Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜」の主題歌「今夜月の見える丘に」は、ドラマのあらすじにぴったりな曲だと言えます。
B’zの力強く男性的な音楽が私たちの心に響きます。
ドラマと一緒に、主題歌もぜひ味わってみてください。