【ドラマ】SPの世界観を歌詞中でも描く、V6 『way of life』とはどんな曲?独自に徹底考察!
2007年に放送されたV6の岡田准一さんが主演の人気深夜ドラマ「SP」。そして主題歌になったV6が歌う『way of life』はどんな曲なのか、ドラマとのつながりは?『way of life』の歌詞を紐解いて「SP」とのつながりを考察します。
V6岡田准一が主演を務めるドラマ「SP」
2007年に放送された「SP」はV6の岡田准一さん主演のテレビドラマです。
放送されていたのは土曜の23:10~23:55という深夜枠にも関わらず、最終回の視聴率は18.9%を記録し平均視聴率が15%を越えて歴代1位を誇っています。
2010年に「SP THE MOTION PICTURE 野望編」、2011年に「SP THE MOTION PICTURE 革命篇」が2部作として映画化され観客動員ランキング3週連続1位を獲得、スペシャルドラマ版「革命前日」も制作され「SP」の人気の高さがうかがえます。
また「ビッグコミックスピリッツ」にて漫画化もされていて、金城一紀さんが書き下ろしたドラマの原案・脚本と漫画用のオリジナルストーリーを混ぜ合わせた内容になっています。
SP
このドラマでスポットが当たる「SP」という仕事について触れていきましょう。
「SP」はセキュリティポリスの略で、警視庁警備部警護課に所属する要人警護のスペシャリストです。
格闘術・逮捕術や射撃のテクニックに優れ、時には人の盾となり警護対象者を守ることが出来る強靭な精神力を持つ一部の警察官のみが任命されます。
セキュリティポリス創設以前にも要人警護を行う警察官は存在していましたが、目立たぬよう警護対象者の後ろから警護をしていました。
しかし1975年に起こった「三木首相殴打事件」により日本の要人警護の在り方は見直されます。
前方を警護していなかったため、三木武夫内閣総理大臣が佐藤栄作元首相の国民葬会場で大日本愛国党の党員に襲われました。
警視庁が要人警護の参考にしたのが、アメリカ大統領の警護を行う執行機関「シークレットサービス」です。
彼らの対象者を取り囲むように存在を誇示し、襲撃の抑止を狙った警護方法を取り入れたのです。
ドラマ「SP」の概要
それでは「SP」はどんなドラマだったのか見ていきましょう。
キャスト
警視庁警備部警護課第四係機動警護班
- 井上薫ー警護課第四係機動警護班隊員・巡査部長:岡田准一
- 尾形総一郎ー警護課第四係機動警護班係長・警部:堤真一
- 笹本絵里ー警護課第四係機動警護班隊員・巡査部長:真木よう子
- 山本隆文ー警護課第四係機動警護班隊員・巡査部長:松尾諭
- 石田光男ー警護課第四係機動警護班隊員・警部補:神尾佑
- 原川幸子ー警視庁警備部警護課庶務・警察職員:平田敦子
- 中尾義春ー警視庁警備部警護課課長・警視:江上真悟
- 麻田雄三ー現職の内閣総理大臣:山本圭
あらすじ
子供の時にテロリストに両親を殺された過去を持つ要人警護のスペシャリスト「SP」である井上(岡田准一)と、その仲間たちの活躍を描く。
井上は常人離れした感覚と危機察知能力を持っていて、前例になくテロリストを制圧して逮捕しまう。
しかしそんな井上を警護課の課長の中尾(江上真悟)は出過ぎたことだと注意する。
尾形(堤真一)は「SP」も捜査すべきだと抗議するが、‟SPのすべきことは要人の盾になるか安全な場所に避難させることです”と中尾は取り合わない。
しかし中尾も尾形以上に上層部に不満を持っているという。
井上の両親が巻き込まれた麻田総理(山本圭)の襲撃テロ事件、井上とその場に居合わせた尾形は麻田総理が見せた不敵な笑みを見て総理に不信感を持っていた。
数々のテロリストから要人を守っていたが、警護情報が洩れているのではないかと公安部は考え井上たちを疑い始める。
V6岡田准一が演じる主人公「井上薫」とは
岡田准一さんが演じる井上薫は6歳の時にテロに巻き込まれ両親を亡くしてしまい、その時の衝撃で特殊能力を持ってしまった警視庁警備部警護課の「SP」です。
脳内物質である神経成長因子の異常分泌で感覚が敏感になり、空気や音に同調して異常を察知したり、写真を撮るように記憶ができるようになりました。
アメリカ留学時にはインディアンの技術であるトラッキング(足跡から人物の特徴を推理する)を習得しています。
テロについて研究を重ね経験を積んだことにより、これから起こるであろうことを鮮明に予知できる能力を身に着けました。
また格闘術にも精通していて度々テロリストと激しいアクションシーンを繰り広げています。
井上薫役である岡田准一さんも実際に武術のトレーニングを受けていたそうで、フィリピンの武術カリや中国のジークンドーは師範免許を持つほどの腕前。
「SP」の共演者たちにもアクション指導をしていて、岡田師範と呼ばれていたそうです。
V6が歌う主題歌『way of life』は緊張感のあるストーリーに合わせた楽曲となっている?
主題歌である『way of life』は主演の岡田准一さんが所属しているV6の通算32枚目となるシングルです。
アダルトな切なさの漂うバラードで、ドラマ「SP」のタイアップ曲として週間オリコンチャート1位を獲得しました。
初回限定盤にはCDと特典として
- +DVD仕様の初回盤A
- 「way of life」のライブ・クリップ
- ジャケット撮影などを盛り込んだドキュメント・クリップ
- +特典CD仕様の初回盤B
- 「way of life」20th Century Version
- 「way of life」Coming Century Version
- 「way of life」Piano Version
- 「way of life」Orchestra Version
- 「way of life」BREAKBEATS Version
- 「way of life」TV EDIT Version
- 「way of life」instrumental
当時20代から30代だったメンバーだからこそ歌えた、大人な男性の迷いや悩み、決意をテーマにした「SP」の世界観にぴったりの楽曲になっています。
V6
V6はジャニーズ事務所所属の男性アイドルグループで、レコード会社はエイベックスに所属しています。
メンバーは
- 坂本昌行(リーダー)
- 長野博
- 井ノ原快彦
- 森田剛
- 三宅健
- 岡田准一
また坂本・長野・井ノ原で『20th Century』通称トニセン、森田・三宅・岡田で『Coming Century』通称カミセンとしての活動も行っています。
1995年にバレーボールワールドカップのイメージキャラクターとして結成され、‟V”の字には「victory」(勝利)などのいくつかの意味が込められています。