【ドラマ】働く女性を描いたショムニ!主題歌に起用されたSURFACE『それじゃあバイバイ』について徹底考察!

アラフォー世代ならご存知の男性二人組ユニットSURFACE。デビュー曲『それじゃあバイバイ』でメジャーデビューを果たし、テレビドラマ「ショムニ」の主題歌に抜擢されました。今回は、ショムニを振り返りながら、『それじゃあバイバイ』について、徹底考察していきます。

記事の目次

  1. 1.江角マキコ主演の大人気ドラマ「ショムニ」
  2. 2.SURFACE『それじゃあバイバイ』が主題歌として起用された
  3. 3.『それじゃあバイバイ』歌詞の意味を徹底考察
  4. 4.まとめ

江角マキコ主演の大人気ドラマ「ショムニ」

「ショムニ」は安田弘之による同名コミックをフジテレビがドラマ化した事で実現。

東京にある架空の商社「満帆商事株式会社」がドラマの舞台となりました。

「女子社員の墓場」などと言われた、総務部庶務二課(ショムニ)に配属された、6人のOLたちの成長や奮闘、社内騒動を面白おかしく描いた平成を代表するOLコメディドラマです。

 第1シリーズの放送は1998年4月~7月で、江角マキコの演技やリアルなOL事情などが世間の話題を呼び、高視聴率を獲得しました、その勢いに乗り同年10月と2000年1月にはスペシャルドラマとして放送、それでも人気は衰えず2000年4月から6月まで第2シリーズ、2002年7月から9月まで『ショムニFINAL』のタイトルで第3シリーズが放送され、映画化もされました。

出てくるOL達は長所あり欠点ありの、かなり個性的なメンバーでしたが、それでも愛さずにはいられず、当時のOL達から多くの共感を呼びました。

次に主要キャストを少し振り返ってみたいと思います。

主人公 江角マキコ(坪井千夏役)

かつて宣伝部でセクハラ上司に反撃したことで、庶務二課に異動させられる事に。
鋼のメンタルと行動力で個性的面々を引っ張り、問題を解決していきます。
リーダー的存在でありましたが、 時に暴言を浴びせたり自己中といろいろ難あり女子でしたが、思わず頼りたくなる姐御的存在感は江角マキコにぴったりハマり、彼女の代表作になりました。
『ショムニFOREVER』で、いったん会社を去り世界中を転々としますが、紆余曲折の末、第4シリーズと共にショムニに帰ってくるという設定になっています。

戸田恵子(徳永あずさ役)

かつて経理課にいた頃、持ち株がらみの問題を起こして庶務二課にやってきた唯一の既婚者が、戸田恵子扮する徳永あずさです。
社内の噂や情報には常にアンテナを張り巡らせ、キャリアに対するがめつさが目立ちますが、やがてついに出産もします。
貯金が趣味で金銭感覚は相当細かいタイプでした。

京野ことみ(塚原佐和子役)

社内不倫が原因で庶務二課にやってきた、どこの会社にもよくありがちOLの塚原佐和子。
行動力のある強い千夏たちを見て、最初は一歩引くような控えめな普通の真面目キャラでしたが、ドラマが展開していくうちに次第にその心情が変化していきます。
その慎重な性格の持ち主と京野さんのキャラがとても合っていました。

宝生舞(丸橋梅役)

アラビア語など複数の外国語をマスターし、多数の資格を持っており、知性的で野心が強く、そのせいか最初は坪井らと馬が合わず嫌っていましたが、やがて自ら進んで庶務二課に戻るといった感動エピソードもありました。
 

櫻井淳子(宮下佳奈役)

営業部で男性社員を狂わせた罪で、庶務二課送りとなったいわゆる魔性の女。
毎回、部署に出入りしてくる男性たちを能管的な微笑みで悩殺していきます。
複数の重役たちの半ば愛人にもなっており、そのネットワークで様々な裏情報をつかんでくるという設定でした。

高橋由美子(日向リエ役)

プロの占い師として活躍するほど、凄腕の占い能力と不思議なオーラを漂わせていました。
主に水晶とタロットを駆使した占いで、ピンチの時にメンバーを救います。
かつて人事部にいたとき、あまりにその占いが的中したことが仇となり、庶務二課に異動になりました。
 

森本レオ(井上洸一役)

庶務二課唯一の男性社員が庶務二課長の井上洸一。
森本レオ独特の穏やかで非常に温和な癒し系キャラでした。
1度はリストラされそうになりましたが、千夏らの働きで戻ってきて、それ以後定年まで無事勤め上げます。

SURFACE『それじゃあバイバイ』が主題歌として起用された

SURFACEは日本の男性二人組音楽バンドで、高校時代に出会った椎名慶治(ボーカル)と永谷喬夫(ギター)によってバンドが結成されました。

高校卒業後の1996年にオーディションに出場して注目され、ショムニ主題歌となった98年5月にシングル「それじゃあバイバイ」でデビューを果たしました。
その後もヒットを連発し、ドラマ主題歌に起用されたシングル「なにしてんの」や「ゴーイング my 上へ」などをリリースし注目を浴び、精力的なライヴ活動でライヴバンドとしての地位を確立しましたが、2010年6月の東京国際フォーラムのライブをもって惜しまれつつ解散してしまいます。

椎名さんの声の特徴はパワフルな声量とキーが高く、聞く人にインパクトを与えるボーカリングです。SURFACEと並行して以前よりバンドメンバーを引き連れてソロ活動も地道に続けている努力家です。

永谷さんのギターは、基本ロックが主体ですが、テクニックはデビュー当時から評価され、あらやるジャンルに対応できる方です。
ギター以外でも作曲アレンジ、ミキシングまで熟しSURFACEの活動の他、他アーティストへの楽曲提供も行っています。

その後二人は別々にアーティスト活動を行う中、2015年の『キングオブコント』において、コロコロチキチキペッパーズがネタに「さぁ」を使用して話題になりました。

2018年に豊洲PITでデビュー20周年記念ライヴを開催して再始動。
その後ライブDVD『Re:Attraction』をリリースし、今も熱烈なファンから支持されています。

デビューシングルがいきなりドラマの主題歌に決まるなど、デビュー当時から音楽関係者の目にしっかりとまるほどの実力者だったことには間違いありません。

「それじゃあバイバイ」では、松任谷由実コンサートツアーの音楽監督をはじめ、一青 窈、今井美樹、ゆず、平井 堅、JUJUなどの数々のアーティストのプロデュースを手掛ける音楽プロデューサー・武部聡志が編曲を手掛け、ベースで参加をしています。

武部さんは、当時右も左も分からなかった若い頃のSURFACEの2人に親身になって接してくれて、再結成後には「再会」を記念して、『surface×武部聡志Special Collaboration LIVE』を開催し、チケットは即日完売、大好評で幕を閉じました。

さて、次のコーナーでは「それじゃあバイバイ」の歌詞の意味を徹底考察していきたいと思います。

『それじゃあバイバイ』歌詞の意味を徹底考察

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まとめ

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