防音室はDIYできる?!防音室を手軽で簡単に作る方法ご紹介

自宅で自由に楽器を演奏したり、歌ったりできたらよいですよね。苦情が心配で演奏できず困っている方は、大変多いと思います。そんな中、昨今では自作の防音室を作っている人が多いようです。自作の防音室の簡単な作り方など、購入できる防音ブースの紹介も含めてまとめました。

記事の目次

  1. 1.家で楽器を鳴らしたい!でも近所の迷惑になる…
  2. 2.防音室は手作りできる!
  3. 3.防音室を簡単に作る方法
  4. 4.防音ブースを家に置く
  5. 5.まとめ

家で楽器を鳴らしたい!でも近所の迷惑になる…

フリー写真素材ぱくたそ

自宅で楽器を弾いたり歌ったりしたいけど、騒音問題が気になってできない方は結構多いと思います。

実際に「苦情が来たことがある」という人もいるのではないでしょうか?

いちいち音楽スタジオに行くにも手間がかかる上にお金がかかるし、近くにスタジオがない場合はとくに問題です。

作業にどれくらいの時間を要するか予測がつかない時も不便でしょう。

自宅で時間も周囲も関係なく音楽を楽しんだり、音楽的な作業をするにはどうしたらいいのでしょうか?

その問題を、この記事で解決させましょう。

防音室は手作りできる!

Photo byAnnaliseArt

防音室は自作できます

DIY関係が苦手な人でも、この記事の手順に沿ってやれば簡単に作ることができるでしょう。

必要な材料と作り方の手順を参考にしながら、自分だけの音楽ブースを作ってみてください。

防音設備を整えれば近所の苦情も気にすることなく、いつでも自由に楽器を演奏したり歌ったりすることができますよ。

防音室を簡単に作る方法

Photo by kohrogi34

自作防音室をDIYするのに必要な材料と、作り方をまとめてみました。

材料はだいたい2万円~4万円でそろえることができます

1人で作るには8時間~12時間くらいかかりますが、お金をかけずに作れますし今後音楽スタジオを利用せずとも自宅で音楽を楽しめることを考えると、そんなに長い時間でもないでしょう。

材料に関してはすでに自宅にあるかもしれませんので、ホームセンターやインターネットで購入する前に確認してみてください。

準備するもの

Photo by kohrogi34

基本的な材料と、金具や接着に使う材料の2種類に分けて紹介していきます。

それぞれものによって値段は変わってくると思いますが、あまり安いものばかりそろえて使用すると、失敗に終わってしまうこともあるようです。

ある程度、よいものを使うようにしてください。

基本材料

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

まず壁や、天井に使う板(MDFボード)を合計5枚用意しましょう。

板(MDFボード)は厚さ15mmで横915mm、縦1825mmの1枚20kgほどのものがベストです。

遮音・吸音効果のあるマットレス4枚とジョイントマットも、準備してください。

それぞれ厚手のもののほうが、もちろん効果はあります。

ものによって値段はかなり変わってきますが、板(MDFボード)は1枚2500円くらいのもの、マットレスは1枚2000円くらいのもの、ジョイントマットは1枚200円くらいのもので充分防音効果が期待できるでしょう。

ジョイントマットは床の広さ分用意してください。

防音室作りに必要な基本材料

  • MDFボード(5枚)
  • マットレス(4枚)
  • ジョイントマット(床の広さ分)

その他の必要材料

クリックするとAmazon商品ページへ飛びます

接着や防音効果を高めるために必要な、その他の材料を紹介します。

まずはセメダインですが「SuperXG」がおすすめです。

これは最後の行程で内壁に吸音材を貼る時に使います。

他の接着剤ではすぐに剥がれ落ちてしまうので、「SuperXG」を購入するのが間違いないです。

他にはドアに取り付けるゴムロール取っ手を内側と外側用に2つ、ドアを固定するための蝶番を4つ、板と板をつなげるためにコーナー金具を8つ、板の固定用に木工用ボンド木ネジも多めに用意しましょう。

DIYの基本的な道具であるミニドリルドライバーのこぎり、板と板の隙間をシリコンシーラントで埋めるために使うコーキングガンも用意してください。

電源コードなしで使える室内照明をひとつ、入手しておくとよいです。

防音室づくりに必要なその他の材料

  • セメダインSuperXG(大と小)
  • ゴムロール(2個)
  • 取っ手(3個)
  • 蝶番(4個)
  • コーナー金具(8個)
  • 木工用ボンド(1個)
  • 木ネジ(1袋)
  • ミニドリルドライバー
  • ノコギリ
  • シリコンシーラント
  • コーキングガン
  • 室内照明(電源コードなしで使えるもの)

