ピアノ発表会のプレゼントの花束の種類や相場を紹介！【子ども/マナー/予算/バレエ】

親しくしている方や友人の子ども、また姪っ子や甥っ子などがピアノの演奏会に出演されることになり、ご招待を受けることもあるかと思います。

ご招待を受けて手ぶらで演奏会に行くのもなんだか気が引けるものですし、ご友人や子どもたちが素敵な演奏を披露してくださる、とあれば「お疲れさまでした」「よく頑張ったね！」という気持ちをプレゼントで示したいと思うこともあるでしょう。

ピアノの発表会などの、演奏者へのプレゼントとして一番人気があるのが花束です。

しかしピアノの演奏会などで花束をいつ、どのタイミングで渡せばいいのか、迷う方は多いのではないでしょうか。
今夏の記事では、ピアノの発表会で花束を渡すタイミングや、どんな花がいいのか、また花束の値段相場などをまとめています。

ピアノの発表会で花束をわたすタイミングとして一番適しているのは、演奏会の全てのプログラム終了後がその１つです。会場のロビーなどであれば直接渡すことができ、頑張ったね、など声をかけることもできます。

お子さんの場合はプログラム終了まで会場に残っていないことも考えられますので、その場合には演奏が終わって休憩のときなどにお渡しすれば良いでしょう。

花束など大きなプレゼントは受付で預かる、と言われることがあります。このことについては詳しくは後述しますが、大規模な発表会の場合、受付が準備されていることが多いです。花束は受付に預けるとスタッフさんや先生から渡して貰えることがあります。

また、ご自身の都合で演奏会が終わるまで残っていられない場合などはスタッフの方から渡してもらえたらありがたいですよね。受付に預ける場合には、ご自分の名前やメッセージなどを忘れないようにしましょう。

生徒数が比較的少ない小規模の発表会の場合は、演奏が終わり、演奏者がステージからお辞儀をした後のタイミングで直接渡すのもありです。

しかし、その場合は他の生徒さん、とくにお子さんたちへ影響のないよう、舞台袖で渡すなど配慮も必要になります。

また、演奏直後にお渡しする場合はくれぐれもプログラムの進行のさまたげにならないように注意が必要です。

子どもさんへの花束はどんなお花がいいでしょうか？

相手が子どもさんなので、ご自分で手に持ちやすい大きさのものがいいでしょう。あまり大きく立派な花束は持ち帰ったりするのも大変になってしまいます。長さがやや短めのお花がいいですね。

季節に関わらず花屋さんにあるものとして、ガーベラはお子様向けの花束として人気があります。色のバリエーションも豊富なので、女の子、男の子どちらにも選びやすいお花です。

お花屋さんにいって「ピアノの発表会に…」ということと、大体の色を伝えると、見合ったブーケを作ってくれるケースもあります。渡す相手が子どもなら、ブーケもおすすめですよ。

花束をご用意する際の予算というのは気になるものですよね。

子どもさんへの花束の値段相場は、小学生であれば大体1,000円～2,000円程度です。中高生になると2,000円～3,000円程度が相場でしょうか。

1,000円でも綺麗に見栄えのする花束、ブーケは作ってもらうことができますので、事前に色々花屋さんをリサーチしておくのもおすすめです。

相手が大人の場合、どんなお花が喜ばれるでしょうか？

大人の方がピアノの発表会に出場される場合、華やかなドレスなどを着る場合も多いです。それを想定し、花束もなるべく豪華に、ゴージャスに見えるようなのがおすすめです。例えばバラやユリは花自体も大きく、見栄えもいいので花束として選ぶ方も多いです。

もし、当日着る衣装がどんな感じなのか事前に知ることができれば、それに似合う色の花束でも良いですね。

人の方への花束の値段相場は、これはお相手とご自分との関係性の深さによっても変わってきます。

とても親しいご友人である場合はやはりお値段も張った素敵な花束をプレゼントしたくなってしまうでしょう。逆に、そんなに気を使ってくれなくていい、と言われてしまう場合もあり、迷うところかと思います。

しかし一応相場を見てみますと、大人への場合は大体3,000円～5,000円くらい、のようです。ですが、10,000円くらいの花束をプレゼントされる方もいらっしゃるようです。ご予算としては大体5,000円くらい、と見積もっておきましょう。

ピアノの発表会では受付が設置してあり、花束を持っていくとこちらでお預かりします、と言われることがあります。せっかくの発表会、直接お渡ししたい、と思う方もいらっしゃると思いますが、これも一つのマナーですので行かれる前に理解しておきましょう。

あまり大きな花束ですとラッピングのカサカサした音が静かな会場内に響き、耳障りとなってしまいます。
また、お隣の方に対して邪魔になってしまうことや、香りがきつい花ですと匂いが充満して発表会を楽しむどころではなくなってしまうことも。

そういったことへの配慮から、最近では受付に預ける、というのは一般的になっています。

演奏直後に演奏者に直接渡す、という行為は、プログラムの進行を妨げる原因にもなりますので、できれば避けた方が良いでしょう。

発表会会場は大体が時間で借りている場合がほとんどですので、その行為によって時間が押してしまうことは参加している方々みんなへのご迷惑となってしまいます。

また、次に控えている演奏者の方への影響もあります。緊張して出番を待ちながら精神集中しているところに、前の方が花束を受け取ることで時間が空いてしまうとせっかく気持ちを集中させていたのに途切れてしまうことになりかねません。

