ギターの騒音対策と対策グッズをご紹介!
自宅でギターの消音加工を施せたら音楽スタジオに通う必要もなく、経済的にも時間帯的にも気にせず演奏できて便利ですよね。金銭的な問題や時間帯の問題を考えてギターを演奏することは、時に大きなストレスになり得るでしょう。おすすめの防音方法・消音グッズをまとめました。
ギターの騒音対策をしよう
特にアコースティックギターを自宅で演奏する際気になる騒音問題ですが、上手に騒音対策する方法があります。
対策していないと近隣住民との更なる大きなトラブルに発展しかねないし、住んでいる場所を退居しなくてはならない事態にも陥りかねませんよね。
そういった問題を解消するべく試行錯誤している方はとても多く、防音グッズもたくさん販売されています。
この記事ではおすすめの防音対策方法や防音グッズの紹介をまとめました。
効果的に防音対策をして、騒音問題を解決させましょう。
ギターの騒音対策8選
アコースティックギターなどの生楽器は特にそうですが、夜でも音量を気にせずに楽器を練習したい場合に、どういった防音対策を取ればよいのでしょうか?
どんなに上手な演奏でも、騒音は出てきてしまうようです。
楽器を演奏するプレイヤーたちが実際に行っている、おすすめの防音対策を紹介します。
ギターのおすすめ防音対策①:防音ブースを購入
少々高額ですが、防音ブースを購入するのが一番確実に防音できます。
いくつか種類があるので、それぞれまとめてみました。
だんぼっち
段ボールで出来た防音ブースです。
こちらは防音ブースの中で最もリーズナブルですが、防音効果はやや低くなっています。
これだけだと騒音問題を解消するのは難しい場合もあるようでした。
だんぼっちを購入している人は、更に自分で内部を防音仕様にして問題を解決している場合が多いです。
ライトルーム
だんぼっちの次に安く入手できるのがライトルームです。
完全な防音は難しいですが、壁や床が少々厚ければ近隣の迷惑にはならないというコメントがありました。
木造の薄い壁・床の作りだと若干、騒音問題を解消するのは難しいかもしれません。
very q
very qの防音ブースは種類によってはライトルームより若干安く入手できるかもしれません。
ライトルームと同じくらいの値段のものの防音効果は、床がない分ライトルームより若干劣ります。
ちなみにvery qの種類によっては、高額になればなるほど高い防音効果が望めるようでした。
こちらを購入しているギタリストは、マットを敷くなどして床部分を自分で防音にしている人が多いです。
very q公式ホームページ
サイレントデザイン
高い防音効果が得られるサイレントデザインは、防音工事も不要で移設も楽です。
決して安くはありませんが、性能の高さを考えるとかなりリーズナブルになっています。
安価な防音ブースを購入するよりも確実で、これさえあれば高い確率で騒音問題は解消できるでしょう。
サイレントデザイン公式ホームページ
ギターのおすすめ防音対策②:防音カーペットを敷く
アコギの音は上の階よりも下の階の人の騒音問題、すなわち床に伝わりやすい周波数を持っていることをご存じでしょうか?
アコギの練習をするには床の防音を強化するのがよいです。
防音カーペットにも種類がいろいろあるので、おすすめのものを紹介します。
ピアリビング静床プレミア
もっとも人気の防音カーペットはこちらです。
若干高額ではありますが、消臭・防ダニ効果もあり床を傷つけがちなペットと暮らしている方にもおすすめになります。
防音効果も、もちろん最も高いようです。
ソノーライズ防音マットZS
スポーツジムでも使用されているマットで、こちらは防振性に優れているため高い防音効果が望めます。
音の正体は振動なので、こちらのマットは楽器の防音効果にも最適という訳なのです。
メイ株式会社タイルカーペット ジョイントマット
ジョイントマットならではの、めくれや掃除機で吸い上がってストレスを感じることもない吸着式の防音マットです。
防音はもちろん、防水効果もあります。
ギターのおすすめ防音対策③:防音カーテンを使用
窓を閉めているのに、外の空気が入ってきたのが分かったという経験がある方は多いです。
窓から空気が漏れるということは、当然音も漏れています。
カーテンを防音にして、外への音漏れを防ぎましょう。
くれない「静」
生地に3層コーティングがほどこされた4重構造という徹底した防音効果で、手作業でプリーツの加工が施されています。
見た目もスタイリッシュな上に高機能なので、人気の防音カーテンです。
ピアリビング コーズ
こちらは5重構造の防音効果が施されており、ワイド仕立てになっているのでサイドからの音漏れも防ぎます。
防音効果が高いほど重量は増えますが、反響音を吸音する高性能なカーテンです。
満天カーテン 1億円カーテン
1年間の売り上げが1億円突破したことを由来に「1億円カーテン」という名前が付いたこちがのカーテンは、おしゃれなデザインが特徴的です。
生地がしっかりしており、防音・遮光の両方の機能を持っています。
ギターのおすすめ防音対策④:吸音材を貼る
吸音材を壁に貼るのもよいです。
学校の音楽室や音楽スタジオなどにも天井や壁に吸音材を貼っているところがありますが、楽器を演奏している奏者も部屋に張り巡らす方が多くいます。
Urhomy B07RYVYT4Z
ピラミッド型の突起が連なったこちらの吸音材は、音楽系の防音材として使用されているほかに家庭の騒音や遊興施設にも使用されている、間違いない商品です。
