【ドラマ】ミムラとオダギリジョーが主演を務めるドラマ「ビギナー」とは?

2003年に放送されたドラマ「ビギナー」。司法修習生にスポットを当て、司法研修所で巻き起こるいろいろな人間模様を描いた法律系ヒューマンドラマです。女優ミムラのデビュー作品。弁護士でも検察官でも裁判官でもない「ビギナー」たちの奮闘劇です。

記事の目次

  1. 1.夢や野望、そして挫折などを描く青春群像ドラマ「ビギナー」
  2. 2.みんながみんな、順風満帆じゃない。いろんな想いや悩みを描写しているヒューマンドラマ
  3. 3.ドラマ「ビギナー」で起用されている主題歌は
  4. 4.まとめ

夢や野望、そして挫折などを描く青春群像ドラマ「ビギナー」

「ビギナー」は2003年に放送された司法研修所で学ぶ司法修習生にスポットを当てたドラマです。

フジテレビ月曜9時の放送で、月9枠のドラマではこの作品からハイビジョン制作となりました。

経験のない演技素人を対象にヒロインのオーディションを行ったことも斬新で注目を浴び、このオーディションで1万人以上の応募者の中から選ばれたミムラは女優としてデビューすることになります。

ヒロインであるミムラの他には

  • オダギリジョー
  • 堤真一
  • 奥菜恵
  • 我修院達也
  • 横山めぐみ
  • 北村総一郎
  • 松雪泰子
など個性豊かな出演者がドラマを彩ります。

弁護士でも検察官でもなく裁判官でもない、そんな彼女たち「ビギナー」の活躍を描く青春群像ドラマです。

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ドラマ「ビギナー」のあらすじ

司法修習生になった登場人物たちは1年半の間、実際の判例を参考にした授業を受けます。

元OLでたまたま司法試験に合格してしまった楓由子は納得いくまで考え抜く性格。入所初日、課題の判断に迷って提出が遅れたため、入所パーティに遅刻してしまいます。
到着したころにはパーティは終了していて、2次会に呼ばれず居残っていた7人の修習生に出会います。

ひょんなことから、元不良の羽佐間旬、今季最年長で合格した崎田和康、22歳で現役合格の松永鈴希、仕送りとアルバイトをしながら18年間挑み続けた田家六太郎、1児の母で主婦業の合間に勉強した黒沢圭子、謎の美女森乃望、元エリート官僚の桐原勇平たちとその場で初日の課題について議論をした楓は全員が同じ意見であることを知ります。

しかし翌日の授業で、8人の見解は教官に否定されてしまいます。楓は納得できないまま次の課題に移りました。
再び8人で居残って議論しますがなかなか纏まらず、羽佐間と桐原は小競り合いを起こす始末。森乃の機転により、何とか収まって議論を再開し1つの見解にたどり着きます。

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みんながみんな、順風満帆じゃない。いろんな想いや悩みを描写しているヒューマンドラマ

「ビギナー」の登場人物は皆ひとくせもふたくせもある個性派ぞろい。

一人一人の人物描写がしっかりと描かれていて、ストーリーに密接に関わっています。

では登場人物を少し紹介していきます。

「ビギナー」の登場人物

楓由子ーミムラ

法学部に入ったものの、法律家の道に進むことなく普通のOLとして就職をする。
満員電車で通勤中ふと決意して、司法試験に挑み奇跡的に合格を果たす。

被害者に感情移入してしまうゆえに、司法の限界を目の当たりにして苦悩してしまう。

羽佐間旬ーオダギリジョー

硬派で正義感の強い元不良。
高校を中退し知人の誘いで暴走族に入るが、18歳でやめて大学に進学する。
父親の死により司法試験受験を決意し、勉強中は新聞配達をして生計を立てていた。

司法修習生となってからは恋愛禁止令を課すなどストイックな面も持っている。

桐原勇平ー堤真一

東大法学部卒でエリート街道まっしぐらの官僚だったが、銀座で受けた接待が週刊誌にスクープされ辞職。

それにより妻には離婚され、地位も仕事も家庭も一瞬にして失っていまう。
自暴自棄になり酒に溺れ一時は自殺まで考えるが、大学時代のノートを見つけ司法の世界での再起を決意する。

森乃望ー松雪泰子

かつては極道の内縁の妻だった経歴を持ち、暴力団が青少年に覚せい剤を売買していたことを内部告発した。

検察官志望だったが過去の経歴に邪魔され、就職活動に苦労することになる。

フリー写真素材ぱくたそ

ドラマ「ビギナー」で起用されている主題歌は

ビギナーの主題歌に使用されたのは、アメリカの兄弟デュオ・カーペンターズが歌う「トップ・オブ・ザ・ワールド」です。

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カーペンターズ

カーペンターズは兄リチャードと妹カレンによる兄弟デュオで、1970年代に数々のヒットソングを放ちその名を音楽史に刻みました。

全米ビルボードチャートで1位に輝いた「遥かなる影」や、2位に輝いた「雨の日と月曜日は」「スーパースター」「イエスタデイ・ワンス・モア」などの代表曲があります。

カレンはドラマーでもあり、1974年頃まではドラムを叩きながら歌っていました。

リチャードはピアニストとしても作曲家・編曲家としても類いまれなる才能を発揮し、ヒットソングを量産します。

カレンの歌声とリチャードの曲で世界を魅了したカーペンターズでしたが、1983年にカレンが摂食障害により32歳の若さでこの世を去ったことにより活動を終えました。

トップ・オブ・ザ・ワールド

「トップ・オブ・ザ・ワールド」は1972年に発表された楽曲で、1973年にビルボードチャートで1位になりました。



 

I’m on the top of the world lookin'
Down on creation and the only explanation I can find
Is the love that I've found ever since you've been around
Your love's put me at the top of the world

私は世界の頂点にいる
天地創造を見下ろしているのね
そして私が言える唯一の説明なんて
愛を見つけたのよ
あなたがそばにいてくれたから
あなたの愛が私を
世界の頂点に押し上げてくれたの

ドラマの内容とは少々関係のないラブソングですが、この曲の雰囲気とカレンの温かい歌声がドラマのエンディングでなんとも言えないほっこりとした気分にさせてくれます。

まとめ

女優ミムラのデビュー作となった「ビギナー」。

「ビギナー」は法曹界や教育関係者、法律事務所などの協力・監修により、一般視聴者に‟解りやい”と感想を持たれつつ、かつ内容の濃い本格的な内容の上質なドラマとなっています。

警察ドラマでも法廷ドラマでもない法律に焦点を当てたとこをが、この作品の面白いところでしょう。

しかし弁護士、検事、裁判官のすべての要素が入っているので、法律ものが好きな方にはおすすめの作品だと思います。

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