そして、特にお子さんの場合、貰える子と貰えない子の間で差が生じてしまうことはのちのちトラブルにも結び付きます。ですから、演奏直後に直接お渡しすることはあまりおすすめできず、できればロビーなど演奏に影響が出ない場所でお渡しするのが良いでしょう。

ほとんどの発表会が、先生が主催となって色々とりまとめていることが多いです。生徒さんたちのレッスンからご自分の曲の準備まで、当日までとても忙しい日々と送ってくると思います。そんな先生にもやはり感謝の気持ちを込めて花束をお贈りしたいですね。

先生への花束は生徒の親御さんたちがとりまとめて大きな花束を買ったりするのが一般的です。

渡し方は、先生の演奏が終わったところで代表の子たちがステージ下から渡す、また、会場と相談して先生の演奏直後にステージ袖から出て行って代表の子どもたちが直接渡す、あるいは集合写真のときにお渡しする、などがいいですね。

ピアノの発表会などでお渡しするプレゼントは花束がダントツに多いですが、敢えて他のものを贈りたい、という方もいらっしゃるでしょう。受付などがない場合、会場内でかさばってしまってマナー違反になってしまう、という可能性もあるので、事前に把握できない場合は花束は避けて別のものにしようと思う方も多いのではないでしょうか。

花束以外でピアノの発表会で渡しやすいプレゼントでは、ぬいぐるみなどがあります。特に相手が子どもさんである場合は、花束よりもぬいぐるみのほうが喜ばれるかもしれません。また、お菓子やかわいい文房具などもよく選ばれているようです。

ちょっとおしゃれなものとして、ピアノがモチーフのアクセサリーやグッズなどもなかなか気が利いていておすすめですよ。

男の子への花束のプレゼントですが、男の子だからイコール青系がいい、という発想になりがちです。しかし青い色のお花というのは意外と少ないものです。あっても高価だったりしますね。

青系のお花の代表としてデルフィニウムやブルースターなどがありますがやや小ぶりのお花なので花束にした場合あまり映える感じはしません。青系にこだわらなければ、色々ありますのでその子が好きそうなお花を選んであげてください。男の子だから青、とこだわらなくても、気持ちを込めて花束をお贈りすればどんなお花でも嬉しいと思うものです。

また、男の子であればプレゼントは花束にこだわる必要もありません。今時の流行りのおもちゃやお菓子、文房具なども喜ばれますよ。

ピアノの連弾はお2人で息を合わせて弾くことで完璧な「一つの曲」になるものです。そこまで到達するにはお2人で何度も何度も一緒に練習をしたことでしょう。苦労したことも多かったはずです。

そういうことを考えると、できれば相方さん（たとえ知らない方だったとしても）にも同様にプレゼントを差し上げたほうが良いですね。お2人とも同じように苦労して練習して今日の日を迎えていらっしゃるわけですから、どちらも労って素晴らしかったとお伝えしたいものです。

特にお子さんの場合はどちらにもあげるのがおすすめです。子どもさんはデリケートなので自分だけ貰えなかったとなるとモチベーションが下がってしまうことにもなりかねません。

この場合の金額相場ですが、できれば2人ともに差を付けず、同じものを差し上げるのが良いと思います。お子さんであれば1,000円～2,000円、大人であれば3,000円～5,000円くらいですね。

花束を受付に預けることもありますから、メッセージカードにメッセージや名前を添えておくのはおすすめです。誰からの花束、贈り物なのか分かりますし、知らない人からのプレゼントは受け取りづらい、という心理も働きますね。

また、頑張ったね、や、とても上手だった、などのメッセージは、とても励みになり、貰った側のモチベーションも上がるものです（大人になっても嬉しいものなんですよね）。

ピアノの発表会などで花束など贈り物をする際には是非、お名前と、一言でもいいのでメッセージを添えると喜ばれるでしょう。

バレエの発表会でも基本的にはピアノの発表会と同様と考えて良いでしょう。バレエの発表会も受付が設置してあるところも多く、その場合は預けるのがおすすめです。

受付がない場合は花束をお贈りするのであれば全てのプログラムが終わってからお渡ししましょう。あまり大きな花束ですと会場内で周囲への迷惑になりますのでお花選びには気を付けてください。

バレエでも花束の予算、相場や、会場マナーもほぼ同じと考えてください。

こちらでは、ピアノの発表会で花束を渡す際のタイミング、そして花束の価格相場などをまとめました。あわせて、発表会におけるマナーも解説しています。

ピアノの発表会は、生徒さんたちはその日に合わせて全力で練習し、ご自身の持ちうる全てを発揮するべく集中していらっしゃいます。そこに「招かれる」形で参加するのであれば、そういった雰囲気を決して壊さないようにしなければなりませんね。

日頃の練習、努力を誉めてあげたい、感動の心をプレゼントに込めたい、という気持ちは受け取られる側もとても嬉しいものです。しかしその場合にはマナーを守り、受け取る側も、そして贈る側も気持ちよく、その日を終えられたらいいですよね。

迷われたら是非、参考になさってください。