【映画】大ヒット作「いま、会いにゆきます」主題歌はオレンジレンジ『花』!実はこんな曲だった
2004年に大ヒット映画となった「いま、会いにいきます」。邦画の中でも人気の作品の主題歌にはオレンジレンジ の花が起用されました。その歌詞の裏にはどの様な意図があるのでしょうか。今回は、その秘密を探っていきたいと思います。
オレンジレンジ は日本の5人組ロックバンドです。数々のヒット曲を生み出しているオレンジレンジ 。ここでは、メンバー一人一人のプロフィールを紹介します。
YAMATO
生年月日:1984年1月14日(35歳)
担当:高音域ボーカル、MC
一言:私服がお洒落で注目を浴びている
HIROKI
生年月日:1983年6月29日(36歳)
担当:中音域ボーカル、MC
一言:2010年に一般の女性と結婚
NAOTO
生年月日:1983年5月8日(36歳)
担当:バンド内の作曲(ギター、プログラミング、コーラス等)
一言:影響を受けたアーティストは、電気グルーヴ/車谷浩司
RYO
生年月日:1985年10月1日(34歳)
担当:低音域ボーカル
一言:YOHの弟
YHO
生年月日:1983年12月11日(35歳)
担当:ベース
一言:RYOの兄 影響を受けたベーシストはGLAYのJIROとDragon AshのIKUZONE
・旧メンバー
KATCHAN
生年月日:1983年6月19日(36歳)
担当:ドラム(結成から2005年7月31日まで在籍)
・サポートメンバー
五十嵐 公太
元JUDY AND MARYのドラマー。
2005年、ライブでドラム担当
佐野 康夫
2006年から2010年までレコーディングとライブでドラム担当
桜井 正宏
レコーディングとライブでドラムを担当。
SASSY
元HIGH and MIGTY COLORのドラマー
NAOTOが高校2年生の時に周りにいたダンサーなどどリズムマシンを使ってトラックを作っていました。そのままでライブで演奏は難しかったので、オレンジレンジ のメンバー全員とスタジオに行って、バンドの演奏に変えていきました。
メジャーデビュー直後に、NAOTOはシングル音楽がロックならちょっとヘンテコだがアイドル的な方向で売っていけばアンバランスな感じが面白いと考えて、「上海ハニー」をシングルとして作曲しました。上海ハニーのようなポップス曲も、ハードコアや、レゲエ、エレクトロ・ポップ、ディスコ、テクノ、ブルースなど様々な音楽の要素を取り入れた楽曲になっています。
オレンジレンジ は、沖縄県を拠点として活動しています。NAOTOがギター、KACHANはドラムとして在籍していました。その後、中学卒業を持って解散となりましたが、KATCHANが同じ沖縄県の高校に進学したNAOTOとYOを誘って、再びバンドを結成しました。その後、NAOTOの家に遊びに来ていたHIROKIが、NAOTOからのオファーによって、ボーカルとして加入。
オレンジレンジ の代表曲は「ロコローション「センチメンタル」「ラヴパレード」「アオイトリ」「ミチシルベ」などです。数々のヒット曲を生み出しているアーティスト。2003年6月4日にシングル「キリキリマイ」でメジャーデビューしました。
「いま、会いにいきます」の主題歌「花」はオレンジレンジ が主題歌を担当。この曲は、2004年10月20日に発売した8thシングルで、オリコンシングルチャートに52周も登場するロングヒットになりました。
「花」のシングルの売り上げは99.9万枚とミリオンヒットまであと少しでした。そんな大人気アーティストのオレンジレンジ の「花」の歌詞の意味をみてみましょう。
花びらのように散りゆく中で
夢みたいに 君に出逢えたキセキ
愛し合って ケンカして
色んな壁 二人で乗り越えて
生まれ変わっても あなたのそばで 花になろう
愛することで強くなること 信じることで乗り切れること
君が残したモノは今も胸に ほら輝き失わずに
幸せに思う 巡り会えたこと オレの笑顔取り戻せたこと
「ありがとう」 あふれる気持ち抱き 進む道程
この部分の言葉は全て過去形で作られていることを考えると、澪が亡くなった後、もしくはクライマックス後の心情に思えます。笑顔を取り戻せたというところは、澪が再び2人の前に現れた後かもしれませんね。もう二度と会えないと思っていた相手に会えたこと、こんなにも嬉しいことはありません。しかし、その先に待っている真実にも目を向けなければいけません。
「あふれる 気持ち抱き 進む道程」には、これからもたくさんの思い出を抱えて歩いて行く巧と、祐司の前向きな気持ちが込められていると考えられます。澪のことは忘れられないけれど、それでも前向きに生きていく姿勢が伺えます。
PVも映画に沿った魅力的な映像となっているので、ぜひチェックしてみて下さい!
まとめ
オレンジレンジ が主題歌をつとめた大ヒット映画の「いま、会いにいきます」は死生観や輪廻転生など、深い概念を考えさせられる映画です。オレンジレンジ の「花」の歌詞を解析してみることで、色々なところで「いま、会いにいきます」のあらすじと合点することが多いです。
映画の世界観をさらに魅力的に見せてくれる歌だということが、お分かりいただけたのではないでしょうか?そんな素敵なオレンジレンジ の魅力的な歌詞を「いま、会いにいきます」と一緒に聞いてみてはいかがでしょうか?邦画のなかでも評価も高く、感動的な映画となっている「いま、会いにいきます」オレンジレンジ の「花」の歌詞は、きっとあなたの心に響くものがあるはずです。
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「花びらのように散りゆくなかで」は、花びらが散る=別れ。というように、付き合ったり別れたり人の恋愛経験がイメージされます。
花の歌詞の一人称はオレなので、男性の目線で描かれていることがわかります。しかし、ところどころを切り取ってみると、男女どちらの視点からも考えることが可能です。「散りゆく中で」は、過ぎゆく日々を表しています。意識する間もなく過ぎ去ってしまう日々の中で、出会えたこと自体が奇跡だということを歌っています。
「生まれ変わってもあなたのそばで花になろう」という歌詞からは、花びらは散ってしまうけれど、また一緒に出会いたいという、巧の澪に対する一途な思いが伺えます。
また、花を見て感動を覚えることから生命の営みと神秘さを感じることができます。しかし、私たちはいつも「今」という時間を生きていて、そのことを思い出せば今を精一杯生きるということができます。「花になろう」という歌詞の意味は、「今」という時間をあるがままに受け入れて、自己実現をしていくことというふうに捉えられると思います。