坊主バンドを知っているか?!個性派でコアなファンを獲得する坊主バンドに迫る!

近年、仏教に興味を持ってもらうことを中心に活動されている「坊主バンド」というグループが注目されております。このバンド、なんと本物のお坊さんたちで構成されているのです!今回は、その坊主バンドの魅力などについてご紹介いたします!

記事の目次

  1. 1.坊主バンドとは
  2. 2.坊主バンドができたきっかけとは
  3. 3.代表的な坊主バンドをご紹介
  4. 4.まとめ

坊主バンドとは

フリー写真素材ぱくたそ

近年、神社仏閣を巡り御朱印帳に御朱印をしてもらうのを集めるという「御朱印ブーム」が到来し、神社仏閣巡りをしている方が急増されました。また、テレビなどでもパワースポット特集などと題して、神社仏閣を定期的に紹介をしている番組などがあります。

ですが、実際に仏教とはどんな宗教であり、どんな教えがあるのかを理解している人が少ないのではないでしょうか。そこで、楽しく仏教について触れられるのが、「坊主バンド」というグループなのです。

坊主バンドができたきっかけとは

袈裟姿が特徴的なこちらのバンドですが、なんと、こちらは本物のお坊さんがバンドを組んで音楽活動をされております。リーダーでボーカルの色即是空男さんを中心に、3人で活動されているバンドで、皆さんそれぞれ仏教の宗派が異なっております。

出来たきっかけは、リーダーの色即是空男さんを中心にひっそりと結成されたもので、色即是空男さんが経営されている坊主バーでの出会いがきっかけだったそうです。その後、坊主バーやお寺などでのバンド活動などが注目され、現在では若い女性のファンなどがいるそうです。

ちなみに、メンバーはその時々で変動するようで、法事があったりなどする場合は来れない人もいるそうです。また、尼さんや別の仕事をやってる方がメンバーとして加入することもあるそうです。

一時期、多いときは8人で活動しておりましたが、現在、公式HPに掲載されている正式メンバーは3名です。また、活動では、牧師さんのバンドと対バンしたり、クリスマスにライブを開催、仏様のお誕生日である「花まつり」では、108人限定ライブを行うなど、精力的な活動を行っているそうです。

代表的な坊主バンドをご紹介

坊主バンド

先ほどご紹介した色即是空男さんを中心に結成された坊主バンドで、坊主バーでの活動やYouTubeなど動画投稿サイトなどを中心に活動しております。メンバーは、ボーカル兼ギターこと琵琶・声明担当の色即是空男、ベース兼ボーカルことおりん・声明担当の彼岸田盆、ドラム兼ボーカルこと木魚・声明の朝野白粥の3名で活動しております。

主に仏教をテーマにした楽曲が多く、楽しく仏教を伝えていこうというのを軸に活動されております。そんな、坊主バンドの代表曲をいくつかご紹介いたします。

てら・テラ・寺

お寺についての紹介やあるあるをロック調にした楽曲。ちなみに、神社と寺院を混同してしまう方などがいらっしゃるので、大きな違いを紹介しますと、神社は神様が住む場所であり、寺院は僧侶の皆様が住みながら修行する場所、という事が定義づけられております。ですが、年代を追うごとに仏陀が神格化されていったことに伴い、仏殿や仏像を設置する場所などが増え、現在の形に至ったそうです。

こちらの楽曲ではコーレスなどもやっており、袈裟姿のお坊さんがコール&レスポンスする姿はなんだか新鮮に見えますね。

THE 南無ズ

先述の坊主バンドのスピンオフバンドとして、メンバーである彼岸田盆さんを中心に結成されたバンド。「仏教×笑い×音楽」をテーマに、時に説法を説いたり、和楽器などを用いて楽曲を披露するなど多種多様な活動をされております。

メンバーは、先ほど紹介した彼岸田盆さんに加え、リーダー兼ギター担当の葬儀屋さんに勤めていらっしゃる涅槃崎悟さん、坊主バンド時代は尺八担当だったベース担当の虚無尺僧八さん、ドラム担当のおがみおがさんの4名で構成されております。
※なお、ベース担当の虚無尺僧八さんは7月31日付での脱退が公式サイトにて発表されました。

南無ずっきゅん

THE南無ズの代表曲であり、アイドルソングのようなコーレスなどが特徴的な楽曲。

ちなみに、南無とは「仏・菩薩・経などを信じ敬い、それに帰依することを表す語。」と大辞林に記載されております。例えば、「南無阿弥陀仏」という言葉は、阿弥陀仏と言う仏様に帰依する、つまり阿弥陀仏の力を頼ろうとする、という意味で使用されます。また、「南無三」という言葉は、「南無三宝」という言葉を略称したもので、「三宝」とは、仏・法・僧の3つの事を指しております。

 

まとめ

一度ハマるとクセになる坊主バンドの世界。そろそろお彼岸も近いので、彼らの曲を聴きながら、仏教に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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