【ドラマ】時代の名ドラマとも言える「ドラゴン桜」とは?主題歌もあわせてご紹介

「バカとブスこそ東大へ行け」。そんな衝撃的なセリフが今でも記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。時代を超えても評価され続ける名作ドラマ『ドラゴン桜』。今回は、キャストや主題歌についてご紹介していきたいと思います。

記事の目次

  1. 1.「青春」は恋愛だけじゃない。勉強することだって「青春」だ!
  2. 2.「ドラゴン桜」はキャラクターも様々な学生たちの勉強模様を描く学園ドラマ
  3. 3.「ドラゴン桜」主題歌にはmelody.『Realize』が起用された
  4. 4.まとめ

「青春」は恋愛だけじゃない。勉強することだって「青春」だ!

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2005年に放送されたTBS系のドラマ『ドラゴン桜』。

阿部寛が主演を務め、平均視聴率は16.4%。最終回はなんと20%超えを記録した大ヒットドラマです。

『ドラゴン桜』は、講談社の『モーニング』に連載されていた三田紀房による同名の人気マンガが原作となっており、原作では受験のテクニックなども綿密に描かれていますが、ドラマ版では受験を通して生徒が成長していく模様にも焦点があてられており、青春の色も強い作品となっています。

「青春」と言えば恋愛を通して描かれることも多いですが、ドラマ『ドラゴン桜』では「勉強」を通した青春が描かれており、しかもその勉強方法は斬新なものばかり。

実際に学生時代に勉強しているときって、こんな勉強に何の意味があるのかなんてことを考えてしまうことも多いと思います。

しかし、このドラマでは勉強とはつまらないだけのものではなく、人生を有意義にしてくれるものだと教えてくれるのです。

受験×青春というテーマは視聴者からも評判で、今でも思い出に残っているドラマとして評価されています。

自分が受験生のときに見たかったという声もたくさんあり、おもしろさ、真面目さ、熱さ、感動がある豪華な作品です。

「ドラゴン桜」はキャラクターも様々な学生たちの勉強模様を描く学園ドラマ

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『ドラゴン桜』は登場人物が個性的で、1人1人のキャラクターや彼らを演じるキャストにも注目が集まりました。

阿部寛が演じる主人公の桜木建二は、今は弁護士ですが昔は暴走族のリーダー。警察に捕まったことをきっかけに改心し、なんと勉強して東大に合格。進学はせずに弁護士になったという人物です。

そんな彼は、先輩に紹介してもらった仕事として龍山高校の学校法人清算の仕事を請け負います。

龍山高校は、偏差値30程度の破綻寸前の高校。

桜木は法律事務所を構えるため、当初の予定を変更して龍山高校から東大合格者を5人出し、学校を再建させることにするのです。

桜木は合理主義者で、彼の説教は心に刺さる痛いものばかり。

でも、それは彼の言っていることが正論であり、ただストレートであるからこそのもの。

そんな彼の説教はもはや名言級で、生徒だけでなく視聴者の心にも響くものでした。

たとえば印象的な名言と言えば「バカとブスこそ東大へ行け」。

インパクトの強いこのセリフは今でも覚えているという方も多いのではないでしょうか。

他にも、「勉強とは、まず己を知ることから始めるのだ」や「受験ってのはな、今の日本に残されたたった一つの平等なんだぞ」など数々の名言を残しています。

桜木を演じた阿部寛と言えば、人気ドラマ『結婚できない男』でも見られるように、有能で発言も正しいけど気難しくて扱いづらい、という役柄をコミカルに演じ切るその演技力の高さは抜群。

ドラマ『ドラゴン桜』についても阿部寛のキャストが適役と評判で、彼が演じる桜木建二をもう一度見たいというファンも多いです。

生徒役のキャストが豪華すぎる?!

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ドラマ『ドラゴン桜』はストーリーはもちろんのこと、主演以外のキャストも非常に豪華なことで注目を集めました。

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矢島勇介:山下智久

龍山高校3年生の矢島。父親が借金を残して蒸発し、母親と2人暮らしをしており、性格はヤンチャ。

ドラマでもチャラい見た目が印象的ですが、そんな矢島を演じたのは山下智久。

現在も俳優として活躍しており、『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』や『ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』などさまざまなドラマでも主演を務めています。

最近ではクールなキャラを演じることも多いので、久しぶりにドラマ『ドラゴン桜』でのヤンチャな姿を見るとそのギャップに驚く人も。

水野直美:長澤まさみ

矢島勇介と幼馴染の水野直美。母親と2人暮らし。

母親は小料理屋を経営していますがお酒や男にだらしなく、そんな母を直美は軽蔑しています。

水野直美を演じたのは長澤まさみ。

山下智久と長澤まさみと言えば、2007年に放送されたドラマ『プロポーズ大作戦』や2013年に放送されたドラマ『SUMMER NUDE』でも共演している名コンビです。