作り方

Photo by kohrogi34

材料・道具がそろったら、さっそく作っていきましょう。

作り方の行程順に記載しています。

行程を守って作っていくのが失敗しないコツですので、間違えないように注意しながら組み立てていきましょう。

また一人で作ることもできますが、複数人で作った方がきれいに簡単にできあがるので助っ人を呼ぶのもいいと思います。

自作防音室の作り方①:ジョイントマットを敷く

クリックするとAmazon商品ページへ飛びます

組み立てる場所にまずはジョイントマットを敷きましょう。

これが防音室の床部分になります。

防音効果の高いものがおすすめです。

アコースティックギターなどは特にそうですが、2階以上のマンション・アパートに住んでいる方にとって実は床部分が一番防音に大切な部分となります。

ここを防音にするかしないかだけで、近隣への騒音問題が解決するか否かに大きく影響してきますので、必ず敷きましょう。

【9枚入:約半畳分】ジョイントマット(木目)JTM-32(WOD)ライトブラウン・ブラウン[子供部屋キッズベビー用品防音対策怪我防止キッチンリビンベビーマットプレイマット・子供用・9枚1セット・アイリスオーヤマ]

参考価格: 1,324円

出典: 楽天
出典: 楽天
出典: 楽天
楽天1,324円

自作防音室の作り方②:壁3面を組み立てる

クリックするとAmazon商品ページへ飛びます

それでは壁を組み立てましょう。

板(MDFボード)購入時のサイズが丁度いい場合は、のこぎり不要でそのままのサイズで3枚立ててください。

金具で固定する前に一時的な接着として、ボンドで板と板をくっ付けましょう

板(MDFボード)はかなりの重さがあるので、組み立ててからは動かすのが大変です。

必ず、防音室を設置したい場所に組み立ててください。

ボンドだけだと心もとない場合は、ガムテープを使って仮留めするのがよいです

完了したら内側からコーナー金具を取り付け、板(MDFボード)を固定してください。

ネジを入れる前に、ネジのサイズよりも小さな穴をあけましょう

3枚全て固定したら壁は完了です。

自作防音室の作り方③:天板とドアを装着する

Photo by kohrogi34

板(MDFボード)を天井部分のサイズに合わせて、のこりぎでカットします。

またドア面の上下を補強するために、板を縦10cmを目安にカットしてください。

先ほどの壁3面を仮留めした時のように、補強部分の板(MDFボード)2枚を上下ともにボンドで付けます。

もちろん壁ギリギリに装着するとドア部分が浮くので、板(MDFボード)の厚み分内側に装着するように仮留めしてください。

また扉は壁板(MDFボード)にぴったり納まるような形になるので、ドアのサイズに合わせすぎると閉まらなくなります

壁と補強材の間にゴムシートなど挟んで1mm程度、ドアと壁の間に余裕を持たせておくとよいでしょう。

天板も同様にして1mm程、ドアとの間に余裕を持たせてください。

そのあと木ネジで天板・補強部分を完全に装着しましょう。

しっかり装着したら蝶番でドアを固定して、内側と外側に取っ手をつけたら完成です。

自作防音室の作り方④:外壁を加工する

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

ただ板で部屋を作っただけでは、防音効果は弱いです。

今度は外壁を加工し、防音効果を強めます

板(MDFボード)の接着部分は、金具でとめただけでは隙間だらけです。

この隙間から音漏れが生じるので、シリコンシーラントを使って埋めていきます

コーキングガンを使ってコーディングしていきましょう。

また先ほど、ドアの合わせ目に1mmずつ余裕を持たせましたよね。

このドアの合せ目部分にゴムロールを貼りましょう

ゴムロールは防音効果を高めてくれる材料としても、有名です。

もしプラグ等を通したい場合はこの工程の段階で、壁に穴をあけておくとよいでしょう。

板(MDFボード)は厚みがあるので専用の工具がないと大変かもしれませんが、ドリルでいくつか開けたあとにカッターなどで切り取るとやり易いです。

自作防音室の作り方⑤:ウレタンを貼る

Photo bysensopur

最後にウレタンを内側に貼っていきます。

この際にセメダインSuperXGが大活躍しますので、必ず用意してください。

ウレタンはマットレスの中に入っているので、取り出して接着していきましょう。

ウレタン単体でも販売されているのですが、かなり高額です。

吸音・防音効果は販売されているウレタンより劣りますが、値段を考慮するならマットレスから取り出すのがよいでしょう。

接着までには時間がかかるので、手で押さえながらの作業になります。

もしこれが手間だったり時間がもったいないと感じる方は、突っ張り棒で固定しながら作業していくとよいでしょう。

ちなみにプラグを通す穴を開けた方は、ウレタンにももちろん穴を開けてください。

次のページ

防音ブースを家に置く

関連記事

Article Ranking