トイピアノのおすすめ5選をご紹介！

トイピアノ、と聞くと真っ先に、子供用のおもちゃの小さいピアノを思い浮かべるのではないでしょうか。チリチリ、キンキンと、普通のピアノとは違い、やや金属的な音を響かせ、しかし耳障りでもなくどことなく懐かしさを感じる音を出すあのミニピアノ。

子供のころ、大きなピアノはまだ買えないから、でも音楽には触れさせたいということでご両親から買ってもらった方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、自分が親の立場になり、お子さんに買い与えた、という方もいらっしゃるでしょう。

どうしても「子供向けのおもちゃ」というイメージがあるトイピアノですが、実はかなり本格的なトイピアノが出ているのをご存知ですか？それはもうおもちゃの範疇を越え、立派に一つの楽器として成立しており、その世界はなかなかに深いのです。

本格的な、と言いつつ「トイ（おもちゃ）」というのもなんだか矛盾していますが、世界にはトイピアノで本格的に活動するピアニストの方もいらっしゃるほどです。

こちらではトイピアノの魅力をたっぷりご紹介していきます。これを見たらもう「単なるおもちゃ」などとは呼べなくなってしまうはず！？

トイピアノと普通のピアノ、違いは、というとまず言わずもがな、「大きさが違う」となります。大きさが違うのは、鍵盤数がミニピアノは圧倒的に少ないから、です。

通常のピアノの鍵盤は88鍵ですが、トイピアノは25鍵～44鍵のものが多いです。対象年齢が低いものですと10鍵くらいからありますが、大体最低でも25鍵のものが多いです。25鍵あれば様々な曲が演奏できますから、それでもトイ、と呼ぶには十分すぎるミニピアノですよね。

なお、本来のピアノの鍵盤数がなぜ88から増えないのか、については下記記事を参照になさってください。

ピアノは弦をハンマーでたたくことによって音が出ますが、トイピアノは弦ではなく金属棒や金属管で出来ています。だから音がちょっと金属的なのですね。
ピアノのような指使いで弾こうとすると音がでないことがありますが、それも根本的な仕組み、作りが違うからなのでしょうね。

トイピアノも鍵盤はピアノと同じように作られていますが、音の高さは違うものが多いです。例えば「ド」の音もピアノの「ド」とは高さが違います。しかし音の高さがピアノと違うだけで、音階としてズレているわけではありませんからトイピアノで演奏は十分に可能です。

最近、高価なトイピアノは音の高さもピアノと合わせて作られているものも多いようです。そうなってくるともう、単に鍵盤の数が少ないだけのピアノ楽器、であり、おもちゃの域を越えてきていますよね。

トイピアノの生みの親ともいえるシェーンハットのトイピアノは大変人気が高いです。こちらは国内正規品となっており、安心感もあります。
鍵盤数は25、通常のピアノと同じサイズの鍵盤幅、ということでこれからピアノを始めたいというお子様にも最適。

また、大人でも趣味でトイピアノを弾く、という方にも大変おすすめです。

コルグのトイピアノは電子ピアノですが、弾いても楽しいですし内臓曲が50曲もあるのでBGMとしても楽しめるところが人気です。アンティーク調っぽいデザインも素敵ですよね。

鍵盤数は25、単三電池6本で綺麗な音色を楽しめます。

ピアノといえばヤマハと並んでカワイ、ですよね。カワイでもミニピアノが作られています。こちらはグランドピアノを模したデザインで、なんと、蓋部分も開く仕様です。

鍵盤数は32。お子さんが楽しみながら弾くには十分な鍵盤数ですし大人でも楽しめますね。

クレラのトイピアノはなんといっても価格の優しさがおすすめポイントです。25鍵盤、この見た目のかわいらしさで1万円しないというお得さです！
お子さんにとっても初めての楽器、というのでもいいですしこれから本物のピアノを始める前の練習でもいいでしょう。
カラーバリエーションも豊富なのでお好きな色を選べますよ。

最後に、やや高価なものになりますが、シェーンハットからやや本格派のトイピアノをご紹介します。
こちらはベンチつきなのですが小学校に上がる前のお子さんくらいまでなら余裕で座って弾けそうですね。
また、大人の方でもこのトイピアノで演奏しているのもお見かけします。おもちゃで終わらせず、本気でトイピアノをやってみたい！という方にはこちらをおすすめします。

こちらではトイピアノの魅力や、おすすめのトイピアノをピックアップしてご紹介しました。

色々調べてみると本当に本格的になっていて驚きます。もちろんそれだけお値段も張るわけですが、ピアノを嗜んでいる者が見ればちょっと弾いてみたい、という気になりますよね。

なお、トイピアノは鍵盤が少ないですから通常の楽譜だと合わないものも多いと思いますが、トイピアノ用の楽譜というのも出ているので、気になった方はチェックしてみて下さい。

余談ですがカワイのトイピアノはたくさんあるのですがヤマハが見当たらなく、意外な印象でした。