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奥野一郎:中尾明慶

龍山高校3年生の奥野一郎。進学校に通っている弟がいて、その弟に常にバカにされているおり、見返すために東大合格を目指します。

奥野一郎を演じたのは中尾明慶。

ドラマ『ROOKIES』やNHKの連続ドラマ小説に『まんぷく』などの話題作にも数多く出演する俳優です。

緒方英喜:小池徹平

勇介のバンド仲間である緒方英喜。かなりヤンチャな性格の持ち主。実家はお金持ちで、厳しい父親を見返すため東大合格を目指します。

緒方英喜を演じたのはドラマ『ごくせん』でもヤンチャな役を演じた小池徹平。

大ヒットを記録したドラマ『医龍-Team Medical Dragon-』シリーズに出演したり、舞台『キンキーブーツ』での演技が高く評価されるなど、幅広い作品で大活躍している俳優です。

香坂よしの:新垣結衣

勇介の彼女で、コギャル系の見た目が印象的な香坂よしの。勇介と一緒にいたいという理由で東大合格を目指します。

香坂よしのを演じたのは人気女優、新垣結衣。

最近では清楚で透明感のある印象がありますが、2006年に放送されたドラマ『ギャルサー』や映画『ミックス。』でもギャルの姿を披露しており、けっこうギャルのイメージがあるという方も多いのではないでしょうか。

小林麻紀:サエコ

コギャルで、アイドルを目指している小林麻紀。自分の見た目に自信を持つことができず、東大合格を肩書きにするために特進クラスに入ります。

小林麻紀を演じたのは、ギャル風の格好が似合いすぎるとドラマ内でも人気のキャストだった紗栄子。

モデルや女優として活躍していた紗栄子はカリスマ芸能人として人気を博し、ドラマ『ドラゴン桜』に出演した際もギャル風のルックスがかわいいと評判でした。

今ではカリスマインスタグラマーとしても人気の存在です。

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改めて見ると、贅沢なキャスト陣で送られたドラマ『ドラゴン桜』。

主役級の俳優や、モデルなど幅広い方面で活躍する人物がこんなにたくさん1つのドラマで見られるというのはすごいですね。

今では、こんなに豪華すぎるキャストは二度と実現はないのではないかと言われる伝説の名作として位置づけられています。

ドラマ版ではキャラクター設定などが原作と違う部分もありましたが、ドラマならではの描き方や演出の評価も高く、原作と共に長く愛される作品となりました。

「ドラゴン桜」主題歌にはmelody.『Realize』が起用された

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ドラマ『ドラゴン桜』の主題歌に起用されたのは、2005年8月27日にリリースされたmelody.の『realize』。

melody.にとって6枚目のシングルで、歌詞はドラマのために書き下ろされました。

ドラマの反響もありシングルとしては自身初のTOP10入りを果たし、『realize』と言えばドラマ『ドラゴン桜』の主題歌というイメージがすぐに浮かぶという人も多い、ドラマファンにとって思い出深い楽曲です。

I can 迷わずに 進もう
願いに 近づけるよ
いつの日にか 溢れる光の花を咲かせよう
I see the light
wake up,stand up
もう一度 明日へ try

”夢を忘れずに、前へ進もう”、”自分ならできる”という前向きな歌詞が心を強くしてくれる応援ソングです。

『ドラゴン桜』に登場する生徒たちは、まだ10代であるにも関わらず夢もなければ将来に希望も持てない子ばかり。

そんな彼らに明るい未来を描かせてくれるような、力強くも美しい主題歌となっています。

melody.は2009年にアーティスト活動を引退しましたが、彼女が残した名曲はドラマと共に今でも色褪せることなくたくさんの人の記憶に刻み込まれているのです。

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また、主題歌以外にも注目されたのが、挿入歌に起用された山下智久の『カラフル』です。

『カラフル』は2005年にリリースされたシングル『青春アミーゴ』に収録されています。

表題曲の『青春アミーゴ』は、山下智久と亀梨和也が共演したドラマ『野ブタ。をプロデュース』の主題歌に起用された楽曲です。

『カラフル』の歌詞は、『ドラゴン桜』で演じた矢島のキャラクターからヒントを得て書かれたもので、桜木と出会い、特進クラスに入って勉強したことで未来が”カラフル”になった矢島の心が描かれた、感動的な歌詞となっています。

まとめ

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ドラマ『ドラゴン桜』は名作としていまだに懐かしむ人も多く、今の若いキャストで再演してほしいという声もあるほどの人気作となりました。

また、原作のマンガは2018年1月から『ドラゴン桜2』が『モーニング』で連載を開始し、人気作の復活にファンは歓喜。ドラマ『ドラゴン桜2』の放送を期待する声も上がっています。

『ドラゴン桜2』は『ドラゴン桜』のその後が舞台の続編となっています。

2020年には学校の授業や入試にも大きな影響を与える教育改革が行われる予定で、そうした改革を目前に『ドラゴン桜』の続編の連載がスタートしたということでも非常に注目を集めています。

時代と共に、当時とは勉強の方法も少しずつ変わってきていると思います。そもそも進学に対する考え方も変わってきているかもしれません。

ただ、勉強とは受験だけに関係するものではなく、人生において学ぶこと、勉強することはずっと大切なことです。勉強を通して自分自身を成長させる青春を描いたドラマ『ドラゴン桜』や桜木の名言の数々は、たとえ時代が変わっても多くの人の心に響くものではないでしょうか。

今年の10月からは、阿部寛主演の人気ドラマ『結婚できない男』(2006)の続編となる『まだ結婚できない男』の放送が開始して話題を集めています。

この流れで、阿部寛主演のドラマ『ドラゴン桜2』の放送もぜひしてほしいですね。

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