コストパフォーマンスも高く、両面テープやピンで留めて使います。
東京防音 ミニソネックス
こちらは大きめのシート状の吸音材で、自分が望むサイズにカットできます。
防音材を購入した際に隙間を埋めたい時にも使用でき便利です。
テープやピンで部屋の壁・天井などに設置できます。
SOOMJ 吸音材B07B2DBJ6V
自分の好きな多きさにカットし、テープやピン不要で貼り付けることができます。
手間が掛からず、その上高い防音効果を得られる吸音材です。
熱にも強い素材で、音楽以外にも幅広く使われています。
ギターのおすすめ防音対策⑤:毛布を利用
毛布だけだと吸音効果はかなり低いですが、若干の防音にはなります。
パイプハンガーやマイクスタンドを上手く配置させて、毛布を4面に掛けた上で頭上も毛布で塞ぐと若干の防音効果を得られるようです。
音を出す前方に毛布を掛けるだけでも防音され、音の響きが変わるので試してみて下さい。
ただしこれだけでは高い防音性は望めません。
何かの防音素材と一緒に併用するのがよいでしょう。
ギターのおすすめ防音対策⑥:クローゼットや押し入れを改造
部屋全体を防音仕様にするのは、金銭的にも難しいかもしれません。
そういった場合はドアが予めついているクローゼットや押し入れに、吸音材などを張り巡らせて自分だけの防音室にしてしまう方も多いです。
夏場は大変暑く空気も薄いですが、もっともリーズナブルに済む方法かもしれません。
ギターのおすすめ防音対策⑦:場所を変える
部屋を改造するのが困難な場合は、場所を変えるしかありません。
昨今では安価で利用できるカラオケ・ボックスがありますし、音楽スタジオに通うのもよいでしょう。
音楽スタジオは、個人練習ならさほど高額ではないです。
車を持っている方は、迷惑にならない場所に車を駐車して車内で練習する方も多くいます。
ギターのおすすめ防音対策⑧:防音グッズを使用
部屋を防音仕様にするには手間もかかりますし、経費も掛かります。
その点ギターから鳴る音自体の音量を減らす方法には、かなり安価でできるものもあるようです。
次に騒音対策グッズとして販売されている、おすすめアイテムを紹介します。
ギターの騒音対策グッズ
「うるさい」と指摘されたギターの音そのものを消音してしまえば、部屋を防音仕様にしたり場所を変えたりする手間は省けます。
昨今ではいろいろな防音グッズが販売されているので、選択肢も多く大変便利です。
音量が小さくなってしまうので弾いていて物足りない方も多いかもしれませんが、小さい音量での練習は細かな音の違いが分かりやすいので、上達するためにも効果がありますよ。
ギターのおすすめ消音グッズ①:FEEDBACK SUPPRESSOR
こちらはライブなどでも使用しているプレイヤーが多い、本来ハウリングを防ぐためのグッズです。
サウンドホールから外に鳴り響く響きを遮断するので、消音器としても効果を期待できます。
アコギのサウンドホールに簡単に装着できるグッズです。
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参考価格: 1,210円
ギターのおすすめ消音グッズ②:弱音器
長らくある消音器として代表的なのが、こちらの弱音器です。
サスティン(音の伸び)をカットするので、響きそのものを無くしてくれます。
強い力で静かな夜に弾くと若干近隣住民に聴こえてしまうので注意が必要ですが、右手の練習にはなりますし右手・左手の同時進行の練習にも使えるようです。
ただし響きの練習はできません。
物足りなさは若干感じるようです。
ギターのおすすめ消音グッズ③:SILENT PICK
島村楽器にて販売されているサイレントピックは、紙のようなペラペラなピックのことです。
ただしストロークする際の当たり所によっては音量が大きくなってしまうので、深夜などは「うるさい」と言われてしまうかもしれません。
音の響きを最小限に抑えられる演奏になるように、注意しながら練習する必要があります。
ギターのおすすめ消音グッズ④:スポンジ
ブリッジ側に食器洗いに使用するようなスポンジを挟んで、弦の響きそのものをミュートする方法です。
こちらは防音グッズというよりは、日用品を使用する方法になります。
ちなみにスポンジ以外にもタオルやハンカチ、ティッシュを挟んでもサスティン(音の伸び)を無くすことができるのでおすすめです。
ただしこの状態で演奏すると「ペコペコ」というサウンドになるので、アコギを演奏する上での伸びやかな気持ちよさを感じることができないかもしれません。
ギターのおすすめ消音グッズ⑤:サイレンサー
30秒で装着できるサイレンサーですが、これはサウンドホールとサウンドホール周辺に吸音材を装着するものです。
着脱はとても楽ですが、防音効果は低いかもしれません。
サスティンも防音グッズにしては割としっかりしているので、部屋自体を防音する必要が出てくるかと思われます。
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参考価格: 960円
まとめ
ギターを練習する時に防音対策しないと、近隣住民の人との騒音問題になってしまいます。
高額な防音素材・防音グッズの方が確実に騒音問題を解決できますが、値段を無視して防音対策に精を出していると限度が分からなくなってしまうようです。
今の自分の経済事情と合わせて今回紹介した方法やグッズで効果的な防音方法を自室に施すことが大切になります。
その上で、楽しくギターの演奏・練習をしてくださいね。