ピアノ初心者におすすめのクラッシックの楽譜3選!【簡単/人気】
もしピアノ教室に通っている方なら、大抵の場合、先生が楽譜を用意して下さいますね。
ただ昨今は、社会状況や仕事の関係で、初心者でも教室には通わず、独学やオンラインでの不定期レッスンで、勉強する方も増えています。
そんな初心者の方の為、ピアノ楽譜選びかたを解説します。
ピアノ初心者におすすめの楽譜の特徴は?(選びかたのコツ)
初心者の楽譜は、調性があまり難しくなく、(調号が多くともせいぜい2つくらいまで)、長さもあまり長すぎないもの(見開き2ページ前後)のものが弾きやすいです。
また、左手の動きが忙しすぎず、メロディも細かくないものも、弾きやすいです。
バイエルなど、いわゆる初心者の「練習曲」っぽい曲集には、これらに確当するものが多いです。
やはり、有名曲や自分の好きな曲も弾きたいものですよね。
その場合には、以下を参考にしてみて下さい。
①自分のスキルに見合ったものを探そう
最近は、売られている曲集にはたいてい「初心者向き」や「上級者向き」など、難易度が表示されているものが多いです。
「初心者向き」とは書かれていても、実際は少々難しいものもありますが、目安の一つにはなります。
最近は充実してきている、ダウンロード楽譜サイトでは、同じ曲が、同じ「初心者向き」と書かれても全く違うアレンジでいくつか載っていることも多いので、ぜひ見比べてみてください。
YouTube動画の例がついていることもありますので(弾く手元を映し、実際弾いている鍵盤のイメージを観られるものもあります)色々比較してみるのもよいでしょう。
調性、音符の量、長さなど、見比べてみて、自分のスキル(今までに弾いたことのあるものと比べてどうか?)で対応できるか?イメージしてみてください。
例として下記に、「パッヘルベルのカノン」初心者用と銘打たれているものを3点あげます。
曲の一部と、楽譜サンプルをみることができます。
入門、初級、とおのおの謳われていますが、かなり開きがありますね。
①入門用
②初級用
③初級用(ややむずかしめ)
②アレンジ傾向や曲の長さが、納得のいくものか
クラシックの場合は、いわゆる「名曲」や「有名曲」には、原曲通りだと非常に難易度の高いものもあります。
でも「どうしても弾きたい」というものもありますよね。
昨今は、たいていの名曲は、初心者用に弾きやすくされた楽譜が売られていることも多いです。
自分のスキル内で楽しむ(知ってるメロディに伴奏が付き、曲がりなりにもピアノソロとして完結できる)のも大いなる手です。
ただ、原曲との調の違い(難曲は往々にして調号が多く、黒い鍵盤が多いことがあるため、やさしい調に書き直されていることが多い)音符の量の違い(複雑に動く伴奏形が簡略され動きが少なくなっている)により、なんだか、イメージが・・・ということもあるかもしれません。
YouTubeなどに、部分的にでも演奏例が載っている楽譜もありますので、ぜひ聞いて、自分の納得いくイメージになっているか、確かめてみてください。
指使いや記号記載有無、音符の大きさもポイント
独学で弾いていると、ちょっと指の動きの難しいところは、悩みどころですね。
指使いは、なるべく丁寧に書いてある譜面が望ましいでしょう。
また、曲の表情や大きさの記号も、しっか書かれているもののほうが、曲をクオリティ高く仕上げるための指針になります。
また、音符はあまり小さすぎないサイズのもののほうが、譜読みもしやすく、多少楽な気持ちで弾けます。
ピアノ初心者におすすめのクラシックの楽譜3選
「初心者用」でも、まったく始めたての方用のものや、子ども用のもの、多少経験のある方用まで、ふり幅は多少あります。
今回は、ふり幅別にご紹介しましょう。
①らくらく弾ける!クラシック名曲集
らくらく弾ける!クラシック名曲集
参考価格: 1,650円
「入門」とも記されているように、ほぼピアノキャリアも入り口で、独学で譜読みも苦手という方にお勧めです。
仮名もついており、指番号の解説も丁寧にされています。
子供用にも見える表紙ですが、「白鳥の湖」や、「威風堂々」「愛のあいさつ」など大人が弾いても楽しい、クラシックの名曲が満載です。
アレンジはかなり簡単になっています
②かんたん!すぐ弾ける!クラシック名曲100選
かんたん!すぐ弾ける!クラシック名曲100選
参考価格: 1,430円
こちらは仮名は振ってありませんが、アレンジはやさしめです。
指使いはとても丁寧に書かれ、曲の長さも見開き2ページ程度のものがほとんどです。
左手が難しく負担にならぬよう、少ない動きでも美しい響きになるよう工夫されたアレンジになっています。
人気の曲が多数載っています。
③ピアノ名曲120選 初級編
ピアノ名曲120選 初級編
参考価格: 1,210円
こちらは、バイエル~ブルグミュラー程度と、少し初心者でも進んだ内容になっています。
原曲通りや、原曲にほぼ近いしっかりしているアレンジになっています。
子どものころに少し習った方などに適しています。
いわゆる「名曲、有名曲」が多く掲載されています
ピアノの初心者には、エチュード楽譜も大事
クラシックは名曲も多く、弾きたい曲もたくさんあると思いますが。
ピアノはやはり指がスムーズに動いたほうがいいですね。
水泳など運動をする前にも、必ず「準備体操」をして体をほぐしますね?
ピアノにとって大切な指運びのポイントは「五本の指の独立」「音階(スケール)練習」「アルペジオ(分散和音)」練習などがあります。
これらの基本的な練習を少しづつでもすることにより、指が円滑に動くようになり、結果として、自分の弾きたい好きな曲も、早く弾けるようになります。
短い4~8小節程度のウオーミングアップをするだけでも、指のスムーズさはだいぶ変わりますので、ぜひトライしてみてください。
これらを、効率よく練習する「指のウオーミングアップ本」を紹介いたします。
①指の動きを良くするピアノ・ワークビギナーのためのHANON
指の動きを良くするピアノ・ワークビギナーのためのHANON
参考価格: 1,100円
有名な「ハノン」ですが、原本はかなり細かく分量も多いため、超初心者には少し荷が重いことも。
この教本は、超初心者にも無理なくできるよう、練習曲の長さはとても短く、大きな音符でポイントを絞って書かれています。
指の独立も、各調のスケールも、アルペジオ練習も、短いながらしっかりと練習できます。
②おとなのハノン~指の動きを良くする、ピアノ・トレーニング・ブック
おとなのハノン~指の動きを良くする、ピアノ・トレーニング・ブック
参考価格: 1,100円
①のものよりは、課題分量が増え、少し長めのサイズになっていますが、すっきりと見やすく書かれています。
スケールやアルペジオも、効率よく練習できます。
少し経験のある初心者の方はこちらから使ってみるもの良いですね。
ピアノ初心者楽譜選びまとめ
楽譜の選びかたのポイントなどをいろいろとご紹介してみました。
クラシックピアノには素敵な名曲がたくさんあり、自分で弾いてみたいという方もとても多いと思われます。
自分に合った楽譜を見つけ、また並行して少しづつ指を鍛えていくことにより、きっと夢がかないます。
ぜひ色々トライしてみてくださいね。